BAD KIDS バッド キッズ (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 274
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087486285

感想・レビュー・書評

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  • 10年前に出会ってたらどんな感想を持っただろう、何か違ってただろうか。都と隆之と同じ世代にどんどん読んでもらいたい。

  • 夏のお話。少し切ないかな

  • 多分、自分が女性に惹かれていると確信してから比較的初めて読んだ本。それは、大学生の頃。
    わたしは、気づかないふりをして過ごしてきたけれど、この本を読んで懐かしい気持ちになった。あ、自分もそんな気持ちになった事がある、と。あれは恋だったんだなって。

    当事者の中高生に読んで欲しい一冊です。
    人に惹かれるその気持ちを大切にしても良いと思える一冊だと思います!

  • 20歳も年上のカメラマンとの関係に苦悩する都は高校の写真部長。彼女が絶好こ被写体と狙いをつけた隆之は、ラグビー部の同性のチームメイトに密かな恋心を抱いていたり傷つき悩みながら、互いにいたわりあうふたり。やがて、それぞれに決断の時を迎える。愛に悩み、性に戸惑いながらもひたむきに生きる18歳の、等身大の青春。

  • 読後感は爽やかで悪くないです。ピアノの綺麗な音が聞こえるようなラストシーンでした。都と隆之の今後は置いておいて、村山作品の青春ものに後味が悪いものってないなぁと思います。
    正直高校生がこんな男女関係を築くことはできないだろうなとは思いますが。
    都が北崎を好きなのは本能が欲しているのかもしれないですね。北崎が都の理解者になれるとは到底思えないのですが、2人が素直になったら少しは変わるのでしょうか。

  • 初の村山由佳で初めての恋愛もの(高校生が主人公というのもあまり読まない)


    高校生で、恋愛描写あって、てこれしか読んでないしこれが一番かも
    内容は、男女の恋とは言い切れないけど笑

    いや普通にある 高校生 恋 と銘打たれた本は読めねえ。

  • 中学生か高校生の頃に読みました。
    思春期の揺れる心が手に取るように見える。
    色々と共感したり引き込まれた。
    登場人物ひとりひとりが、人間らしくて愛着がわく。
    揺れる時期に、このような関係の友人がいると幸せかも

    今でも読むと、その頃を思い出す。

  • 20歳も上のカメラマンとの関係に苦悩する都は高校の写真部。絶好の被写体とめをつけた隆之はラグビー部の同性のチームメイトの宏樹に恋心を抱いている。傷つき悩みながら互いにいたわりあう2人の物語。

  • 青春物で共感出来ないかと思っていたが、若さの力、10代の頃の純粋さを思い出させてくれた物語だった。その後が知りたい‼

  • 登場人物の心情の描写がうまい。不良と肩がぶつかって・・・などという使い古されたような展開なのに、物語に入り込んでしまいます。

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著者プロフィール

村山由佳
1964年、東京都生まれ。立教大学卒。93年『天使の卵――エンジェルス・エッグ』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2003年『星々の舟』で直木賞を受賞。09年『ダブル・ファンタジー』で中央公論文芸賞、島清恋愛文学賞、柴田錬三郎賞をトリプル受賞。『風よ あらしよ』で吉川英治文学賞受賞。著書多数。近著に『雪のなまえ』『星屑』がある。Twitter公式アカウント @yukamurayama710

「2022年 『ロマンチック・ポルノグラフィー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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