オープンハウス (集英社文庫)

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著者 : 辻仁成
  • 集英社 (1998年3月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087487589

オープンハウス (集英社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 本を交換してもらったもので、交換した人はこの本が四冊も家にあったらしい。

    そこまで??ってくらい私にはあまりよくわからない内容でした。笑。

    グズグズ、ジメジメ、ダラダラな主人公が多く出てきてなんかこうね、いらっとしちゃうよねー笑。

    そういう人って、苦手なんだなぁ。と、本に出てくる登場人物さえも苦手なんだなぁとつくづく思った(。-_-。)。だから、村上春樹とか彩海には全然伝わらないんだなぁ。あの、いじめられっこな感じの主人公のキャラがダメかも。笑

  • 短編3部作

    1 オープンハウス

    下火のモデル、ミツワに犬のエンリケと共に養われているカード破産した主人公トモノリ。
    エンリケは屋上で飼われており、吠えると電流の走る首輪をつけられている。
    主人公も居心地の良いヒモ暮らしに甘んじていて、ミツワに頭があがらない。
    ある日、ミツワと共に主人公は豪邸のようなモデルハウスを見に行く。御曹司と令嬢のふりをして。
    最新設備を備えた台所やバルコニーにため息をつくミツワ。届くと思った幻の幸せ。
    2グッバイ ジェントルランド

    犬を捨てるか、トモノリをマンションから追い出すかヒステリーを起こすミツワ。
    主人公は、エンリケを自転車に乗せて連れ出し、公園に置き去りにしようとする。
    情が湧いてエンリケを捨てられない主人公は、エンリケを乗せあてどもなく彷徨う。
    辿り着いたのは、町はずれの実家。経営が悪化し、精神を病んだ母ともくもくと工場を営む父の元だ。
    焦点の合ってない目をした母に迎えられ、少年時代の思い出に耽る主人公。

    気づくとエンリケが自転車からいなくなっている。父と慌ててエンリケを探し回る。
    エンリケは見つからない。諦めて工場へ戻ると、母に頭を撫でられながら、エンリケが実家の前でちょこんと座っていたのだった。

    3バチーダ ジフェレンチ

    ジンマシンに悩むバツイチのユイコ。ジンマシンを和らげる熱湯のシャワーと、規則正しい177の時報だけが心のよりどころだ。
    元夫が自分のためだけに吹き込んだ留守番電話にゾッとし、夫の同僚ミヤケに付きまとわれてジンマシンを悪化させる。
    主人公を取り巻く男は、優柔不断で気が回らず頼りない。言い寄る男をはねつけて、母子家庭で自分を育てた母親の気持ちが身にしみる。

    久しぶりに親友と再会すると、夫との密会を告白され、ずっと一緒にいたのに知らなかった男の一面に動揺する。
    ミヤケはストーカー化し、マンションで待ち伏せし狂言自殺までする。主人公に振り向かれないと知り、手すりにつかまったまま泣きわめくミヤケ。

    ふっきれて、今なら全てを振り払えると確信する主人公なのだった。

  • 中篇3部作から成る短編集。
    主人公が、エンリケを自転車のかごに乗せて故郷に戻るシーンが良い。

  • 辻 仁成の【オープンハウス】を読んだ。

    『オープンハウス』『グッバイ ジェントトルランド』『バチーダ ジフェレンチ』の中篇3作が収めら

    れた作品。

    『オープンハウス』と『グッバイ ジェントトルランド』は連作になっている。

    20代前半でカード破産した「僕」と売れないモデルの「ミツワ」と声を忘れた犬「エンリケ」が都会の

    片隅で静かに織り成す物語。

    『オープンハウス』は「僕」と「ミツワ」の物語で『グッバイ ジェントトルランド』は「僕」と「エン

    リケ」の物語だ。個人的には『グッバイ ジェントトルランド』のほうが面白かった。

    「ミツワ」の命令で「エンリケ」を捨てに行かなければならなくなった「僕」が自転車のかごに「エンリ

    ケ」を載せて当てもなく彷徨う。しかし、当てのないはずの小さな旅はいつの間にか「僕」の実家に向か

    っていて・・・。

    声を忘れた「エンリケ」が、崩壊した「僕」の家族の絆をゆっくり静かに繋げてくれる。

    目を見張るような展開や、衝撃の結末などはない。どこか投げやりで人生を遠くから眺めているような

    「僕」の世界感が、読む人によってはうんざり感じるかもしれないが、なぜか読後はじんわりとした温か

    さが潜む作品だった。

    巻末解説の清水氏はこの作品を「辻仁成の作家としての成長」と位置づけている。僕的には辻氏の前後の

    過程を知らないのでその「成長の証」を見出す事ができなかったが、辻氏の世界感というものがしっかり

    と物語の中核にあるなと実感できる作品だった。

    『バチーダ ジフェレンチ』は離婚した夫婦の間に渦巻く奇妙なすれ違いが織り成す物語。

    3作の中でこれが一番「小説」として面白かったかな。

    読む人によって感性が違うし、感じ取ることも違うと思うのでなんともいえないが僕は唯一辻 仁成の作

    品で読んだ【冷静と情熱のあいだ】に比べると若干インパクトが弱い気もしないでもないが(冷静と情熱

    〜がインパクト強すぎた)なかなか無難に読める作品としては評価できると思う。

  • 先輩にいただいた本。

  • 繋げ方うめー

  • 2008

  • 痛々しい感じがとても好き。この人の孤独感の描写はいちいちリアルでよい。

  • エンリケを拾うことにした。

  • オープンハウス2のグッバイジェントルランドが泣けた。エンリケを捨てに行く途中の風景描写、感情移動、回想、葛藤などがとてもせつなくて、そして綺麗で。エンリケが工場の前から消え父と探しまわる間のノスタルジー。戻ってきてたエンリケ。歌いだす父。総合的に綺麗で好きです。

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