白夜行 (集英社文庫)

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著者 : 東野圭吾
  • 集英社 (2002年5月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (864ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087474398

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白夜行 (集英社文庫)の感想・レビュー・書評

  • 2017.6.8読了
    面白い、長編だが一気に読んだ。

  • なんだかもう、悲しかった、2人はこうするしかなかったのか…

  • きっとこんな展開になるだろうと予想しながら読み進めるのだが、最後の最後に私の期待を裏切ってくれた。二人の間にどんな気持ちが交わっていたのかすらもはっきりとは書かれていない。読書好きの想像力を刺激される。是非幻夜も読んでみたい。

  • 10年ぶりくらいの再読。

    読み始めから迫力を感じました。
    主人公二人の心理描写一切なしで想像するしかない楽しさ。
    各事件の鍵が後からさりげなく出てくる所に気付いたときの嬉しさ。

    最後はなんかあっさりしていた気がしますが。

  • 2017/4/30

    ドラマで観たので、事件の内容は知っていたのに、それでも先が気になってどんどん読めた。
    読みながら、読み終わった部分のあの出来事も!あれもまさか!って気づいたり、ゾッとするけどおもしろかった。
    それにしても悪いのは全部大人。ふたりとも被害者。

  • 読み終わって、これは素晴らしい、傑作だ、と思いました。心が動かされた作品でした。

    1973年、大阪にある廃墟ビルで、質屋を営む男が殺されます。その被害者の息子桐原亮司と、容疑者の娘西本(唐沢)雪穂の、二十年にも及ぶ物語です。当初彼らに繋がりはなさそうに思えましたが、彼らはずっと“共生”していました。

    物語の終盤で“質屋殺しの動機(p792)”に気付いたとき、私も篠塚一成と同じように目を見張りました。亮司と雪穂が太陽のない白夜のような人生を歩んでいること、二人から悲哀が感じられることに、納得しました。

    雪穂は、したたかで冷静で不気味で恐ろしい人物だと思っていましたが、根元を知ると、彼女を責める気持ちはなくなりました。むしろ、同情の念を抱きました。世の中の狂った大人たちに対する嫌悪感が残りました。

    二人は罪を犯し、周りの人たちを不幸にもしてきました。けれど、二人には幸せになってほしかったと思ってしまいました。

  • 10年ぶりくらいに再読。もっとかな。相変わらずとんでもない重さの文庫本で、でもこれを上下巻に分けてしまったら魅力は半減するんじゃないかなと思います。文庫にはあるまじき持ち歩けないほどの重さですし、ちょっと手首がしんどいのですが、東野作品の最高傑作だと思うので我慢です。一番好きな東野作品は別にありますが、間違いなく彼の一番の代表作と言っても良いのではないかと思います。
    主人公ともいえる雪穂と亮司視点のシーンが一切ないことが、より一層凄みのある作品になってます。多分2人がチラリとでも自分の感情や気持ちを語っていたら白けたかもしれません。あくまで限りなく黒に近いグレーで、雪穂と亮司の犯罪を臭わせているだけ。2人の間に信頼関係があるのか主従関係があるのかそれすら想像するしかないですが、雪穂が雪穂でいられるのは亮司の前だけで、亮司が亮司でいられるのも雪穂の前だけだったらいいなと思います。

  • 「昼間に歩きたい」と言った亮司と、「太陽は最初からなかった。だから失う怖さもない」と言った雪穂。
    男女の愛情よりも深い絆で繋がれ、同じく白夜の中を行く2人も、最終的には交わることなく孤独なままだったのだろうか...と思うような、暗い読後感でした。
    真相が明るみに出し切られることはなく、なんとも靄がかかった気持ちに陥ることもこの作品の醍醐味なのかな。

  • 2006年にドラマで知り、レンタルした映画でがっかりし、
    11年経ってやっと原作を読んだ。
    読んでよかった、ドラマと映画に欠けていた欲しかったものが原作にはすべてあった。

    ラストへの疾走感がとてもよかった。
    また読みたい。

    質屋の主人が殺された事件からはじまった、
    けれど本質はもっと前からあって子供たちに罪はなかった。
    被害者たちが加害者になり太陽をなくしてしまう。

  • 読書に関しては特にこだわりはありません、作家とかジャンルとかね。

    気になった作家やタイトルをメモしておき、ブックオフの100円コーナーにあれば買う→読む。図書館は利用しないです。ハードカバーばかりで文庫本がなく、返却が面倒くさいので。

    今回は人気作家です。
    メモされたきっかけは重松清「疾走」が好きで、あの読後感をふたたびって事でググっていたらひっかかった作品が「白夜行」、この小説だけでなく他にも色々とピックアップしてますので、この文章は何度となく私の感想文の冒頭に登場してます。

    分厚い本で100円とはお得、と思い購入しました。裏表紙のあらすじを読んでみても確かに「疾走」を彷彿とさせるストーリーだなと思い、楽しみにしながら読み進めました。

    分厚い本ですが、どんどん進みます。伏線がはられ、各章毎にうならされるオチ。主人公の男女が気になって気になって基本的に通勤読書なんですが、電車乗り越してしまいましたよ(笑)

