能登怪異譚 (集英社文庫)

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著者 : 半村良
制作 : 村上 豊 
  • 集英社 (1993年7月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (166ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087480467

能登怪異譚 (集英社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 箪笥
    蛞蝓
    縺れ糸
    雀谷
    蟹婆
    仁助と甚八
    夫婦喧嘩
    夢たまご
    終の岩屋

  • イラストがいちいち話の落ちを先取りして、ネタばらしをしている。もう2ページ後ろに置けばいいだけなのに、これが最大の怪異だ。

  • 能登の言葉?
    最初、とっつきが悪かったんですが、すぐに気にならなくなって。

    短編集って沢山読むと、「あれ?この話、どんなのだっけ?」
    ということがよくありますが(え?私だけ?)これは忘れられない
    話のオンパレードです・・・とここまで書いて、ふと思った。
    翻訳ものを読むことが多いのですが、原題と邦題が違うものが
    かなりあります。ひょっとすると、その邦題が今ひとつなのかも。

    登場人物たち自身は淡々と生きているだけで怖い思いを
    していない話って、こちらの怖さは倍増しますねー。

    ■箪笥 
    なんで箪笥の上にいるのかわかんないのが怖いっ
    しかもね・・・

    ■蛞蝓 
    ナメクジと言えば塩。でもこの、蔵での女房の描写はやりすぎ・・・

    ■縺れ糸 
    神の恩賜で暮らす老夫婦にいらぬおせっかいを・・・
    芥川でありそうな掌編。

    ■雀谷 
    象塚ってありますよね。雀も・・・っていうのは大枠で。
    更に外枠が・・・

    ■蟹婆 
    目のない蟹ってだけでもう・・・
    こういう村って実は本当にあったのでは・・・
    どこかにまだあるのでは・・・うきゃ。

    ■仁助と甚八 
    これはかなり技巧的な作り。
    読んでて、どちらがどちらか、だんだん惑わされます。

    ■夫婦喧嘩 
    犬も食わないってやつですね。
    される方は溜まりませんが、話としてはこれだけが微笑ましい・・・

    ■夢たまご 
    「邯鄲の夢」ですか。輪廻転生って案外こういう仕掛けかも。

    ■終の岩屋 
    ある意味、モーロワの「タナトス・パレス・ホテル」。
    あれより、死なないのが更に深い。

  • 傑作「箪笥」。これは読んでおくべきだ。語り、視点、ロケーションの変化など実に技巧的ですばらしい作品だ。次の「蛞蝓」まではまだ良かったが、後がひどい。だんだんつまらなくなってくる。「箪笥」だけのために買うのはよいと思う。

  • 能登の言葉を活字で読む経験は僕にとっては特別なもの。細部まで再現された能登弁。能登といっても2,3キロ離れるとまた微妙に違うんだけど、そこへの配慮も感じる。よく調べたなあ。しかも物語りがまたいいじゃないか。半村良、やっぱりすごいな。もっと読もう。

  • まるで夜語りの民話のように、朴訥とした能登弁での一人称で語られる物語は、モダンホラ-とは対極的な位置にあるようにも思われるが、それに勝るとも劣らない怖さを味わわせてくれる。
    代表作「箪笥」の何とも説明のつかない奇妙な味とぞくりとする読後感、「雀谷」「蟹婆」で描かれるのはS・キングらのモダン-田舎-ホラーを凌ぐ恐怖と惨劇……その他全9編の"もっしょい"(面妖な)話を収録。

    村上豊氏ののどかな挿絵もなぜか内容にマッチしていて、むしろ怖さを引き立ててすらいるのだから、不思議。

  •  いやー,能登に住んどる者(もん)が読んだから(さかいに)余計(よけ)におもしろかった(もっしかったわいねん)。
     このような変な(もっしい)な昔話が(はなっしゃ),もともと能登地方(おらかた)にあったのかどうかは知らない(しらん)けれど,ちょっと(ちょっこり)ゾクゾクとする話でした(やったわ)。

  • 伝奇SFといえばこの人。『戦国自衛隊』の半村良の短編集。

    160頁未満で全9編、村上豊の挿絵27点付。
    小学生でもじゅうぶん楽しめる本です。

    自分にとってはちょっと感覚がマイルドすぎたか。
    これ自体がすごい意欲作とかゆうものでは無いですが、フォークロアがお好きなら読みたい一冊。

  • 【箪笥】―短篇。
    老婆による能登弁の語り口で、家にまつわる昔話。夜な夜な箪笥の上に座る家族。短いながらもその光景を思い浮かべてぞくりとさせられるのが面白い。(2008.12)

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