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この作品に関連する談話室の質問
みんなの感想・レビュー・書評
ものすごい長かったけど、ユニークな語り口とフォギーの愛すべきキャラクターのおかげで、だれずに読めた。
神霊音楽会が私の中でクライマックスだったけど(フォギーかっこいい!)、その後、各登場人物たちとの別れを丁寧に描かれていて、もうすぐ物語がおわるんだなーと思ったらとてもこの物語がいとしく感じた。ジャズは詳しくないので、ラストにちょっと置いてけぼり感を食らったけど、それでもとても楽しい読書だった。
確か以前読んだはず…。思い出せないのはなぜ?たな友さんの感想を見て再読。
あ~、そうだったそうだった。中盤でちょっと飽きてしまって(長いんだもの)あとを読み飛ばしたんだったよ。今回はちゃんと読んだ。
何より、すっとぼけた主人公フォギーがいい。超自然的出来事のただ中でも、きっちりごはんの心配をし、よく寝てるのがおかしい。ジャズが好きな人だったらもっと楽しめただろうな。
すっごくおもしろかった、読んでて幸せ、読み終わっても幸せな感じ。これぞ、小説という感じ。ミステリ、歴史、ファンタジー、冒険、SF、ロマンス、哲学、宗教などすべてがつまっているし、場面ごとの雰囲気もすごく動きがあったり、静謐だったり、ほのぼのだったり。そしてとにかく主人公の36歳ジャズピアニスト、フォギーがものすごーく魅力的でファンになった!自分ツッコミが多いし、一見、浮ついているみたいだけど実は繊... 続きを読む »
一文一文が長いのが気になるけれど、嫌味のないユーモアで読みやすい。「この時はまだ」とか「はじまりにすぎなかった」的なありがちな謎かけのファンタジーだが、オチは深いテーマ。
主人公の女性はピアノの演奏以外は不器用で、思わず笑ってしまうのもあれば、共感出来る部分もある。ダメな部分の多さが、かえってキュートな印象を与える。
Jazzに関係ありそうという事だけで、とくに予備知識もなく読み始めた(著者が男性だということも知らなかった)が、以外と奇想天外な空想活劇で、エンターテイメントとしては面白かった。
注釈の多い文章が途中でしつこくなったり、飽きたりするかと思ったが、以外と最後まで読めた。
謎が解明した(?)時のすっきり感があまりなかった事と、最後のNYの部分は蛇足のような気がする点は残念か…
「いい」いう噂とタイトルだけを知っていて、すっかり鳥さんだったり、学者さんのお話だったりと想像していたが、ジャジーなタイムリープものだった。
若干気怠さのあるジャズの雰囲気がこんなにもナチス下のドイツにあうとは思わなかった。
いい意味で騙されて、電車つり革ではかなり辛い重さの文庫もみるみるうちに読み進んでしまった。
で、鳥類学者いずこに?
ファンタジアだから話がどのように展開するかは作者の気の向くままという感じということにはなるのだが、最初からどこに話が向かっているのかわからなくなるような長い文章の積み重ねで書かれているので、ストーリーを理解していくのにはかなりの苦労がある。読み終わってみれば作者としては最後の章のミントンハウスのシーンさえ書ければよかったのではないかと思うほど、ここについては文章が踊っていて、それまでの長い長い前説をあくまでも序章と位置づけているのではないかと思うほどであった。
750Pという分厚い小説ですが、語りの妙が心地よく鳥が飛び跳ねるように一気に読めました。語り手の軽薄ながら真摯な調べに胸が躍ります。「まじめにふまじめ」とでもいいましょうか。ジャズ入門書にも最適かもしれません。「Ornithology」を聞きながら、秋の夜長に読むにはぴったりの小説です。
・10/15 さあいよいよ長編物だ.本屋でコメントがあってついつい買ってしまった.ひとつにはここまで厚い文庫を読んだことが無かったからということと、内容がジャズに関係する小説だということが決めてになった.作家名も初めて聞いたし興味も無いけど、内容が面白そうで気になるから読み始めることにする.さていかに.どれくらいで読み終えるだろう.
・10/23 読了.いやー長かった.なかなか進まなかったけど、最後の方に来て畳み掛けるように読み切ってしまった.JAZZにまつわる話しのところはあっという間だった.なるほど、ファンタジーには違いないな.でも少々疲れたな.
面白かった!!!!本読んでわくわくする気持ちをひっさしぶりに味わったかのよーでした。
奥泉さん初めて読んだけど、これから読んでこ〜っと。
ベートーヴェン様がカッコよくって大満足☆(そこですか)
初読:2008/09/19
この本を文庫化しようとか思ったヤツ誰よ(笑
解説含めて総ページ数755。文庫版京極夏彦かと言わしめる分厚さ。
購読意欲を極限まで削る最高の装丁かもしれないが…(汗
ある程度ジャズのことを知らないと、意味が解らないかもしれない。
とはいえ私も楽器を弾くことは出来ないので、ラストシーンはいま一つ乗りにくかった。
若干、どころかかなり読む人を選ぶ本。
奔放かつ荒唐無稽に世界が錯綜し、展開する。SFというよりやけにリアルな幻想小説か。やたらトイレや睡眠にこだわるのが印象に残った。だらだらと長い文章は、一人称的なキャラクター設定によるものなんだろうな、たぶん。
ジャズ好きなら違う観点で楽しめそう。最後の願望充足的なシーンで、それなりにわくわく。これに到達するまで、700ページ余りの本編という序章を読む必要あるが。
ジャズピアニストがタイムスリップするお話。 ジャズやってる人はタイトルを見ただけでそれと気づいてほしいとこです笑 フツーにおもろいで。
≪評価≫
インパクト─B
本の厚さ─B
登場人物の濃さ─C
共感度─C
読後の成長性─D
話のスケール─C
笑い─C
暖かさ─C
ジャズ好きならばこの小説を読んで面白くないわけがない.作者得意の時空を超えていくお話ですが,構造的には判りやすい.「宇宙オルガン」見てみたい.
時空を超えるSF小説。
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奥泉光は、昔、「葦と百合」を読んで、小説であることを意識したややこしい小説を書く人だな、と思ってたんだけど、今回のは読みやすい。ストーリーを追ってくだけで面白いし、その中に出てくる思想も好き。教会で祈るシーンでは、ああ素敵だな、と思った。何度も読み返したい。
演奏家としての経験は学芸会ぐらいしかなくて、音楽用語なんてからきしなのだけれど、いい音楽小説は、用語がわからなくても聴こえてくる。

ウダツのあがらない30代負け犬ジャズピアニストのフォギーが、「オルフェウスの音階」に導かれ戦時下のドイツに至る大冒険譚。
「ロンギヌスの石」やら「フィボナッチ数列」やら、神秘的なモチーフの断片が...





