平成トム・ソーヤー (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 472
感想 : 46
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  • Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087484748

作品紹介・あらすじ

一見、どこにでもいそうな高校生ノムラノブオの指先には、超能力とも呼ぶべき力が秘められていた。鋭敏な感覚を生かした、神業のようなスリの手腕である。そんな彼の力に目をつけた同級生スウガクと、可憐な女子高生キクチ。三人は自らの未来を賭けた、大それた計画を企てるのだが…。大都会の暗部を軽やかに疾走する、新世代の冒険小説。

感想・レビュー・書評

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  • 明らかに都会のトムソーヤから題をもらっているのだろうが読んだことがないため、内容が似ているのかとか、関係があるのかないとか全然分からなかった。

    内容としては山あり谷ありで面白いが、師匠ポジション的なおばあちゃんがかなりあっけなく退場したのが、しっくりとこなかった。あんだけ強者感を出しておいてなんてあっけない、、

  • 物語的には面白かった。
    高校生3人の大都会の中での冒険小説。
    終わりかたも悪だくみがまんまと成功しなかったっていうのが爽やかな終わりかたで良かった。
    でもなんだか余計な部分が多かったのも気になった。
    ノムラとキクチがいきなり付き合うのは100歩譲ってまぁ若いからいいだろうと思うけど会ったそのに日やりまくるってのは必要だった?
    それも若いからアリって言えばアリかもしれないけどおばぁさんは殺す必要あった?
    その事に対する説明もたいして無いし。
    あとノムラの話し方はちょっと鼻についた。
    その辺がマイナスポイントだったかなぁ。

  • 序盤からワクワクするストーリーと、登場人物の一人一人の魅力をもとに、キクチの視点から歌詞を書いたことがあります。

  • いけないことをしすぎて、読んでる最中なんだかなぁ〜としか思えなかった
    でも、最後に受験失敗をして良かったと思う
    お婆さんの死因とか、尋ねてきた警察がどうなったとかがうやむやだったけど、たしかに冒険をしたんだろうなぁとは思えるラストだった
    物語の感情を表現する例えが素敵なものが多くて、わかりやすいし上手だなと思った

  • キクチの好きなトムソーヤとハックルベリーフィンの絵
    キクチの友人の蕪木(スウガク)と同級生の右指に特殊な能力をもちスリができるノムラノブオ
    頭の良い蕪木がハックルベリーフィンで、キクチと付き合いはじめたノムラノブオがトムソーヤ
    最後まで、三人がはじめた作戦はうまくいくの?成功するの?と思いながら読み続けた。

    『スメル男』も面白かったし、平成トムソーヤも面白かった!!

  • 冒険そのものももちろん面白いんだけど終わり方が好きだ。そもそもノムラの神がかりなスリの技術があって成り立つ話だけど、そんなことってできる人いるのかな?オイラは信じられないのでノムラ、スウガク、キクチ3人の企み自体にかなり違和感があるんだけど、結果的に引き込まれちゃった。なんか、小学生が夏休みに親に内緒でやったいたずらみたいなワクワク感。これがうまくいっちゃうと面白くない。3人の冒険が犯罪小説になっちゃう。バレなかったとしてもその後の3人に陰を残すことになる。こんな終わり方がこの物語を清々しくしている。ちょっと斜に構えたり背伸びしていた3人だけど、オイラはラストの3人の姿が好きだ。これからもっと面白いことを企んでくれそうだ。きっと今度は健全な方法で。

  • 自分が抱えている孤独から「卒業」できたときに、清々しい気持ちになれることを知る若者のおはなし。
    平成が終わってしまう前に、平成の良さを読み返すこともできるのではないだろうか。

  • 高校生が主人公の物語は往々にして実年齢に比べてかけ離れて大人過ぎる行動力なのに思考力は幼いものが多く
    この作品も多分に漏れずストライクな作品
    そもそもおばあさん殺す必要あった?
    というかそのくだりは説明なしとか意味不明w

  • 何度も読み返してボロボロになってその度に新しく買いなおした思い出の本
    コミック化もされたけど、やっぱり原作が一番よかった。

  • [ 内容 ]
    一見、どこにでもいそうな高校生ノムラノブオの指先には、超能力とも呼ぶべき力が秘められていた。
    鋭敏な感覚を生かした、神業のようなスリの手腕である。
    そんな彼の力に目をつけた同級生スウガクと、可憐な女子高生キクチ。
    三人は自らの未来を賭けた、大それた計画を企てるのだが…。
    大都会の暗部を軽やかに疾走する、新世代の冒険小説。

    [ 目次 ]


    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

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著者プロフィール

作家

「2022年 『ベスト・エッセイ2022』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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