- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087478167
感想・レビュー・書評
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石田衣良は「娼年」で挫折していたけど、これは読みやすかった。
今まで読んだ短編の中で1番好きです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
んー…苦手なんといいなって思うのと、半々かなぁって感じです。まぁそこは短編集なんでってことで。
でもこの人のは軽くていいなっていうのと軽くて物足りないなってのがあって、僕は後者が強めみたいです。 -
人からお借りして連続で石田衣良を読んでいますが、これは短編集。
大人の恋愛短編集といった感じです。
少しほっこりしたり、切なくなったり、でもサラッと読める軽めのお話。
好きだったのは、「夢のキャッチャー」「ローマンホリデイ」「ハートレス」。
表題作の「スローグッドバイ」は切なくてちょっと心がチクンとしました。
さよならデートなんて、私には出来ないだろうなあ。 -
石田さんの書くラブストーリーが好き。
この短編集の主人公たちが、皆が皆それぞれ恋に(自分なりに)全力で挑んでるところがくすぐったい。
石田さんは、現代のどこか冷めて燻った生活の描き方が本当に上手いと思う。 -
なーんてことはないお話なんだけど。すっごいすっごい好きだった。心が温まる。題名になってる「スローグッドバイ」が一番好きだったな。「ヒロは自分のいいところが、ぜんぜんわかってない」とか「ヒロのなかにはいいところがたくさんあるから、そのまま自分をだせばいいのに」ってセリフ。どっかで私も言われたことあるなーとか思いながら、しみじみと読んでた。自分のいいところは素直に認められる人間になりたいね。
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短編集です。全てラブストーリーでどれもおもしろかったです。特に『夢のキャッチャー』という話が印象的でした。私にとって初めて読んだ石田衣良さんの本にもなります。学校の図書室で借りて読みましたが、実際に購入したいと思うし、暇なときいつでも読めるように持ち歩きたくなる一冊です。
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「わたしたち付き合うことにしない。もちろん嘘のお付き合い。」
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石田衣良さんが初めて書いた恋愛短編集。どれもさらっと読めて、最後にはほっこりできました。久しぶりに、手でもつないで、ゆっくりデートしたい気持ちになりました(*^^*)
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愛知大学図書館OPAC https://libopac.aichi-u.ac.jp/iwjs0012opc/BB00793315
学生おすすめポイント
実体験を基にしたかのようなきわめて日常的でありふれた、いわゆる普通の恋愛話が並ぶ本作だが、石田衣良の手による透明感ある繊細な描写が登場人物の心情から風景描写、比喩表現までに行き届いており、シンプルなストーリー展開を思わず引き込まれるポップな文章に仕上げることで爽やかな読後感が生まれ、短篇集としてきれいなまとまりを見せている。特に、別れた2人が最後にさよならデートをする表題作「スローグッドバイ」で描かれる舞台である横浜の街並みの表現は2人の甘くて切ない雰囲気を醸しており、その心理描写が存分に発揮されている。風のそよぎや気分のひとゆらぎだけを淡く心に残してくれる名作短篇集である。