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この作品に関連する談話室の質問
みんなの感想・レビュー・書評
回想録の体をなす青春小説というところか。中世パリの宗教問題に触れながらも、若者たちの喧騒が聞こえてくるような物語展開で非常に面白かった。しかし、ロヨラやザビエルが『ピルグリム・イェーガー』のビジュアルで脳内再生されていたので、最初のうちは苦労した。マンガは罪な存在だ…。
パリ旅行のお供に買った本。
はじめは、イケメンのマギステルに萌えたものの、その頭頂部がザビエル状態だとゆー描写に一気に萎えたことが印象深い…。
忘れたころに、剃り上げる話とか挟まるしな。
ザビエルはともかく、史実を絶妙に織り込んだ話は、おもしろかったです。
初めは、「天才マギステルと愉快な仲間たち」なミステリ小話かと思っていたのですが、後ろに繋がる繋がる。
中には微妙な部分もあったりしますが、エロ事方面な話題がてんこ盛りで流されていきます。
あれだけ豪快に書かれると、反対にさらっと読み流せるんだなと痛感しました。
十年ぶりくらいの佐藤賢一、最初は馴染むのに手間取ったけれど、最後は16世紀前半のカルチェ・ラタンをドニ・クルパンと共に走り回って、カソリックの退廃や、プロテスタントやイエズス会の胎動を目の当たりにしている気分になっていた。どこからどこまでが史実で、どこからが創作か判断出来る知識はないが、楽しめた分、西洋の、キリスト教の歴史を学んでみたい気になった。
私こと、smmtchefがカルチェ・ラタンを読むこと、ならびに真実に開眼しながら、なおも考え続けること。
昔に本屋さんで見かけて、読みたいなと思いつつスルーした作品。ネットで安くなっていたので購入。
思っていたのよりずいぶん壮大な話でその意味では期待はずれだったかも。前半は軽い探偵もの風(シャーロック・ホームズとかに近いかな)、後半が神学論争に重きを置いた感じで、その違いがちょっと不自然なのが否めない。
エンターテインメントとしても十分楽しめる作品ではあるけど、思っていたのと違ったかな。「神とはなにか」について考えるきっかけにはなるのかも。
コクリコ坂を見たばかりだったので手に取ってみた。
めちゃくちゃ面白かった!
軽妙な語り口、続きが気になる展開、
魅力的な登場人物。
この作者は日本語を自由自在に操っている!
なんてこなれた文章なんでしょう。
主人公ドニは当初まるでのび太君のようなだめっぷりであり、
ことあるごとにミシェルに助けを求める。
しかしこの主人公は前向きでどんどん成長する、すごく好感のもてる人物であった。
私のイメージではドニは医龍の伊集院そのままで、ミシェルは朝田のような存在である。
キリスト教、神学がテーマではあるが、世界史をほとんど勉強していない私でも理解できる内容で、難しくはありません。
宗教がらみと敬遠せず、読んでみてほしいです。
軽い。話が。
神学とか色々小難しげな話も出てくるんだけど、
読み飛ばしても問題なし!!
さらっと読めるね~。
でもそういうのもいいと思うんだ。(誰)
16世紀西洋では,キリスト教が腐敗し,ルターによる宗教革命が起きていた。そんな中,カトリックとプロテスタントそして,そのどちらにも汲みしない人などが論争を繰り広げていた。ドニ・クルパンはそんな時代のパリの夜警隊長だった。ドニとその先生であるミシェルが様々な事件の真相を解決して行く。結局は,ミッシェルは師匠と対決することになる。
『善は悪よりすばらしい。そんなことは馬鹿にだって分かる。だがな,人間は差はあれ,罪を背負って生きているのさ。単純に善悪を見極めるのではなく,どこまでが許され,どこからが許されないのか,その線引きを慎重に見極める作業こそが,ある意味で人は神学と呼んでいる』
『かえって考えが近いほど小さな違いが許せなくなる。あからさまな敵同士がにらみ合うなら,相手を軽蔑する気持ちが先にある分だけもっと空気は和やかだ』
最初の方は・・・中世版の名探偵コナン?
