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この作品からのみんなの引用
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愛する男との別れはつらい。けれど、愛する男に失望する方がもっとつらい。別れは、その時は我を失うほど悲しんでも、いつか「あんなこともあった」という思い出に変わってゆく。けれども失望は、思い出としてさえ残らない。いや、残したくない。忘れることにだけ心を砕かなければならない人間がひとりいる。それは、とても悲しい。ただ、悲しい。
― 133ページ -
実際、狡い男というものはこの世にたくさんいて、自尊心を守るために見栄と臆病を鎧にしなければ、足元をすくわれてしまうことがある。大人の女なんて、実際には存在しないにもかかわらず、そういう女になることが結局は自分を救う手立てになってくれるのだ。
― 87ページ -
恋はしたい、結婚もしたい、子供も欲しい。その望みは多くの女性が持っているものと同じで、決して贅沢を言うつもりはないのに、心のどこかで、自分にはもしかしたら手に入らないのではないか、と考えている。この世の中に、当たり前のように存在するすべてのことも、いつもほんの少し運の悪い人がいて、指をくわえた傍観者になる。それが自分にならないと、どうしていえるだろう。
― 188ページ
みんなの感想・レビュー・書評
一気に読めた。
めっちゃ素敵な話でした。同年代で内容が共感できるというのもあると思うけど、その辺にありそうな(ないかな…)日常が丁寧に描かれていた。恋愛、友達、家族、仕事。
悩むよねそれ!という内容が盛り込まれてた感じ。
女友達との関係も嫌らしくなく読めた。
美枝子が一番友達にしたくないタイプ。さつきはすごい。
さらに母親・家族との関係も読み応えあり。真緒の母親は強いね。
「女はね、勝ち戦は自慢しないものよ」
さつきの出産シーンには涙涙。。
真緒のように、結婚したい!恋愛したい!って切望してる時ほどできなくて、仕事に一生懸命だったり、キラキラ輝いてる時には誰かが見ててくれるものなんだろうと思う。
29歳を迎えた女性の1年間を描いた物語。
年下の男に遊ばれ、お見合いは断られ、リストラされ、友達に不倫を疑われ、なんともついていない主人公。
印象的だったのは彼女が思う「寂しい」という気持ち、考え方が同じだったこと。思わずそうなんだよね、と共感してしまった。
しかし、唯川さんが描く人は本当にリアルでわかりやすい。
いるよね、こういう最低な男(女)と思う登場人物が数人。
小説の中だから、むっとしてもすぐ忘れられるけれど、実在していたら自分はどうするだろうと考えてしまった。
29かぁ。29の時は何していたかなあ。今より子どもだったとも思えない。でも今の方が、ずっと楽しい。
20代女性が避けられない壁にぶち当たって、それでも強く生きていくお話。こんな風に乗り切れる人は少ないかもしれないけど、不器用な主人公に好感がもてます。毎日の過ごし方とか気の持ち方とか学ぶべきことが出来ると思います。
珍しく(?)ドロドロしない唯川作品
だけど、やっぱり微妙な女心を分かってる~!と思わされる。
そして三十路を境のように、色んな生き方を決めていく主人公たちが
なんとも身近でした
表紙のデザインとタイトルにひかれて購入
主人公が30手前の女性ということもあって、まだよくわからないところが多かったです
もう少し年を重ねてから読みたいかんじ
女性は三十路も前になると、こうももろくなるものかと・・・。
文章ははじめから終わりの20ページあたりまでずっと暗いまま。
それなりにいつもどおりの唯川文学であるため、その点は評価できる。
しかしながら、暗すぎるところがいささか傷ではなかろうか。
唯川さんの恋愛小説。 今年に入って唯川作品読みすぎて内容がごっちゃになってきました。 寂しいけど少し距離置こうかな…笑 29歳の誕生日から始まり、30歳の誕生日で終わる1年間のお話。 年齢的にはちょっと早すぎますが…面白かったです。 なんか唯川作品読んでいると逆にOLもやってみたくなるのは私がまだ子供だからでしょうか? なぜかOLに憧れてしまう…将来の夢でないのに。... 続きを読む »
