おいしいコーヒーのいれ方 (4) 雪の降る音 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
3.48
  • (214)
  • (296)
  • (825)
  • (43)
  • (7)
本棚登録 : 3258
感想 : 180
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087475081

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • おいしいコーヒーの入れ方第4弾。

    丈の巧みな作戦で、福岡の父親の元へかれんと二人で出かける事になったショーリ。できちゃった結婚で父と結婚する相手は
    昔隣に住んでいた初恋のおねーさんだった。

    第4弾はちょっと変わっていた。
    かれんが独り立ちしようと頑張っている。
    それを見たショーリは焦ってしまう。
    焦りからか、嫉妬、束縛、ケンカに発展。
    かれんも最初のうちはやさしく包んでいた。が、ショーリの執拗な嫉妬に苦しむ。
    ショーリもマネージャーのりつ子に告白され、無理やりキスをされてしまう。その場面を目撃するかれん。
    初めてのかれんの家出。

    それをうまく取り持つのが丈だった。いい仕事してるね(・∀・)
    かれんも嫉妬していたと、ショーリに嫌われるのじゃないかと気が気でなかった事が判明。
    大晦日にやっと仲直りが出来て、クリスマスにプレゼントし損ねた指輪も渡すことが出来た。

    さぁ、またこれからどうなっていくのでしょう?


    --------------------------
    親父が再婚するぅ?突然のビックニュースに福岡に単身赴任している父を訪ねた勝利。父と息子、男同士で過ごす夜、5歳年上のいとこ・かれんへの思いをはじめてうち明ける。まだまだ秘密にしなければならない恋だけど、少しだけ、全身。なのに美術教師のかれんには彼女に思いを寄せる同僚がいるし、大学生になった勝利は陸上部のマネージャーから告白されて。おおやけにできない恋ゆえの悩みが続く。

  • かれんは成長しようとして
    ショーリは嫉妬に苦しんで。。。

    恋愛は、最初は一緒にいるだけで
    幸せかもしれないけど、
    どんどん成長していかなきゃ
    いけないんだろうなって思った。

    さーっと読めるんだけど
    自分と重なる部分がいっぱいあって
    ちょっと考えさせられた。

  • ラストシーンのかれんを抱きしめたくてたまらん。そんな小説。

    「少なくとも僕は、箇条書きでかれんを好きになったのではなかった。彼女の全部が、ほんとうにどこもかしこも全部が好きなのだ。」

    この主人公のセリフは真実だと思う。

    農業が好き。ガンダムが好き。色んな「好き」に当てはまるなぁ。

  • かれんと勝利の恋愛もさることながら、人間的な成長の過程での苦悩もとても身に沁みる。
    「依存するだけではだめで、お互いが自立を常に考えていかなければならない。」

  • ファーストシーズン全9巻読み終わった!読みだすと気になって一気に読めてしまう感じがいい。
    キュンキュンした!!(笑)

  • おいしいコーヒーのいれ方第4巻

  • おいしいコーヒーのいれ方Ⅳ


    勝利とかれんの甘い雰囲気がすごくくすぐったい
    でも読んでてこっちも幸せな気分になれます


    「二人のうちどちらか片方でも、自分一人で立ってられないような人間だったらそんなの、恋愛じゃないでしょう?」

    というかれんの言葉が胸に響いた

  • こんな人生送れたら楽しいだろうなねー。

  • 恋愛中の男女の心理描写が鮮明に描かれています。気軽にさらっと読めるので良いです。

全180件中 51 - 60件を表示

著者プロフィール

村山由佳
1964年、東京都生まれ。立教大学卒。93年『天使の卵――エンジェルス・エッグ』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2003年『星々の舟』で直木賞を受賞。09年『ダブル・ファンタジー』で中央公論文芸賞、島清恋愛文学賞、柴田錬三郎賞をトリプル受賞。『風よ あらしよ』で吉川英治文学賞受賞。著書多数。近著に『雪のなまえ』『星屑』がある。Twitter公式アカウント @yukamurayama710

「2022年 『ロマンチック・ポルノグラフィー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

村山由佳の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×