手塚治虫名作集 (1) (集英社文庫)

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著者 : 手塚治虫
  • 集英社 (1995年3月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (323ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087482898

手塚治虫名作集 (1) (集英社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 初出1971~85年の短編7本。戦中戦後の社会の実相を暴く作品を多く収録。空腹・爆撃・爆撃による死傷・創作の抑圧・軍事教練等、実に生々しい。特に、戦中戦後の空腹模様は経験者でなければとても書けないリアリティ。「ゴッドファーザーの息子」(1973年)、「ZEPHYRUS」(1971年)、「1985への旅立ち」(1985年)、「紙の砦」(1974年)、「すきっ腹のブルース」(1975年)、「いないいないばあ」(1981年)、「悪右衛門」(1973年)。もっとも、何故、解説を大沢在昌にしたのかという疑問はある。

  • 『いないいないばあ』
    「あなたってときどき気がおかしいんじゃないかと思うわ」
    「そりゃあたりまえだろうね おれもそう思うから」
    「ちっともこわかないけどね」
    「あのおじいさんケロッとしとるな オバケ屋敷だというのに・・・」
    「こっちからそのタタミに座るとええでがんす 座敷わらしは安心するでがんす」
    「オラ無形文化財ダド 天然記念物ダド」

    『悪右衛門』
    「そやから あぶないことはやめときゆうんや」
    「おまえをなぐったのははじめてだ」
    「あわれなやつだ!人間でもない女と知らずにくらし そのあいだにほんとのきさまの女房はきさまの仕えていた主人になぶり殺しにあい・・・きさまは この世でいちばんの笑い者だ!」

    座敷わらしかんわいい。悪右衛門のお話も好きだけど泣きたくなる。

  • 表題作に限らず、「紙の砦」や「すきっ腹ブルース」といった自伝的名作を多く収録した、集英社の手塚治虫名作集1冊目。正直、この名作集1冊目は、収録されている1話1話ごとに泣けます。それほどの濃さです。手塚治虫ファンであってもなくても、一家に一冊レベルだと僕は思っています。取りあえず必見!

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