29歳を迎えた真緒の日々は、ブルー一色。年下の男との恋は遊びに終わり、結婚に逃げ道を求め見合いをしても見事に失敗。その上、会社ではリストラの対象にされて。恋も仕事も、すべてが中途半端。そんな真緒の背中を押すのが3度の離婚を乗り越え今また新たな恋に燃える母と、シングルマザーの道を選ぶ大学時代の友人さつき。30の大台を目前に、自分の足で一歩を踏み出そうとする真緒の一年。
前半は主人公と一緒にイタイ気分を味わい憂鬱(笑)。でもラストは想像以上の清清しさで気分よく寝れました。2008.12.26読了。
私の中ではかなりのヒット。
ちょうど仕事に行き詰っていたときに読んだため、共感することが多かったのがヒットの要因ではある。
だけど唯川さんの小説はただ面白かったり共感したりするだけではなく、読み終えたときに「頑張ろう!」って気にさせてくれるものが多い。
今回も主人公の自分にはない前向きな姿勢がほんとに励みになった。
主人公が30代を目前にした29歳OL、という設定がかなり感情移入できました。同じようなこと考えてたな〜と共感できる点がたくさんあったりして。
「お見合い」というものに対する考え方や態度、中堅ながらリストラという波にもまれる立場、新たに始めようとする心。どれもおそらく主人公と同じ年齢の独身女性なら、思い悩む部分だと思います。
特に前半のOL時代の話は痛かったな〜(^^;;;。気持ちがわかりすぎて痛いのなんの(笑)。
年下男との恋はうまくいかず、見合いも失敗。会社ではリストラの対象に。すべてが中途半端な29歳の真緒が、30代を前に成長していく話。女はいつまでも女、です。
主人公が29歳〜30歳を迎えるまでの1年間の話。1年とは思えないほど波乱万丈。29歳ってこういう年なんだなとヒシヒシと感じられます。仕事も満足にできず、かといって結婚という逃げ道もない八方ふさがりな状態の主人公が、シングルマザーとして生き、新たな幸せをつかもうとする母や、同様にシングルマザーとして生きていくと決めた友人、結婚して幸せになったと思われていたが、実は不満だらけだった友人な
ど、周りの様々な人物と関わる中で変化していきます。どんどん魅力的になっていくなーと思うし、実際はこんなトントンにはいかないかなって思うけど(こうなったらいいなという希望もこめて)いい話です。人間、落ちたら上がるしかないのです。
赤川次郎の「結婚以前」とかぶります。<br>
<br>
が、やはり女性の手だけあって、三十路前の女の<br>
孤独の表現が的確。「ぐわ〜〜〜〜!うまいこと言うなぁ!」と<br>
何度唸ったことか。<br>
<br>
「三十路前の女」という設定としては、乃南アサの<br>
「パラダイスサーティ」、↑にも書いた赤川次郎の「結婚以前」と<br>
同じです。しかも三作とも終わり方もそっくり。<br>
<br>
物語を完璧なフィクションとして、水戸黄門的に終わらせるなら、<br>
落ち着くとこに落ち着かせるんでしょうが、そうしてないところが<br>
すごくリアル。<br>
<br>
残念なのは、プライベートの終わり方がリアルなのに反して、<br>
仕事方面がうまく転がりすぎの感はありますね。<br>
そんなうまいこと行くかいな。(;´Д`)=3
私は将来、何かの目標をもって働けるんだろうか?居場所を見つけられるんだろうか?ちょっと心配になるけど、でも飛び出すことが大事だって教えてくれる本です。
女29歳から30歳
微妙なんです・・・会社も恋もうまくいかない
こんなはずじゃなかったのに〜って感じで
でも、このまま?違う展開
それは、主人公の心の変化がもたら変化
こういうふうに脱皮出来たらいいな・・・
イブに買ったらネタになるなと思って読んだ <br>
こうなりたくないなと思っただけ。<br>そして、そんなに旨く行くもんでもないでしょうと。<br>あ、小説だからこそなのか。。。






