コンビニ・ララバイ (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 1988
感想 : 286
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  • Amazon.co.jp ・本 (329ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087478297

感想・レビュー・書評

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  • 息子・妻を続けて交通事故で亡くした
    幹郎が経営するコンビニに通う人たちを
    中心にした短編集。
    幹郎さん お人好しすぎる。

  • 不器用なコンビニ(10時閉店)の店長 幹郎を取り巻く短編集。

    これが映画化されたら、小日向文世が幹郎だな。治ちゃんは、誰がいいだろ?小池栄子とか。なんて、勝手にキャスティングしてみたくなる。

    ひとつひとつの物語の結末は想像するしかないのだけれど、その余韻がちょうどいい。人間みんな不器用なんだ、完璧な人なんて、そうそういない。

    そして、みんな一生懸命生きている。自然にその時がやって来るまで、生きている。

  • コンビニで働く人、訪れる人。

  • ハートウォーミングなお話。特に最後のおじいちゃん、おばあちゃんの話が印象的。そこまで人を好きになりたい。

  • 不器用で優しい人たちの人間ドラマ。コンビニ要素は少ない。

    それぞれの苦悩をコンビニの店長、幹郎が気軽に声をかけ、話を少し聞く。
    泥にまみれた現実の縦糸と純粋な恋情の横糸でできた、汚れていながら、人肌の暖かさを感じる織物のような物語。

  • 小さな町の小さなコンビニの物語。あたたかい物語。

  • 2011/08/01 読了

  • 話に引き込まれ、暖かいようで寂しいようで、何だか人が恋しくなって切ない気分、そんな感じのお話でした。家族のもとに帰りたくなります。

  • 読後はしんみり。

    とあるコンビニを舞台にした短編集。
    登場人物の今後をどう捉えるかは読者次第。

  • わたしが読んだ池永作品2冊目。
    以前に読んだ珈琲屋の人々に引き続き泥臭い。
    どこまでも人間を泥臭く描いている、そんな印象。
    それでも、誰もが必死に恋愛だとか結婚だとか家庭だといった錘を抱えながら必死に生きている、そんな感じ。
    その後がわからないだけに治子と八坂の話は切なかった。

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著者プロフィール

1998 年「走るジイサン」で第11 回小説すばる新人賞受賞。2002 年「コンビニ・ララバイ」で注目を集める。06 年「雲を斬る」で第12 回中山義秀文学賞受賞。その他著書多数。

「2021年 『おっさんたちの黄昏商店街 それぞれの恋路』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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