ランチタイム・ブルー (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 140
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087477887

感想・レビュー・書評

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  • どのお話もあっさりと結末を迎えるので読みやすかったです。ストーカーの話は主人公の恐怖がこちらにも伝わってきて鳥肌が立ちました。この本は推理しながら読むのではなくて、主人公に感情移入しながら読むのが正解なのかなぁと思いました。

    この作品を読んだ頃の私は「ミステリ=読者も推理しながら読む」という先入観を持っていたので、変な読み方になってしまったのだと思います。

    全8編の中では「ハーネス」が一番好きです。

  • 【あらすじ】
    29歳。独り暮らし。恋も仕事も行き先不明!?駆け出しのインテリア・コーディネーター知鶴の日常はささやかな事件と隣り合わせ。“オフィス内外”ミステリー。

    【感想】

  • 【本の内容】
    29歳。

    恋も仕事も行き先不明!?

    新感覚ミステリー。

    転職したてのインテリア・コーディネーター知鶴。

    殺人、下着ドロボウ、毒物混入のお弁当…彼女の日常は、なぜか事件と隣り合わせ!?

    注目作家の〈オフィス内外〉ミステリー。

    [ 目次 ]


    [ POP ]
    個人的にずっと気になっていて読んでみたかった作家です。

    ランチタイムブルーは、30歳を目前にして、転職してインテリア・コーディネーターを目指す庄野知鶴が主人公。

    8作の連作からなる本作のジャンルは、色んな面白さが詰まった宝箱みたいで、一言では表せない。働く女のワーキングストーリー、恋愛、ミステリー、ドラマあり。

    一作だけ殺人事件が起こるが、他は大きな事件や強烈なキャラクターが題材になるわけではない。

    インテリア・コーディネーターという職業柄、本来入れない他人の家というものにかかわっていく知鶴。

    隣の芝生は青く見える、と言うように他人の家というものこそ、身近にあって最大の謎だということに着眼した、永井するみの鋭さとセンスの良さはさすがだと思う。

    仕事にも恋にもよろよろしていた知鶴が序々にたくましくなる過程がいい。

    1ページごとを大事にめくりたくなる本だ。

    私はこんな小説に出会いたくて日々本を読んでいるのだ。

    非常に幸せです。

    断言します、永井するみは凄くいいぞ!

    早速、他の作品も読まなければ。

    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 読みやすい。
    日常の小さな謎と恋愛と。
    ちょっと淡々と進むから、感情移入しにくい部分もあったけど、全体的には面白かった。

    ランチタイム・ブルー
    カラフル
    ハーネス
    フィトンチッド
    ビルト・イン
    ムービング
    ウィークエンド・ハウス
    ビスケット

  • ひとつひとつの謎も
    きちんとした解決で納得。
    全体的にまとまっていて良かった。

  • /?day=20060301

  • 『ランチタイムブルー』

    『カラフル』

    『ハーネス』

    『フィトンチッド』

    『ビルト・イン』

    『ムービング』

    『ウィークエンド・ハウス』

    『ビスケット』

     2009年10月6日読了

  • 2005年3月14日読了

  • 永井するみさんは初めて読みました。帯に新感覚のミステリーってかいてあったけど、ミステリーのジャンルじゃないような気がしました。全体を通してすごく軽妙なタッチという印象です。29歳の女性が主人公ですが、そのOLにありがちな日常と非日常な出来事(殺人の話もでてくる)がうまくミックスされています。主人公はもちろん、登場人物それぞれの心情のうごき、1章1章のオチ、いずれも意外性は大きくはないけど「ほほうっ」て感じで基本ハッピーエンドだし、男性の私が読んでも心地よく、おもしろく、気持ちよかったです。

  • いくつかの短編小説かと思いきや、主人公の周りでのハプニングが書かれていて読みやすかった。

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