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- Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087476378
作品紹介・あらすじ
北海道の奥深く潜伏していたヒカルと鉄男は、冬の到来を前に、南に向けて旅を再開する。一方、夏美や真莉子、萌子の前に謎の男が現れ、次々と不吉な事件が起きはじめる。そして、鉄男とヒカルを追う影が。南の果てをめざし、二台のオートバイは走り続ける-。さまよう孤独な魂たちに救済はあるのか?旅路の終りに待つものは何か?花村文学の至高の到達点を示す傑作長編ついに完結。
感想・レビュー・書評
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(上中下巻通しての感想)
人には寿命があり、誰でも死ぬ時が来る。
しかしこの本は、さまざまな巡り合わせで、寿命まで生きることなく死んでいった人たちの物語だ。
まるでただ悲しいだけの物語のような言い方をしてしまったが、その中には「愛」や「哲学」など、色々な感情や考え、そして欲望が渦巻いている。
久しぶりにここまで感情を揺さぶられたり、考えさせられたりする小説に出会えた。
薦めてくれた友人に感謝。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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