闇の花道―天切り松 闇がたり〈第1巻〉 (集英社文庫)

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著者 : 浅田次郎
  • 集英社 (2002年6月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (275ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087474527

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闇の花道―天切り松 闇がたり〈第1巻〉 (集英社文庫)の感想・レビュー・書評

  • 多分2度目だが、人情厚くかっこいいお話。

  • 年季の入った盗人、松蔵が、留置場は雑居房の中で夜な夜な語る昔話。時は大正時代、盗賊一家にもらわれた9歳の松蔵は、親方や兄弟子たちと深い絆で結ばれ…。
    著者ならではの、心に染み入るような人情話の数々でした。

  • 「心意気の熱い男たち」の物語。
    問わず語りに語る松蔵の口調がドンピシャで、子供のころに先生に『君は嘘つきだから、小説家にでもなればいい』と言われた、浅田次郎の本領発揮ともいうべき傑作。

  • 現在進行形のシリーズ物。
    現状4巻まで。


    伝説の怪盗が語る、
    大正ロマンの盗人秘話。
    平成の現代、
    盗人を引退したじいさんが、
    捕まってもいないのに牢屋泊まりにいって、
    囚人、警察に昔の話を聞かせてあげるって話。

    これは一言「粋」につきる。
    きらびやかな大正時代を背景に、
    歯切れよく気持ちいい、
    本物の江戸っ子の心意気。

    魚臭い田舎から出てきたおのぼりの自分には
    たまらなく洒落た憧れの世界が広がってる。
    ああ、自分は田舎モンだなあと心底思い知らされた。
    きっとこの先何年住んだって、
    本当のところはわからんのだろうなあって。


    ただ、
    ぐいぐい引き込まれて、読まされるんだけど、
    じいさんの昔語り形式の一話完結だからか、
    一話読んだら結構腹一杯になって
    続けて次を読むのには少し気合いがいる。

    でも、
    じいさんには長生きしてもらって
    もっともっと闇語りを聞かせて欲しい。

  • 読了!★★★★★ 数年ぶりに再読!浅田次郎天切り松シリーズ
    誰かに貸したのか無くしたのかわからんが、一巻だけ無くしてたので買ったついでに読んだ。

    大正六年———
    第一次世界大戦のまっただ中、呑んで打っちゃあ借金こさえる
    ろくでなしの親父に連れられて、松蔵は抜弁天の目細の安吉親分に売られていく・・・

    いやぁどの話も痛快!
    振り袖おこん、
    百面相の書生常、
    黄不動の栄治、
    説教寅、
    そして目細の安と、粋でいなせな盗人達!

    古き良き時代とも言える、日本人が素晴らしい美徳持っていた頃を見せてくれる。

    大正時代のモダンな雰囲気を、とても情緒豊かに細かく書いてあって、
    とてもおしゃれだ。

    「衣紋坂から」は涙無しには読む事のできない、姉弟の切ない物語。
    おさよ・・・せめてもう少しだけでも・・・

    まぁこのシリーズにハズレ無し。当然。

  • 江戸弁で語られる痛快な話!
    かっこいい大人たちがいい!
    分かっていても泣いてしまう、人情話!
    天切り松シリーズの大ファンです!
    全巻一気に読めます。最高!

  • こぼれ落ちるほどの粋、あふれんばかりの義理人情を堪能。
    登場人物が魅力ありすぎ。
    出来ればこの先、各登場人物の特技を生かしたクロスプレー的な見せ場を読ませて欲しい。
    シリーズ追いかけます。

  • 松蔵の語りで続いていくのにどんどん読める。おこんの話が特に好い。女の格好良さとか愛し方ってこういうことかもしれない。

  • 連作短編。

    【闇の花道】
    プロローグといったところか。松の語り口の小気味の良さ。カリスマ抜群らしい親分さんと、キャラの立った子分たち・・・・。物語に、ぐんと引き込まれた。

    【槍の小輔】
    まさかの展開、超年の差大恋愛(?)。「おこん」姐さんが、とても魅力的。
    別邸からの別れの場面が、ほんの少しデ・ジャ・ヴュな気がするのは気のせいか??

    【百万石の甍】
    目細の安、格好良し。
    前読の「シューシャインボーイ」もそうだったし、(原作は未読だが映画を視聴)「地下鉄に乗って」でもそう……。浅田さんの描く“父子”の話は、泣かせるねぇ。

    【白縫花魁】
    ・・・「続きを聞きてえか。」
    ………『はい、とても。』(笑)。

    白縫花魁……きっと、哀しい最期を遂げるのだろう予感が。


    【衣紋坂から】
    ・・・やはり、やっぱり、哀しい最期。
    やりきれないけれど……想像していた“悲しさ”とはならなかったのが、せめてもの救いか。


    ★4つ、9ポイント。
    2016.11.11.古。

    シリーズものだとのこと。
    当然、続刊も読むべし。

    昔……漫画雑誌にこのタイトルの作品が連載されていた。ヤングジャンプか?ビジネスジャンプか?

