田中角栄回想録 (集英社文庫)

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  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087480337

作品紹介・あらすじ

国交回復を果たした周恩来との膝詰め談判、日ソ外交史に残るブレジネフとの会談、得意の"角栄節"で愉しませたエリザベス女王との会見-。戦後の一時代を築き、ロッキード事件を経てからもその影響力を失わなかった天才政治家・田中角栄。その栄光と苦闘の歴史を、23年間腹心の秘書として連れ添ってきた著者が、田中の肉声を交えて振り返る。

感想・レビュー・書評

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  • 現在の日本の礎を築いた人物=田中角栄。ここには田中角栄の生の声が収録されている。そして、この本を編纂した秘書・早坂茂三も、もういない。混沌とした時代、錯綜を続けるリーダー不在の今の日本。ゆえに、再読されるべき一冊。

  • 面白い。新聞記者時代に記事でいろいろスッパ抜いていた
    敵対していた著者=早坂氏を秘書に引き込む角栄氏。度量満点なエピソードの数々。
    その後の高度成長&ニッポンの青春時代を率いた角栄氏の政治手腕と・キンタマの大きさと器の大きさについての逸話が満載の評伝。
    早坂氏のあのトークに似たリズムの文体が小気味良い。
    昭和って、なんだかんだあっても皆が成長をベースに先を眼差せた良い時代だったんだろう。
    今を考えればこの本の時代がすごく羨ましく思える。

  • 角栄 茂三 を

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著者プロフィール

早坂 茂三(ハヤサカ シゲゾウ)
政治評論家
1930年北海道函館市生まれ。1955年早稲田大学政治経済学部卒業後、東京タイムズ社に入社。政治部記者時代に田中角栄氏と出会い、以後23年間、敏腕秘書として勇名をはせた。「日本列島改造論」の名づけ親でもある。田中氏の病気療養を境にフリーとなり、政治評論家として活躍。『オヤジと私』を皮切りに、『田中角栄回想録』『政治家 田中角栄』『駕籠に乗る人担ぐ人――自民党裏面史に学ぶ』『宰相の器』『鈍牛にも角がある』『意志あれば道あり』(以上、集英社文庫)など多数の著作を出版する。2004年、肺がんのため逝去。

「2016年 『田中角栄と河井継之助、山本五十六』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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