スリー・アゲーツ 三つの瑪瑙 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 438
感想 : 51
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  • Amazon.co.jp ・本 (744ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087475142

感想・レビュー・書評

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  • 五條作品はまだ数冊しか読んでませんが、ハズレがない! 本当におもしろくて、ノンストップで読めます。しかし、私は本編の動きよりもエディの行動のほうが気になる……。葉山くんにちょっかい出しまくるエディの大人げなさににやにやしまくりです。

    ……これ、「やおい」文学としては正しい読み方。当然ながら、本来の読み方はぜんっぜんちがいます。ちゃんと本編も味わってます、大丈夫です(?)。心理描写と駆け引きの深さを堪能してください。

  • 今までのわたしの経験では、漫画家でも小説家でも「初単行本(および受賞作)」がすごく評価された人って、その後の作品が最初の作品に気圧されてしまって結局「一番最初のが一番おもしろかったなー」ってなるんですけど、これは例外ですね。
    ストーリーは「プラチナ・ビーズ」よりもおもしろいと思います。
    「プラチナ・ビーズ」のような新鮮な驚きとか隠された言葉の意味とか、そういうのを解明する楽しみはないんですけど、すごく堅実で読みやすかったです。
    いろんな人がおっしゃってますが、最後の合い言葉に号泣です。
    次は「パーフェクト・クォーツ」ですが、まだ出る気配がない……
    気長に待ちますんで、このまま自然消滅だけはやめてください、五條先生……!!

    今までやられてばっかりだった葉山がちゃんと成長してます。
    大好きな洪がほとんど出てなくて寂しいなあ。でも葉山がかわいいから許す(爆

  • とても長い。
    長いことを忘れてしまうくらい一気に読んでしまいました。
    後半のたたみかけが凄い。ラストは没入が止まりませんでした。
    長いからこそのストーリーの深み。たまらないなぁ。。

  • (2016.4.12)
    (737P)

  • 図書館から借りて読み、面白かったので手元に置いておきたくて、購入。
    書下ろし短編付

  • 登場人物は共通なのに、それ以外に繋がりはないという、あまり類を見ない一連の作品の中の一冊です。
    力作が多い本シリーズ?の中でも間違いなく最高レベルの充実した内容でした。少し成長した葉山とエディの関係、相変わらずの坂下など、継続して読んでいるファンならではの楽しみ方もあれは、チョンの想いを中心としたハードボイルドとして、またスパイ小説としてのプロットも確かであり、さまざまな読み方で楽しめると思います。

  • 図書館で借りたんだけど。
    100ページくらいは読んだんだけど。

    もうムリと思ったので返却しました

  • 後半のチョン探しがハラハラした!政治的駆け引きも面白いけど、個人的には人間関係に注目してます。
    葉山さん可愛い♡書き下ろしでニヤニヤw
    革命シリーズから逆走して鉱物シリーズに入ったけど、こちらも面白い!
    他にもシリーズたくさん出てるのでウッホウホ♡

  • はやまさんがどんどん強かに生きるようになっていってる…
    日本の閉塞感とを一身にうけたような話だった。もう一度読もうと思います。

  • 好物シリーズ第二弾。勢いに乗って一気に二冊目まで読んでしまいました・・・

    今回は、プラチナ・ビーズの船の場面のような派手なシーンは少なかったですが、代わりに家族愛がとても素敵でした!

    チョンの家族への思いがとても強くて、それだけに苦しんでしまうところが見ているこちらとしても辛かったです・・・

    母娘の亡命のシーンで母が娘を逃がそうと自らを犠牲にするところも泣きそうでした。あんな愛情ってすごく素敵だと思います。

    そして、最後の三つの瑪瑙の意味。
    すごかったです・・・
    これだけ本で感動できることはめったにないので、読んで大正解でした!

    あ、葉山さんと坂下、エディの会話のシーンも好きです。
    読んでいて面白くて(笑)
    個人的に「そこまでだ、ボーイズ」というセリフには笑いました・・・・

    勇気くんとの会話も微笑ましくていいですよね。

    早く続きが読みたいシリーズです。

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著者プロフィール

大学時代は安全保障問題を専攻。大学卒業後、防衛庁に就職し、調査専門職として勤務。退職後、フリーライターを経て1999年に北朝鮮問題を題材とした『プラチナ・ビーズ』で作家デビュー。2001年『スリー・アゲーツ』で第3回大藪春彦賞を受賞。

「2018年 『焦土の鷲 イエロー・イーグル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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