虹の谷の五月 上 (集英社文庫)

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  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087475722

作品紹介・あらすじ

トシオ・マナハン、13歳。フィリピン、セブ島のガルソボンガ地区に祖父と住み、闘鶏用の軍鶏を育てる日々だった。奥地の「虹の谷」には元新人民軍のゲリラ、ホセ・マンガハスがひとり住みついて闘い続けている。そこへ行く道はトシオしか知らない。日本から戻ってきたクイーンを谷に案内したことから、トシオはゲリラたちの内紛に巻きこまれていく。直木賞受賞の壮大な少年の成長物語。

感想・レビュー・書評

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  • 内容紹介
    フィリピンのセブ島に祖父と暮らす13歳のトシオ。丸い虹がかかる谷をめぐり、彼はゲリラの抗争に巻き込まれていく。成長を遂げていく少年に託した冒険巨編、第123回直木賞受賞作。(解説・小田光雄)

  • セブ島ガルソボンガ地区に祖父と暮らし闘鶏用の軍鶏を育てる13歳のジャッピーノ(日本人とフィリピン人のハーフ)=トシオ・マナハンが成長していく2年間の話
    ガルソボンガ地区にある虹の谷では、雨季に丸い虹が見られるという。
    虹の谷の洞窟に住み、新人民軍を追われた後もたった1人で闘い続けるゲリラ/ホセ・マンガハスとの関わりの中で暗殺、誘拐に巻き込まれてゆく。

  • わるくない。だけどいまひとつ話の流れに乗れない。
    主人公が子どもっていうのに感情移入できないのか?
    大人たちの前であまりに無力で、そんなシーンばかり出てきてフラストレーションが溜まる。
    理不尽を叩き込まれたら、捻くれるか立派になるかどっちかだな。後者に期待したい。

    全体的にどんな話なのかはかりかねてるのが集中できない原因かもしれない。

    後半、スカッとさせてくれ。

  • 少年の成長物語系、割と好き。正しく優しくたくましい‥‥冒険譚は楽しい。

  • 主人公の少年の心の機微が巧く書かれており、わくわくしながら読める。正直で正義感が強く、ハートウォーミングなキャラクター。フィリピンのセブ島の田舎の話。

  • フィリンピンの田舎町に住むジャピーノの主人公トシオの成長の物語。下巻に期待。

  • ジャピーノ13歳◆ジャピーノ14歳

    第123回直木三十五賞
    著者:船戸与一(1944-2015、下関市、小説家)

  • 人喰い花、白い女霊、丸い虹。
    フィリピン社会で健気に生きる少年ジャピーノ、締めくくりは最高!!
    だけど、メグはその答えで納得したのか??
    ホセと同じ轍を踏まないのか??

  • 厚いけど一気に読ませる。
    フィリピンのいろんな顔が満載。

  • 時間があれば。

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