- Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087473452
感想・レビュー・書評
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なんとも悲しく、激しいラブストーリー。
『若者たち』の中の舞台を見て、読んでみようと思いました。ドラマの中では、最後の闘争に出て行く前だったのですが、そのシーンは、小説の中でも圧巻でした。
すごく泣きました。切なく、虚しく、そしてここまで人を愛せるなんてと憧れました。
読みにくい部分もありましたが、すごく良かったです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
物語が進むに連れて神林の口調も態度も変わっていったというが全くそれが感じられずただ地の文で変わったと言っているだけ。その神林不在の組織の様子もなんだか悪い意味の腑抜けで全く緊張感がない。男たちも考えがコロコロ変わるヒステリックばかりで同じように見えた。ただ機動隊と全闘を行き来する話は面白かった
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約10年前、名古屋の小さな芝居小屋で見た。
当時最も勢いがあった、愛知学院大学演劇部「鯱」
彼らのつくる舞台は、プロをも凌駕するほどであった。
つかこうへいや鴻上尚史の脚本を、もてあますことなく
見事に演じていた。それは主演の田中美和と、
あごの長い団長の力量によるところが大きい。
アレから彼らはどうしているのだろうか。
この本を読みながら、あの頃の熱い舞台を思い出した。
内容は、1970年代全共闘時代の闘争の物語。
第4機動隊隊長山崎のめちゃくちゃな言動に
振り回される学生どもという構図。 -
かっこいい!!
さすがつかさん。
女のことを理解しているなぁと思った。 -
…すっごく悩みました。これをいれるかどうか。
この作品は、とてもとても大事にしている作品なんですが…。
同時に色んな思い出が、一緒につきまとうから。
何度読んでも号泣します。
いつ読んでも。
山崎のような男と出会い、愛し愛されたなら幸せだろう、
と心の底から思います。
こんな生き方に憧れるのは、絶対に自分がこうなれない、と
どこかで諦めているせいなのかもしれません。
しかし、この舞台は内田有紀さんバージョンを見ただけなのですが、
富田靖子さん@神林美智子、
筧さん@山崎一平バージョンを是非みたい!!と思っています。
あー…、この作品、思い出すだけでも泣けてくるんですよ…。