- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087485158
作品紹介・あらすじ
テレビに映し出された風景に僕は覚えがある。行ったことはないのに、確かにこの情景を僕は知っている-。高校2年生の矢崎武志に起こったのは既視体験デジャ・ヴ。彼は意識を失う度に、はるか昔、生まれる前の世界を体験する。その世界で彼は戦国の忍びの一族だった。前世で何があったのか、なぜ過去を追体験するのか。運命の人に再び出会うため、時空を超えて駆ける永遠の恋のリフレイン。
感想・レビュー・書評
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これは事実上の村山さんの処女作であるらしい(後書きでそう書いてある)。
で、面白い!ドラマや映画になっていてもおかしくないくらい。こないだ読んだアダルトエデュケーションとは全く違う作風だけど、どちらも素晴らしいと思う。もう少し村山さんの本を読んでみたくなりました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
おいこーシリーズの桐島先生と矢崎くんの秘密?が知れるというので読んでみた。ふたりがこんなロマンチックな絆で結ばれているなんて…!予想外すぎてびっくり。他の作品の登場人物がリンクするの大好きなので、こういう仕掛けは嬉しい。
「生まれ変わり」「前世」ということについて調べてみたくなった。
ふたりが今世でどういう風になるのか、おいコーシリーズを読み進めると分かるのかな? -
生まれ変わり、輪廻転生を題材とした話。
この人はこう言うSFチックな話も書くのかと少し驚き。
ページ数も少なめで、サラサラと読めます。
北村薫氏のリセットを軽くした様な。 -
前世の記憶で、現世での出逢いがある。
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「目に見えるものが全てではない」のような終わり方だった。ラストは保健室の先生とイチャイチャして終わった。面白かった。
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村山さんの独特で綺麗な言い回しと、文体からにじみ出る若々しさ。聞けば処女作らしく納得。
「文部省推薦みたいな恋愛」なんてどうやったら思いつくの。学生恋愛をここまで的確に、魅力的に、愛情深く表現出来る村山さんのユーモアに感服です。
内容に関しては、現代パートが特に良かった。
矢崎を取り巻く人間との何てことなくて、少し青くさくて、どこか懐かしくて、だからこそ少し恥ずかしく感じるやり取りがたまらなく愛しい!!
昔の自分を思い出して、共感性羞恥を程よく刺激されるなと思いました。あまずっぺ〜!
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先は読めちゃうけど、面白い
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昔大好きだった小説を再読。さらっと読めるけれど、スケールが大きくてドキドキしました^ ^
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2019年94冊目。村山由佳氏のデビュー作。所謂転生ものだが、ページを区切って読んだため内容がイマイチ把握できなかった。最後に主人公がずっと気になる相手が分かるのだが、あれ?という感じで大事な部分を読み落としてしまった感じ。こういう短い物語は一気に読み進めてしまうのが一番なのかなとも思う。という訳で、もう一度再読します。詳しい感想はその時書きたいと思います。