    しおりが右から左に進んでいきますが、主人公達の布石もあらゆるところに打たれてます。え、残りのページで拾い上げられるの?って不安が。
    明確な拾い上げ無く、エンディングです。 これが裏表紙にある壮大な叙事詩って意味かぁ~

    「疾走」とは全く違います、ヤフー知恵袋で聞かれても「逆夜行」はオススメしません。いや、単純に面白い小説としては絶賛オススメ中ですが。

    二人の主人公は罪を犯すのですが、愚行ではないんですよね。バカではないんです、むしろ賢いのです、そろばんずくな犯罪なんです、「疾走」のような閉塞感があってないんです。
    そして、二人の主人公は状況からどこかで会い、罪を企て、寄り添いながら白夜を生きているんです、たぶん。だが二人の接点は全く描かれていません。きっとなされているであろう二人の会話も描かれていません。
    あえて描かない選択です、落語家が噺のオチを多弁に語らない様に。

    が、白夜を行かざるを得ない二人の背景が哀しいだけに、質屋殺人事件の全容も含めそこは描いてほしかったかなぁとも思うし、描かないのがこの小説のよさなのかなぁとも思う。いや質屋殺人事件の全容は描かれていますが、叙事詩的と言うか事象を最小限に書いているだけとの印象をうけました。

    著者は松本清張に影響を受けたそうなんですがそれは読んでいて感じました。
    いわゆる社会派推理小説。なぜ罪を犯すのか?うん、これは現在の「砂の器」だ。

    崩れ落ちるウェットサンドの十字架を背負い白夜の道を行く。陽の下を歩こうものなら堅くかたまってくれるものを私たちはそれが許されない宿命。つまづけば崩れた十字架に埋もれ息絶えてしまう。つまづいては駄目なのだバランスを崩したら駄目なのだ完全犯罪でないと駄目なのだ。


    この作品、直木賞にノミネートされましたが残念ながら選にもれました。
    氏のあえて書かない試みは評価されているみたいですが、受賞には至らず。


    砂の十字架を背負った主人公たちに感情移入したいのに作者がそれを許さない。もどかしさ、もやもや感が残る読後感でしょうか。質屋殺人事件の真相が徐々に明らかになるにつれ徐々に感情移入させてほしかったかもね。

    この「白夜行」には続編があるらしい。
    続編と公表されていないような感じもするが、続編らしい。

  • 読んでいてとにかく胸糞悪い本なのですが、何故か読んでしまう…
    長編なのに、結局読みきってしまった不思議な作品です。

  • 再読。
    三島由紀夫の天人五衰を彷彿とさせる終わり方だった。
    作者も意識したのでは。

  • かなり分厚かったけど、仕事の行き帰りの電車で読了。ドラマ、映画にもなっていたようで。今度観てみよう。

  • 人の暗い部分を描いていてすごく引きこまれた。かなり長いがこの長さもこの作品には必要なのだと思う。

  • 長かった~。面白かったけど、悲しいね。。。

  • テレビドラマを見始めて、展開、結末が知りたい!と思い、
    30代にして読書のきっかけをいただいた作品。
    テレビドラマがDay、原作がNightと言う感じ。
    この本をきっかけに東野圭吾の本を読みあさりました。

  • 作品にのめり込んだ。文章も読み易い。また、「疾風ロンド」のようなおどけた風も無く真摯だった。子供の頃に邪悪な扱いをされたトラウマが、世の中をまっすぐに見れなくなり、自ら邪悪な生き方を選択する。きっと何も喜びも無く。2017.2.14

  • エビとハゼの関係だった二人の最後が切なかった。

  • おもしろかった。ひきこまれた。
    最初、なんの話なのかさっぱりわからなかった。章ごとに時代が変わり、登場人物が変わり、混乱した。しかも事件・出来事は解決しないで終わってしまう。何が起きているのか、なんの意味があったのか見えてこない。はっきり言って最初は引き込まれなかったし、つまらないと感じた。読み進めていると2人の男女が浮かび上がってくる。でも2人の一人称の心情や描写はまったくない。他の登場人物からの視点でしか語られない。そんな不明瞭なことが続いていくが、だんだん2人が何をしたのか、どうつながっているのか、なんの意味があったのか見えてくる。パズルが埋まってく感覚にすごい引き込まれた。他人の視点からしか書いていないから想像するしかない、でもそれがまた楽しい。どんどん知りたくなって読み進めた。

  • 一冊の小説としては長い内容のものだが無駄がない。主人公達の語りが一切入らないという技法が不気味さを感じさせる。

  • 子供の時のトラウマが二人のモンスターを作り上げた。白夜の中で共生する男と女が人生で成功するために数々の犯罪に手を染めてゆく。一人の老刑事が犯罪を突きつめついに犯人逮捕直前までに追い込んだが、その顛末は、、、

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白夜行 (集英社文庫)の作品紹介

「白夜行」は今やミステリー小説の大家、東野圭吾の長編小説です。
質屋殺しの被害者の息子と容疑者の娘の二人が数奇な運命で結びつきます。もともと連作の短編として執筆された作品が単行本では長編として再構成されており、短編小説ならではの小気味よさと長編小説ならではのダイナミズムを併せ持つ壮大な小説となっています。

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