| ブログで紹介する» |
|
Check |
|
|
この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
私の敬愛する杉江由次氏(「炎の営業日誌」の筆者)が絶賛していたので、どれほどのものかと思い読み始めたら、3ページ目くらいで早くも中毒になる。
普段、電車の中で本(ただし、漫画を除く)を読みながら笑うことなどない私だが(ただし、感動のあまり涙することは数知れず)、思わず「プッ」と吹き出した稀有な作品。
タイトルにもある通り、広さ三畳ぽっきり・家賃1万2千円ぽっきりの木造アパート「野々村荘」を中心に展開する珍事と奇人交遊録。しみったれた貧乏くささは一切なく、むしろ、何かを極めた人が醸し出す清々しさと潔ささえ漂う……ような気がしないでもない。
思ったことをそのまま文章にしたかのような自然な語り口ながら、いかんせん思考回路が人知を超えているので、絶妙に面白い。
ほかの作品も読まねば……何を隠そう、本書を読んでいる途中で『幻獣ムベンベを追え』をネット注文したのである。うずうず。
早稲田というのは面白い人を輩出する名産地だなと常々思っていたけど、この高野さんこそまさにその典型例。
全部のエピソードが面白さの中にどことなく哀愁みたいなのを漂わせていて(回想録だから)、笑えるんだけどどこか望郷の気持ちにさせてくれる。読者をシンクロさせる文章を書く人だなと思う。
個人的には最後のエピソード、33歳での初恋の話が一番印象に残った。野々村荘からの旅立ちとしては最高なんじゃないでしょうか。
辺境探検家で有名な高野秀行氏の、約8年間に渡る愉快でちょっぴり切ない早稲田三畳一間生活(途中から四畳半へ昇格)を描いた青春期。
この本がきっかけで高野秀行さんにハマりました。
「都内にこんなおもしろアパートが?!」「こんな変人いるの?!」、作り話かと見紛うほどのエピソードのオンパレードです。文庫本なのに声を出して笑ってしまいました。特におばちゃんのエピソードが俊逸です。
かと思えば、いよいよアパートを出る話は、何かを決意する人が経験する切なさを醸し出しています。不覚にも自分自身に重ねあわせてはっとしてしまいました。
忙しない中でふと休暇が出来た、そんなときに是非読んでいただきたい本です。
『イスラム飲酒紀行』で初めて知ってファンになってしまった高野秀行の著書。
早稲田大学探検部時代からのあまり常人的ではない逸話集的青春記。ちなみに後半からは四畳半に変わる。とても真似できないがどこか羨ましくも感じる。そうでない描写もあるが人生を楽しめてるなあと思える。
最後はタイトルやそれまでの話とはかけ離れた想像もつかない切ない感じで締められる。それがまたよい。
変態の書いた本?とか言ったらおこられてしまいます。自由を愛する変わった人たちの日常が楽しい本です。
なかなか見かけないタイプの人たちの毎日。自由になりたい!というのは誰しもが抱える思いかもしれませんが、この本を読んでわかることは、実際、自由に生きるって大変ってこと がわかるとおもに、私はこんなに変態じゃないから無理かも、と。
わたし、あんがいいけそうです。
馬鹿馬鹿しくて面白い。エピソードそのものが破天荒なので、文章は普通なのにものすごく可笑しなことになる
早稲田に通う者、また早稲田に住む者として読んでおきたかった一冊。
早稲田とはかくあるべき。
そのような一冊でした。
こんな生きたかもありなんだな、ていうのが正直な感想。
同じ大学生として模範的ではないのかもしれないけど、むしろ模範なんてものはないのかもしれないと思わせてくれた。
主人公が気ままに旅をしている様子も、自分が旅好きなことを思い出せてくれたし、旅することについてもう一度真剣に考えてみようと思った。
なにより普通に爆笑できるのが気持ちよい。
エッセイでこんなに笑ったのは久し振りだった。
笑えると噂にはきいていたけど、噂にたがわず、すごくおもしろかったーー。ことさらはしゃいだ文章なわけでもなく、淡々としているのに、いや、淡々としているからこそ、おもしろおかしい。爆笑とかいう感じではなく、ちょっとなんとなくせつなさも漂うような。そこがよかった。確かに、青春、ではあるのだけれど、あとからふり返って書いているのがいいのかもしれない。とにかく文章がうまい。なんでこんなに引き込まれるんだろう、と思う。
個人的には、就職もせずにふらふらと暮らしていて二十五歳すぎから「行き詰まり感」を感じていくあたりにすごく共感(笑)。
もっともっと高野さんの著作を読まねば~。
面白かった~バカらしくて、でも色々奥深く考えている人々の様子がコミカルに時にまじめにえがかれていて、がーーっと読める、重くない小説。
カフェで2時間位で読むのにぴったり。既に海外に行く2人に送別品として渡して喜ばれた。
いや~面白かった! 著者の感性とテンポの良い文章に独特な表現 。そして、漫画の世界のような個性的な人たちの間で繰り広げられる事件の数々にグイグイ引き込まれていった。久しぶりに本を読んで声を出して笑った!
ブックオフで見つけ、ふと読んだ本。この本読んで、高野秀行さんの本をすべて読んでしまった。
むちゃくちゃなことをした大学時代だったことが分かる。とても羨ましい。でも物悲しい感じもある。
ほかの本と同様に、率直に書いていて素敵な作家だと思う。
ひとから借りた本でちゃっかりレビュー書いてみたり……。
早稲田の三畳間(建物全体込み?)で繰り広げられる日常の記録なのだけれども、日常と呼ぶにはかなり特異な環境だわね。
……にしてもホント面白すぎる。この生活が「平成の世」で繰り広げられていたことが感慨深い。
バブルも不況も全くわかんない世界がここにある。
自由な価値観がいいんだよなー。
あまり年の違わない方なので、どこがどうおかしいのかがすごくよくわかるってのもありがたかった。
だからこそ最後の章はグッときた。
優先順位が変わる瞬間がリアルに描かれているんだものなー。
普通って案外異常だよな。
面白かった!こういう生活いいなあ。好きなことをして自由に生きることができるっていうのはそういう生き方を選べるっていうこと自体がひとつの才能なんだろうなと思った。羨ましい。やろうと思えばできるはずなのに選べない、世の中のほとんどの人は常識の枠にとらわれてて、だからこういうのが羨ましい。いいなあ。

早稲田大学探検部卒にして辺境ライターとして知られる高野秀行さんの
早稲田界界隈の下宿屋野々村荘でくりひろげられるドタバタ人間模様。
個性のかたまりのような、貧乏なような、社会からドロップアウトして...