途中から最後にかけては、今までの話をからめつつ、
なんだか壮大な話に発展してしまいました。
最初の方の、読み切りのような短編の寄せ集めの方が
最後まで気楽に読めた気がします。
途中からは、キリスト教の根本の話になってしまったので、
最初のテンションのままは読み進められなかったです。
【作品紹介】
一五三六年、パリ。ある靴職人が行方不明になった。その事件に着手した新米夜警隊長ドニ・クルパンは、元家庭教師で天才的推理力を持つ神学僧ミシェルに協力を求める。二人が捜査を進めるうちに、やがてパリの闇夜にうごめく巨大な陰謀が明らかに…。宗教改革という時代のうねりの中、セーヌ左岸の学生街「カルチェ・ラタン」を舞台に繰り広げられる冒険と青春群像。西洋歴史小説の傑作。(「BOOK」データベースより)
「王妃の離婚」に続き、再読。やられたなぁと思いながら、この作品も泣きました。
歴史小説であることを忘れそうになるほど生き生きとした魅力的な登場人物がこの人の持ち味ですが、主人公はもとより周囲の人物像が心憎いほど上手い!
いろんなところにちょこちょこと出てくるエピソードが興味深いです。
ドニはばかだなあと思いつつ、なんだかんだと面倒をみてやるマギステルの気持ちもよくわかったり。
マギステルがずるいくらいかっこいい分、ドニのあほさが際立ちます。
頑張れドニ。
ザビエルのことを調べていて、この本を思い出した。発売当時に読了していたのだけれど、再読。相変わらず面白かった!
基本はミステリー調ですが、キリスト教神学激動の時代に、普通の男女の在り方をの深さを問うているのかも。イケ面は剃髪していてもかっこ良いですね。
1536年、パリ。ある靴職人が行方不明になった。その事件に着手した新米夜警隊長ドニ・クルパンは、元家庭教師で天才的推理力を持つ神学僧ミシェルに協力を求める。二人が捜査を進めるうちに、やがてパリの闇夜にうごめく巨大な陰謀が明らかに…。宗教改革という時代のうねりの中、セーヌ左岸の学生街「カルチェ・ラタン」を舞台に繰り広げられる冒険と青春群像。西洋歴史小説の傑作。
うーおーーもーしーろーいー
ドニたん・・・
スケールおおきくてテーマもまじめなのに笑えてなけますた
おもしろいですほんとに
中世パリのカルチェ・ラタンを舞台に、夜警隊長と不良学生を探偵役に据えたミステリ仕立ての物語。 二人は次々と事件を解決していくが、バラバラに見えたそれらはやがてひとつの大きな宗教事件へとつながってゆく。 時々挟みこまれる神学論争も理解しやすく、中世の世界史がさっぱりな私にも理解できた。 人間味あふれる猥雑な登場人物たちがとても魅力的で、ページをめくる手を止めることができない。 現代とは遠く隔たった世界を描きながらも普遍的な若者の葛藤に迫っており、それがこの物語を読みやすく、心に響くものとさせている。 すごく面白かった!
16世紀パリを舞台にした推理&宗教&青春ドラマ。小気味良いテンポで読みやすく、信仰についても軽く考えさせられます。■性描写はやっぱり多いけど、強姦シーンはなくドニ君のフォローもあるので、わりあいさらっと読めてしまうかな。■ただ、ストーリーが盛り上がったところで一旦話を切り、肝心なボス戦(中ボス含む)の様子を回想で語る手法が多すぎてウンザリ。どの作品についても言えることなので、一番のヤマ場を描くだけの技量(度量?)がないのかな〜と疑ってしまいます。

(欲しい!)/文庫





