おいしいコーヒーのいれ方 (7) 坂の途中 (集英社文庫)

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  • 集英社
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感想 : 140
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087478273

感想・レビュー・書評

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  • 何かが上手くいかないときって、こんな感じだよなー。と思いながら読んでいた。
    勝利の「強く在りたい」という気持ちも良く分かるが、お互いの「弱さ」をさらけ出せる関係が、やっぱり良いと思った。

  • 一人で部屋を借りさえすればいつだって好きなときに彼女と二人きりになれるとばかり思っていた―なのに、思うようにはいかない勝利の一人暮らし。バイト先の「風見鶏」では失敗を重ねるし、勝利への思いを断ち切れずに苦しむ星野りつ子が気にかかる。何よりかんじんの「かれん」が離れていこうとしている…。波乱含みのシリーズ7弾には星野りつ子の独白を収録。

  • 5歳年下で焦る気持ちがショーリをダメにしてる…失敗を繰り返してまた自己嫌悪。カレンと離れてショーリが今後どう成長していくのか、、まだまだシリーズは途中。完結まで見届けなくちゃ。

  • 10数年ぶりに読み返すことになったこの作品。
    若い時に読んだようなドキドキ感はなく、、、
    年取ったわ

  • 面白かった

  • かれんが今の仕事を辞めて介護福祉士になるための勉強をしていることを知った勝利は、心を乱されてしまい、風見鶏でのアルバイト中にたいへんな失敗をしてしまいます。へしゃげてしまった心を抱えたままでかれんに会うことに戸惑いをおぼえる彼でしたが、かれんから直接彼女自身の決意を聞き、二人がおたがいに相手にふさわしい強さを手に入れるため、彼女の応援をしたいと思うようになります。

    なお巻末には、りつ子が主人公の短編が収録されています。ただやはり、最初のほうで思い描いていた彼女のキャラクターとはあわないように感じてしまいました。

  • 図書館

  • ここいらで主人公をとりまく環境やまわりの人々がいい味出しはじめました。伏線回収も随所にあり、最初から読んでないと分からない話もちらほらと。
    次巻以降、大きな展開を期待。
    最後にはもはや恒例?の第三者目線ストーリーが。ここまできたら全員分やってほしい。

  • 2017.2.14読了。

  • 嫉妬、ままならぬ感情だなぁ、というのが非常によく伝わってくる。そして、かれんも踏み出す、自律への道を。上りきった坂に未来は紡がれるのか。ところで、ある程度の結末を迎えたことを知っている神(読者、私)目線からみると、星野ちゃんの回想は全く痛々しい。

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著者プロフィール

村山由佳
1964年、東京都生まれ。立教大学卒。93年『天使の卵――エンジェルス・エッグ』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2003年『星々の舟』で直木賞を受賞。09年『ダブル・ファンタジー』で中央公論文芸賞、島清恋愛文学賞、柴田錬三郎賞をトリプル受賞。『風よ あらしよ』で吉川英治文学賞受賞。著書多数。近著に『雪のなまえ』『星屑』がある。Twitter公式アカウント @yukamurayama710

「2022年 『ロマンチック・ポルノグラフィー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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