カレーライフ (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 67
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  • Amazon.co.jp ・本 (768ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087477788

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  • 私の読書人生をスタートさせた本のうちの一冊。
    おもしろくてどんどん読めた。
    何度も読みたくなるスパイスの旅。

  • 3回目の読了。子供の頃に食べたカレーの味を追い求めて、アメリカやらインドやら沖縄やらにバックパッカー的に訪問。カレー話兼旅行本として、楽しく読めた。
    バーモント州とカレーの繋がり、多くの人が勘違いしてそう。

  • タイトルからも分かるように、カレーのお話です。
    手を出すのをためらった理由のもうひとつが、ただただカレーを
    追いかける話だったら嫌だなってことでした。
    目次は全部「○○カレー・△△風」だしね。

    でも、これね、家族の物語でもありますよ。
    主人公といとこたち、そして祖父、さらには親たちを繋ぐ物語。
    こんだけ長い話になってしまった理由も分かるってかんじ。

    死期を目前にした父の勘違いから祖父の洋食屋があった場所に
    カレー屋を開くことになった主人公が、かつて約束を交わした
    いとこたちに会いに各地を回り、成り行きと勢いに任せつつも
    その中で成長していく、そんな青春物語ですね。
    もちろん、カレーもたっくさん出てきます。
    これ読んでる間、何度カレーを食べたことか(笑)

    推理小説にあるような残酷な謎ではなくて、「なぜ?」がいくつか
    あって、それを解き明かす展開にもなっているので、その点もまた
    十分に楽しめるかと思います。

    カレー好きの方、自分の道に迷ってる方などには特にオススメかも。
    わたくしはまた放浪したい欲求が膨れ上がってきました。
    自分の性格ではきっとできないけど。
    いとこたちのスピンオフ作品なんてのも書いてくれないかなぁ~

  • カレーが作りたくなる話。
    初めて読んだ竹内さん作品。
    おすすめ出来る作品です。

    読んだのは随分昔。

  • 人から勧められて読んだ。何度か再読したが最近してない。本棚から引っ張り出そうかな。

  • そこまで期待していたわけじゃないけど、たまたま図書館で見つけてなんとなく気になって借りてしまった。結構な分量の本。最初の、じいちゃんのお葬式のシーンを少し読んでしばらく置いていてしまったけど、読み進めていったら止まらなくなっていった。
    かつて料理人だったじいちゃんのカレーをお盆に食べていたいとこたちが、じいちゃんのレストランがあった場所でカレー屋を始めるために動き出す物語。一言でいえばそれだけなんだけど、なかなか読ませどころが多かった。
    まず、圧倒的なカレーの描写。これまで食べたことのないカレーが出てきて、だんだん口の中がカレーでいっぱいになる。同じものは食べられないから、少なくともレトルトカレーくらいは準備しておいた方が良いかもしれない。実際、読んでた日の昼食はそれだった。
    次に、アメリカにインド、沖縄・・と近年、コロナで難しくなった旅の気分が味わえた。
    そして最後の方になるにつれ、じいちゃんの歴史、言うならばファミリーヒストリーになってくる。
    自分も食べ物屋の血筋だから余計、共感するところも多かったかもだけど、いや、日本人でカレーが嫌いでなければ、どなたにでもお勧めできる一冊ではないかと思う。

  • 毎年のお盆に、洋食屋を営む祖父のカレーを食べるのが楽しみだった従兄弟5人。
    祖父の葬式の日、「大人になったらみんなでカレー屋やろう」と約束してから月日は流れ…

    思わぬキッカケで祖父の遺した店の権利を引き継いだ主人公・ケンスケが、幼い日の約束を実現すべく、日本どころか海外まで散り散りになっている従兄弟を探して大冒険。
    富士山、アメリカ、インド、沖縄…と、祖父のカレーのルーツを辿っていくうちに、とんでもない方向に話が転がっていきます。こんな壮大なオチに繋がるとは。
    それぞれの人物も等身大の悩みや葛藤を抱えていて、カレーロードムービーという言葉がしっくり来るかも。道中の仲間の集め方やバトルやトラブルはカレーRPG??

    かなりの大ボリューム本ですが、読み終わったらお腹いっぱいカレーが食べたくなります。

  • 図書館で発見。お芝居を観たことあるから気になった。

  • 竹内真さんの作品は、安心して読める。とってもがっつり大成功するわけじゃないけど、ちゃんと前に向かって進んでて、何となく勇気や希望が持てる。
    何かしたくなってくるそんな前向きな作品。
    紹介してくれたM君に感謝。

  • (2009年より転載)
    百夜行並の分厚さでびっくり。
    久々に聴いた「青春アドベンチャー」の原作。ラジオで聞き損ねたエピソードなど補完できました。
    結構読みやすい文章で、全編カレーライスで、カレーが恋しくてたまらなくなります。
    この分厚さに抵抗がなければ、まぁ、おすすめします。
    2009.7.31読了

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