とんまつりJAPAN 日本全国とんまな祭りガイド (集英社文庫)

  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087477245

感想・レビュー・書評

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  • シュールでした。日本にはいろんな奇祭があるな〜と。ちなみに1つだけ行った事ある祭りがありました。

  • みうらじゅん氏にビビっときた『とんまな祭』のレポート。陰と陽を現すように、女陰・男根が当たり前に御神体となり祀ってきた日本人。カンボジアの寺院にも性描写は当たり前に石の回廊に現されている。日本人が置き去りにしてきた、明るく性を神聖なこととして崇めることをみうらじゅん氏ならではの視点で綴る。興味深く読んだけど、1日一祭くらいのペースで読み進めるのが丁度良い。

  • みうらじゅんさんのとぼけた文章で面白おかしく「奇祭」が紹介される。
    実は紹介された祭のうち1つは自分のよく知る祭。外の視点から見ると「とんまな祭」、しかし地元の人間からすると伝統ある大事な神事である。
    この本をまずきっかけとして、各地の祭と背景にある土地の歴史にも興味を持って頂ければ…

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  • とんまつりJAPAN

  •  数々の「マイブーム」を生み出してきたみうらじゅんが書いた祭りに関する本。2000年に発行された本だが、今見ても十分、引き込まれる。「とんまつり」とは聞きなれない言葉だ。その心は、「とんまな祭り」から来ているようだ。


     よくこれだけ、奇抜な祭りを見つけてきたものだ。例えば、福岡県北九州市の尻振り祭り。1月15日に、東大野八幡神社で開催される。


     尻振り祭りに関して北九州市 時と風の博物館というサイトに次のような紹介刺されている。


    祭りの言われは昔、平尾台で大蛇が暴れていて神様が退治されたそうですその時切り落とした大蛇の尻尾がこの地区に落ちて来ましたそしてこの年は大豊作となり今にこのお祭りは続いています神官と当番の座元の当主はお尻を左右に振りながら大蛇に見立てた藁のしめ縄の周りを廻ります
     

     不思議な祭りだというのが感想だ。現代の尻振りと言えば,クレヨンしんちゃんが浮かんでくる。コラボしてアピールすれば観光客が押し寄せてくるかもしれない。


     愛知県小牧市で開催される田県(たがた)祭りに関して、3月15日に田県神社で豊年祭で「毎年新しく檜で大男茎形を奉製して田縣神社の神様にお供えし、今年一年が豊かな年であることを祈るとともに、万物の育成、子孫の繁栄を祈願する当社最大の神事」と紹介されている。この祭りでは、特徴的な「アンテナ」が重要な役割を果たしている。「アンテナ」と言えば、神奈川県川崎市の金山神社(かなやまじんじゃ)で開催される祭りが有名だ。海外のメディアでも紹介されている「奇祭」だ。


     ほかにも笑い祭り、蛙飛び祭り、恐山大祭など次から次へと紹介されている。日本の違った側面が垣間見える。外国人が見たら腰を抜かすかもしれない。日本人もまじめだけじゃなくて面白いところがあるなあと思うか、それともハイテクと原始的なものが入り混じった奇妙な国だと思うか。カオスな世界が広がっている。


     尻振り祭りに関して


    http://www.kitakyushu-museum.jp/resources/410


     田県祭りに関して


    http://www.tagatajinja.com/


     金山神社の祭りに関する英語メディアのリンク


    http://www.huffingtonpost.com/2014/04/07/japan-penis-festival-kanamara-matsuri_n_5106378.html

  •  全国各地にあるとんまな祭り、"とんまつり"を追い求めて東へ西へ飛びまくるみうらさんの紀行エッセイ。「どーかしてる!」と叫ばずにはいられないお祭りのシュールさや下ネタ全開具合に驚いた。毎年恒例のお祭りに何の疑問も持たず参加する地元の方々と、とんまっぷりに驚きを隠せないみうらさんの対比が面白い。また、温かく見守りつつ冷静なツッコミを入れるみうらさんの、お祭りとの距離感が絶妙。終始笑える一冊だった。

  • すごい。こんなに色々あるんだなぁ。

  • カメラオヤジに混じって、ローカルなとんまつりで「取材」する著者の姿が目に見えるようで、最高におもしろい。イラスト、こんなにお上手だったんですね。本業か。
    なんにしてもネーミングがうますぎる。

  • 日本の祭りはエロおもしろい。

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著者プロフィール

作家・イラストレーター

「2022年 『ベスト・エッセイ2022』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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