    当時は特に興味も牽かれず読みもしなかったけれど、タイトルにはありありと覚えがある。機会があれば、読み比べたいものだ。

  • 松蔵の話し
    がす~っと入り込む。浅田次郎は語りの天才。

  • 短編連作もの。粋なお話しが多いので、スカッとしたい人におすすめ!

  • 松蔵の語りについつい引き込まれてしまう。

    粋な人たちがいっぱい出てきて、かっこいい。

  • 江戸っ子の気風の良さだけは見習いたい。

  • 解説降旗康男氏。

    昔中村勘三郎さんの演じるドラマを観たことがあるのだが。

    年をとったせいか
    5つの短編のうち、前述の『白縫華魁』『衣紋坂から』も勿論惹きこまれるが
    『百万石の甍』が妙に心に残った。

    子が親を選べないって、、、と悲しくなるが
    シリーズ化しているようなので松の今後を楽しみたい。

  • 【状態】
    展示中

    【内容紹介】
    夜更けの留置場に現れた、その不思議な老人は六尺四方にしか聞こえないという夜盗の声音「闇がたり」で、遙かな昔を物語り始めた―。時は大正ロマン華やかなりし頃、帝都に名を馳せた義賊「目細の安吉」一家。盗られて困らぬ天下のお宝だけを狙い、貧しい人々には救いの手をさしのべる。義理と人情に命を賭けた、粋でいなせな怪盗たちの胸のすく大活躍を描く傑作悪漢小説シリーズ第一弾。

    【キーワード】
    文庫・シリーズ・時代小説・大正

  • 読み始めたときは、時代設定や登場人物に?マークだったが、読み進めていくうちにじわじわと来る。
    人を思う気持ちとは・・を考えさせられました。

  • この作品を読むと、人間にとって大切なのは、義理人情と信頼だって思う!
     小説の登場人物たちは、いずれも脛に傷を持つ連中で、男の生きざま、女の心意気とは、ほど遠い人生を歩んでいる。久しぶりに私利私欲よりも義理人情を重んじる世界を覗いた感じだった。

     博奕にはまった父は、妻を医者にも見せることすらできず、姉を吉原に売り、松蔵は義賊に売られた。老いた松蔵は、冬の留置場に現れ、拘留されている男たちと刑務官に、安吉親分の下で経験した話を語る。松蔵の話には、現代人が忘れてしまった。男の生きざまと女の心意気があった。

     舞台は、現代の留置場と大正時代を行き来し、男と女の生き様を描いているが、その実、私たちが心の底であこがれるのは、人情であることを示しているのではないかと思った。人は、どんな境遇にあっても、人を思いやることができることが幸せなんだろうなぁ~と感じた。

     粋でいなせな生き方とは、どのようなものなのか、語り継ぎたい人物とは、どのような人なのか、著者の意図したものではないかもしれないが、考えさせられる闇がたりであった。

  • 古い言葉が多く、少し読みづらかった。
    少し時間をおいてから、改めて読み直したいと思う。

  • 江戸弁の語り口調がたまらない魅力の小説。
    4巻まで読了「闇がたり」の説明からしてワクワク、最高のエンターテイメント小説だと思います。

  • 読み辛いと思いつつ、引き込まれました。
    浅田次郎は、縁がまありなかったけど、こんご、読むようになるだろうな。

  • ・あらすじ
    粋な犯罪者たちのはなし。江戸時代(てきとう)
    ・かんそう
    綺麗。かっこいい男と女。浅田次郎節が効いてるね。

  • 最初は、独特の語り口調に違和感を感じたのですが、途中から読み入ってしまいました。人情味あふれる物語。「衣紋坂から」がすごく泣けます。続きも読んでみようと思います。

  • ”天切り”とは家屋の屋根を切り破り忍び入る強盗の事。時は大正時代、警察の独居房にふらりと現れた一人の老人。そして誘われて自分の周囲にしか聞こえない野盗の声音”闇語り”にて自分の半生を語る。老人は伝説の泥棒”天切り松”。松が語るのは、関わりのあった忘れられぬ人の話。洒落と酔狂の極み安吉一家、幼き頃離れ離れになった優しい姉。古き良き時代の裏稼業の世相を愛と涙の人情絵巻でシットリと短編連作にて綴る。シリーズ本。ドラマにもなっているようだが、やはり浅田文学の美しきしらべを堪能しながら秋の夜長にしっぽり読むのがオススメかな~。

  • 天切り松、最高です!

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闇の花道―天切り松 闇がたり〈第1巻〉 (集英社文庫)の作品紹介

夜更けの留置場に現れた、その不思議な老人は六尺四方にしか聞こえないという夜盗の声音「闇がたり」で、遙かな昔を物語り始めた-。時は大正ロマン華やかなりし頃、帝都に名を馳せた義賊「目細の安吉」一家。盗られて困らぬ天下のお宝だけを狙い、貧しい人々には救いの手をさしのべる。義理と人情に命を賭けた、粋でいなせな怪盗たちの胸のすく大活躍を描く傑作悪漢小説シリーズ第一弾。

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