新版 ソニー燃ゆ (集英社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087473650

感想・レビュー・書評

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  • モノづくりの技術社のエピソードはやっぱりいいなあ。「プロジェクトX」なんかにも通ずるところがあるけど。

    本自体は出井さんにかなりの比重をおいているが、でもなんといってもこの本のクライマックスは、盛田さんの奥さんが盛田さんに井深さんがなくなったことを伝えるところだ。それを聞いた盛田さんがワーッと泣き出し、声にならない声をあげたところは、年老いた男の長年の友情に対する思いが溢れていて、おもわず電車の中で涙がでてしまった。日本の新しい時代、ソニーという新しい企業の出発点を築き上げた二人だからこそ、こうした友情が切実なものとして訴えかけてくる。

  • 大曽根語録。

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著者プロフィール

昭和21年三重県生まれ。早稲田大学政経学部卒業。東宝を経て、ソニー勤務時に「けさらんぱさらん」でオール讀物新人賞を受賞し、作家となる。『ソニー燃ゆ』『ソニーを踏み台にした男たち』などのノンフィクションから、『恐怖がたり42夜』『横濱幻想奇譚』などの小説、歴史上の人物検証『裏・義経本』や『現代語で読む野菊の墓』『「世界の大富豪」成功の法則』『広報がダメだから社長が謝罪会見をする!』など著書多数。「いつか読んでみたかった日本の名著」の現代語訳に 『五輪書』(宮本武蔵・著)、『吉田松陰「留魂録」』、『養生訓』(貝原益軒・著) 、『石田梅岩「都鄙問答」』、『葉隠』(いずれも致知出版社)、古典の現代語抄訳に『超約版 方丈記』(小社刊)がある。

「2022年 『家康の決断』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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