コンビニ・ララバイ (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 1988
感想 : 286
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  • Amazon.co.jp ・本 (329ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087478297

感想・レビュー・書評

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  • 『珈琲屋の人々』が面白かったので、似たテイストを期待して手に取ったのですが、全然違いました。。本当に同じ作者さんのお話かしら?と思うくらい。
    勝手な思い込みを押し付けられてるように感じるお話が多くて、ちょっと辟易しました。

  • 例えるなら、甘いか苦いか分からないみかんをたべて苦くて少し悲しくなった時の感覚。

  • おもんない。

  • 妻子をなくした主人公が営むコンビニエンスストアを
    来訪するお客たちとの悲喜こもごもなストーリーかと思ったのに
    全く違った。

    たったの7編のストーリー内で
    死んだ(死んでいる)。。。9名
    (内2名は本通りから離れた静かな住宅街にあるはずの
    主人公の店前の道路で轢かれて)
    浮気、不倫をした。。。6名
    何この狭すぎる世界観と背景。

    何故そこまでこだわるのかがわからないが、生々しくて、しかも古臭い表現でダサい性描写の数々。全話にもれなく付いてくる。村上春樹風にしたいのかな?

    最後まで主人公の名前が何故か「かんぶ」に見えてた。

  • 物事や感情の起伏の結果、それをすぐ体の性的な反応や感覚に例える事が多いなと感じたナリ。
    この作家or作家が参考にする身の回りの人達は、性的な行為をしようとするハードルが自分よりも低いのかなと感じたナリ。
    話自体は悪くないし、少しウルっとした所とかもあったナリ。

  • うーむ。なんとなく、元気になれないそんな終わりかた。
    最後のベンチの奇跡はちょこっとほっこりしたけど。。

  • 「自分の芸を高めたかったら莫迦になることだ。自分をさらけ出すことだ。人に嗤われることだ…私を見てくれと路上で叫べ。あざといぐらいの自己をアピールをしろ。無視されたら睨み返せ。力ずくでも振り向かせろ。しぶとく図々しくなれ…そこそこ器用に何でもこなす役者などいちばんつまらん」

  • うーーーん。悪くはないんだけど、
    ちょっと男のロマン?よく考えたら女目線だったら
    いいこと一つもないみたいな話が多くてちょっと残念な感じ。

  • 人が生きる上で、性は大事なテーマだと思う。愛し合う意味合いでも子孫を残すという意味でも。多くの作品でみられます。村上春樹が印象的です。刹那的な恋愛とか情熱的な恋愛とかとよくセットになっています。でも、諸刃の剣というか、みだりに用いたらそれはただの官能小説と変わらなくなる。作者の力量、センスにかかっていると思う。これだけの人が不快感を感じるということは今作は駄目ってことなんでしょうね。

  • そのコンビニには、便利さだけではないものがある。

    表紙の絵から、もっとほのぼのした話かと思っていたら、見事に裏切られた感じ。意外とシビアな都会模様だった。でも、救いがないわけではない。

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著者プロフィール

1998 年「走るジイサン」で第11 回小説すばる新人賞受賞。2002 年「コンビニ・ララバイ」で注目を集める。06 年「雲を斬る」で第12 回中山義秀文学賞受賞。その他著書多数。

「2021年 『おっさんたちの黄昏商店街 それぞれの恋路』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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