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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
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たぶん、魂というものは確かに存在していて、それが体という不自由なものの中で悲鳴を上げたとき、それは唇を通して別な魂と触れ合うことを求めるのだろう。
― 164ページ -
まだ生きてますから
― 324ページ -
「君は」と窓の外に目を遣った有馬さんが呟いた。
「少し変わったのかな」
「ええ」と僕は頷いた。
「生きてますから」
「そうか」有馬さんは頷いて、微笑んだ。
「私は、変われるかな」
「大丈夫でしょう」と僕は頷いた。
「まだ生きてますから」
「まだ生きてる」有馬さんは頷いた。
「そうだな。まだ生きてる」
「あいにくと」と僕は笑って付け足した。
「そう。あいにくと」と有馬さんは微笑んだ。
― 323ページ
みんなの感想・レビュー・書評
患者たちの最期の願いをひとつだけ叶えていく「僕」の話。好きだから死んでほしくない。好きなら、苦しませていいのかな。助けてくれないならそんなこと言わないでよ、って思う。
WILLを読む前にもう一回読んでおこうと思って再読。 神田と森野のやりとりが好き。
ただ感動するうわべだけの病院ものかと思ったら、全然違う!
人間の本質を描いていて、やっぱりそんなにきれいなものじゃないよなーと思うと同時に、そんな人間が少し愛しくなった。
FIFRFLYはすごく切なかった。でも、文章がきれいで、情景が思い浮かんできて、映画を見てるような感じを受けた。
自分がどんな人生を歩んできたか、死ぬ前に誰かに話したい気持ち、わかる気がする。
最後のほうは、死生観について色々考えさせられた。
”やがて死んでいく人間なんてどこにもいはしない。そこにはただ、今を生きている人間がいるだけだ。”
伊坂幸太郎氏の「死神の精度」と夏川草介氏の「神様のカルテ」を足して2で割ったような世界観である。
病院で死を間際にした患者の願い事を叶えると言う設定から、物語は人間の死生観にまでテーマを移行させて行く。
哲学的、宗教的に突き詰めれば、たかだか330ページで語れるものではないであろう。
そこを、登場人物のキャラ付けや文調により、生きる事への希望と言うものをライトに感じさせるのは作者の力量だと感じた。
すべては作中の「やがて死んで行く人間なんてどこにもいはしない。そこにはただ、今を生きている人間がいるだけだ」の一文に尽きる。
続編(姉妹編)が刊行されているらしい。
早速購入したいと思う。
「人間が生きていくって、そういうことでしょう?その人が生きていなければ、僕だってその人と知り合うこともなかったし、その人と喋ることもなかったし、その人に好意的な感情を持つこともなかった。・・・」なんとなく、ここの文章が好き。心に響いた。理屈ではなくて。そう、人が人を想うことは理屈ではないんだよね。だからステキなのかもしれない。
「この病院には、死を間近にした患者の願い事をかなえてくれる必殺仕事人がいるらしい」 病院で清掃アルバイトをする大学生の神田。 ある出来事をきっかに始めた彼の行動は必殺仕事人伝説として密かな噂となり、死が近づいてきた患者の願いが寄せられてくる。 一見すると、ただの感動話のように思えるけれど、読み進めると間もなく、そう純粋な話ではないことが分かる。 それは、願いを伝える患者が一癖も... 続きを読む »
入院直後に読んだので、リアル感が強かった。
苦しい部分と、せつない部分。
帯にあった涙は出ませんでした。
1番最初に読んだ本多孝好さんの作品\(^o^)/
キャラクターと台詞回しが大好き!
