英雄三国志 4 出師の表 (集英社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (560ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087477023

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  • この「英雄三国志」全六冊は、「柴錬三国志 英雄ここにあり」三巻と、その続編の「柴錬三国志 英雄・生きるべきか死すべきか」三巻をまとめたもの。

    三冊目の最後、「出師の表」まででいったん物語は終わるのだが、好評だったこともあるのだろう。今度は孔明を主人公に、少し遡った時代から再開される。

    諸葛亮による南方遠征を経て、馬謖を斬るところまで。

    作者は、三国志の英雄の中で、諸葛亮を最も好んでいるようで、天才無比の清廉潔白な軍師として描く。
    蜀を正統とするオーソドックスな三国志観に立っていて、変なひねりもないので、その点は安心して読むことができる(逆に、私などには、その点がちょっと物足りない)。

    姜維が最初から大活躍。

  • 人物描写が活き活きしてる。

  • 南蛮征伐のくだりの、あのなんでもありな感じ(毒の川とか)は本当に三国志に出てくるんでしょうか。それとも柴錬一流の創作なのでしょうか。他の三国志読んだ事ないのでよくわからないのですが、どちらにしても面白いのでよし(偉そうな)!
    しかし孔明かっこいいですね! 頭よすぎてちょっと鼻につく感じもあるけど、どうしても嫌いになれないのよ……。

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著者プロフィール

1917年-1978年.岡山県生れ。慶應義塾大学支那文学科卒業。在学中より「三田文学」に現代ものの短編を発表。戦後、「書評」の編集長を経て、創作に専念。1951年、『イエスの裔』で第26回直木賞を受賞。以後、時代小説を中心に創作し1956年より「週刊新潮」連載開始の『眠狂四郎無頼控』は、剣豪小説の一大ブームを起こす。1969年に『三国志英雄ここにあり』で第4回吉川英治文学賞を受賞主な作品に『赤い影法師』『御家人斬九郎』『剣は知っていた』『決闘者 宮本武蔵』『チャンスは三度ある』など多数。

「2022年 『第8監房』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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