平面いぬ。 (集英社文庫)

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  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087475906

感想・レビュー・書評

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  • 2008.6.16
    石ノ目、はじめ、BULE、平面いぬの4つの話。
    「石ノ目」は怪談で初めは幻を作った人のはずやのに実在する子供のようになってる。
    「BULE」はぬいぐるみの世界、「平面いぬ」はタトゥーの犬の話。
    どれも面白かったけど、怖いという感じではなく、どこかホッとするような気持ち悪さ。

  • なんか今一だった。

  • 読了

  • 古本屋で買った本。カバー絵がちょっと好き。

  • 【155】

  • 乙一の短編「物語」集。

    ちょっと怖い昔話風の『石ノ目』
    少年たちの空想と友情を描いた『はじめ』
    外国の童話のような美しい物語『BLUE』
    変わった切り口で家族の絆を描く『平面いぬ』

    この、4つの物語で構成される。

    『BLUE』がすごく好きだな、と思った。このエピソードがあるから星4つにしたという感じ。

    ぬいぐるみが動き出すという設定にはじめ、ホラーめいたものを感じたが全然そんなことはなく、
    切なくなったり悲しくなったりしながら、最後までブルーの心の美しさに胸を打たれる内容だった。

  • 石ノ目…見ると石にされてしまう妖怪
    はじめ…想像上で作り出した女の子
    BLUE…トイストーリー的な縫いぐるみ達
    平面いぬ。…タトゥーの犬が動く

  • 乙一の印象が変わった。もっと気持ち悪いというか、ホラーな人じゃなかったっけ。割と初期の本らしいけど。4つの短編集。目を見ると石になるとか、幻覚であることを自覚している女の子とか、ぬいぐるみが動くとか、入れ墨した犬がほくろやがんを食べたとか。設定はファンタジーなんだけど、全部読みやすいし、切なくなる。特に「はじめ」が好きだ。最後の「なぜ八年間もはじめが消えなかったのか。それは、消えたくなかったからなんだ。」を読んだ後はじーんときて、ちょっと泣きそうだった。

  • ホラー要素もあるが、どちらかと言えばファンタジーに近い短篇集。
    普通じゃないのにちょっと不思議なお話だなと思うぐらいで読み進められるのは、さすが乙一さんという感じでした。

  • 乙一短編集。
    ホラーって書いてあったけど、ホラーっていうより奇譚集って感じ。
    人形の話が一番好き。純粋すぎて切ない。

    大人向けの切ない童話。

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著者プロフィール

1996年、『夏と花火と私の死体』で第6回ジャンプ小説・ノンフィクション大賞を受賞しデビュー。2002年『GOTH リストカット事件』で第3回本格ミステリ大賞を受賞。他著に『失はれる物語』など。

「2022年 『さよならに反する現象』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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