ただこの人の作品って、毎回主人公のキャラが似てる気がする。
何となく、伊坂さんの死神の精度を彷彿とさせる。
素直に面白かった。何か好き。
この病院には死を間近にした患者の願いをかなえてくれる仕事人がいる。
患者達の最後の願いは、どれも感動的なものに思える。
でもその願いにはもっともっと深い思いがあった。
展開が読めなくて面白い。
彼らの願いが正しいのかは分からないけれど、間違っているともわたしは言えない。
主人公のあの落ち着きというか雰囲気が好きです。
今のわたしと同い年の設定なのになんであんなに全て悟っているかのように落ち着いているんだろう。
他の作品も読んでみたい。
なかなか良くまとまってるなという印象。幅広く、王道な感じの話の流れが何編か入ってる。家政婦は見たみたいな感じ?人間の脆いところと、醜いところがよく出てたしね。割と物語の最後のは、おーそうきたかっていう感想を持てた。戦争だからって、味方を殺してしまった人の一生背負った傷は深いんだろう。初恋の人が嘘の住所教えて、信じられなくなって自殺した友達を持つ女の子の話。これは、まさか友達がっていうのに気づかなか... 続きを読む »
切ない。どうしようもなく切ない。
生きていることと、死んでいくことは違う。
色々考えさせられました。
達観したような、クールな佇まいの主人公が良いです。
ACT.3の「FIREFLY」が好き。
死ぬ間際に願いを叶えてくれる必殺仕事人。
3つ目のFIREFLY が印象的かな。
人は死ぬことが怖いんじゃなく、忘れられることが怖いんだってゆうどけかで聞いた言葉を思い出した。
死ぬ瞬間、自分がどう死ぬかもしれないけど私は案外どうでもいいことを考えそうな気がする。
まあ、その時になればわかる。
如何とも表現し難い読後感。
そういえば彼の作品を読んだあとはいつもそうだ。
無茶苦茶な理屈でも『僕』の言い分にわたしは肩入れしたいと思います。
毒のある言い回しは結構気に入った。先が読みにくい展開も。ただ、ここまで出来ないだろう?というものもいくつかあることはあったかな?
必殺仕事人はそのままいってしまったのでちょい拍子抜け。徐々に文体がやわらかくなって特徴がなくなってしまったのは残念。でもなかなか面白かった。
*有馬さんという老人のエピソードが
すごくいい。
*余命いくばくの人びとの想い。
特にFIREFLYの章の結末はずるい。
(※泣きそうになったという意味で)
*森野が代筆したラブレターが
どうしてああだったのか後から納得。笑
箇条書きなレビューだけどこんな感じ。
【ネタバレ注意】
病院で清掃員のバイトをする主人公が、死に直面した患者さんの、それぞれの願い事を聞く話。
本についてる帯は、出版社が勝手に解釈したウソが多いが、『40万人が泣いた 感動のベストセラー』というのは大ウソ。泣ける場面は一回あったか無かったぐらい。
色々な患者さんと関わることで主人公が成長していく様子が伺えた。読みやすい物語ではあったが、読んだ後に何も残らないというのが正直なところ。
それがいいか悪いか、人それぞれだと思うけど、個人的には星2つ。
病院の噂話、必殺仕事人。
病院の清掃員アルバイトの神田が、必殺仕事人として、希望を叶える。。
軽いタッチで読みやすく、一気に読めた。泣きはしないけど、じんわりと心に残る。
4つの話の短編集だか、最初とラストにリンクもあり、神田と森野のラブというか淡い恋の予感も感じさせるのが続編の期待大だ。
早速かいにいこっ。
自分が死ぬときは何を考えるんだろう。
そんな冒頭にドキっとさせられた。
そっちの方に近い年齢だけにインパクト大。
第三話のFireflyが切ない。
主人公や周りの登場人物がとにかくクールでかっこいい。
この静かでかつ力強い世界観は好きだ。
最期の章の安楽死に関する問いかけも考えさせられるものがある。
物語の舞台となる病院には、昔から語り継がれている噂があった。その噂は死を前にした人にしか伝わらないという。その噂とは、掃除夫の姿をした必殺仕事人がひとつだけ願いを叶えてくれるということ。あなたは自分の死を悟った時どんな願い事をしますか?
帯に惹かれて購入しました。
死にいく人をテーマにした話なのかな?
最後の話「MOMENT」意外ダークな感じ。
作中に主人公と女の子の恋愛の話が書かれていたけど、それまでの過程とかすっ飛ばされていたような。そこだけどうしても気に食わないです。
続編も合わせて買ったので、『WILL』に期待!

この前読んだ「WILL」が良かったので、その前に出た姉妹編というこの本も買って来た。
こちらの主人公は神田。病院で清掃員のアルバイトをしているのだけど、その病院には死期が近づいた患者の願いを叶えてく...





