怪物の友 モンスター博物館 (荒俣宏コレクション) (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 139
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087481587

作品紹介・あらすじ

伝説の麒麟と実在のキリン、鳳凰とフェニックス、龍とドラゴンは、どこが同じでどこが違うのか。また、古今東西の怪物と呼ばれる想像上、伝説上の、実在を証明できない遊想動物たち。こうした「怪物」たちをこよなく愛する筆者が、その博物学的知識のすべてを傾注して書き表したおもしろくて解りやすい怪物学のオリジナル決定版。

感想・レビュー・書評

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  • 読み途中。この人の本ならもう確実。人外についていろいろ。

  • 11/10 読了。

  • 怪物、妖怪、幽霊、お化け。たまらんですね。

  •  好きな人には強烈に面白い本。

     想像上の動物の博物学です。

     要するに怪物ですが、ユニコーンとかもあるので怪物というイメージだけだとちょっとニュアンスが違います。

     とにかく荒俣宏の博覧強記ぶりがうかがえる好書。

     特になんとなく似ていると思われている竜とドラゴンの博物学は、その違い(分類)が明確にわかるので楽しいです。


  • 図書館から借りました


    専門書。妖怪の。
     
     話は、ドラゴンと人魚が多い。
     あちこちで作られた「人魚のミイラ」とかの話がのっているが、まがいものと踏まえた上で、それでも妖怪はいるのだと語る。
     妖怪がいるというのは、「宇宙人は存在する」とかいうのと、趣が違う。
     読みやすい。わかりやすい。絵も多い。水木しげるとの対談とかもいい感じ。
     古い夜店に売られている「嘘」だけど、楽しい嘘にだまされて見る感じ。(作者がね
     知っている化け物が多いが、知らないのも結構出てくる。

     資料本として上質です。
     これで六百円ぐらいなんて。文庫サイズでお買い得で、場所とらずです。

     ただし、妖怪図鑑系が欲しいのであれば、水木しげるの出している方がおすすめです。
     これは、図鑑ではなく、専門書、なのですよ。

  • 想像上の生き物好きなんですわ

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著者プロフィール

作家・翻訳家・博物学者。京都国際マンガミュージアム館長。
平井呈一に師事、平井から紹介された紀田順一郎とともに、怪奇幻想文学の日本での翻訳紹介に尽力。のち活動の幅を広げ、博物学をはじめとして多ジャンルにわたって活躍。
主な著書に『妖怪少年の日々』、『帝都物語』シリーズ(ともにKADOKAWA)、『世界大博物図鑑』(平凡社)、『サイエンス異人伝』(講談社)、『江戸の幽明』(朝日新書)など。『怪奇文学大山脈』Ⅰ~Ⅲ(東京創元社)を編纂。

「2021年 『平井呈一 生涯とその作品』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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