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この作品からのみんなの引用
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「布を織るときね」「次々に、きれいな色の糸を入れていくでしょう?文句なく美しいのに、どうしてもしっくりこない時があるの。何かひと色させば、全体がピッと引き締まって統制がとれることがわかってるのに、それが何の色かわからないでいらいらするの」「一色なのよ」「ほんのひと筋なの。それさえ見つかれば、あたりの色はそこに向かってすーっと引き寄せられるのに」
― 188ページ -
僕らの小さなジュニアが足元にまとわりついて邪魔をする。君が手を離せない時は 僕がみる。僕が忙しい時は、君だ。そうして、子供が寝るのをじりじりしながら 待って、そのあと僕らは愛し合う。なあ…それ以上の至福があると思うかい?
― 210ページ -
「とてもいい子よ。正直だし、自分ってものをはっきり持ってるわ」
「人はそれを、傍若無人で傲慢だと見るんだ」
「そんなふうにしか見れないとしたら、自分の弱さやごまかしにいやでも気づかさ れるせいよ。あの子は嘘がないもの」
― 207ページ
みんなの感想・レビュー・書評
村上由佳の作品の中では、海を抱くの次に好きだと思います。主人公の飛鳥の色に関する知識や感性が、文章の中にたくさん入っていて、すごく綺麗だなぁーって思いました。
染織家の飛鳥と野生動物カメラマン一馬。
ふたりはベルリンの壁崩壊時に運命の出会いをし・・・
久しぶりの村山由佳。
プライドが高くて不器用な主人公。
そうそう、こういうの好きです。
何度も何度も読んでいます。
彼女のような強さに憧れつつも、それを手に入れられなかった自分を
誇りに思ったりもします。
いろんな意味で、影響を与えられた作品です。
読み始めると止まらなかった。
しつこくないが、しっかりとした構成をしていて、
一気に読んでしまった。
他の作品も読んでみたい。
全然納得いかない!けど、もし主人公と友達だったら…と想像してモヤモヤしてる辺り、のめり込んだ証拠かな。
染物とアマゾンの風景の雄大さを調和させた表現にチャレンジした話+昼ドラのような愛憎が迷走する話。
飛鳥=渡り鳥
「五感だけじゃなく、感性や、美意識、価値観、ものの見方、考え方・・・全部ひっくるめて、あの大草原の中に一度でも身を置いたら==絶対に、人が変わる。」
「行ってみたいわ」
ナイロビ、運転手、象、ライオン
恋愛ものは横に置いて、染めに関する文章がよかったです。私も藍染とか染めてみたいな。本題の恋愛模様は正直「?」でした。とくに結末が何故そうなるのか私には分かりません。
染織家の女とカメラマンの男の恋愛。
アフリカで動物の写真を撮っています。
女の友達とのドロドロの三角関係が展開されます。
全く面白くなかった。
章の途中で一人称がコロコロ変わるのも耐えられない。
不要な描写が多過ぎると思う。
ゴチャゴチャしている。
女性雑誌に出てくるようなオシャレ生活も鼻に付く。
村山さんじゃなかったら途中で読むのやめてた。
プライドは自分の内側に向けられている時は大事。外側に向けられてる時は重荷。
最後はそういう展開なんか…
胸が痛くなるようなストーリーだけど、アフリカ の描写や、なにげない表現がものすごくすてきな作品。
色に魅せられた染織家・多岐川飛鳥、野生動物のいのちを撮るカメラマン・藤代一馬。ふたりが出会ったのは、ベルリンの壁崩壊の夜。運命的な恋の予感はそのまま、アフリカでの再会へと結びつく。サバンナの大地で燃え上がる愛、官能の炎。しかし、思いがけない事実が発覚して──。
主にアフリカを舞台にした物語で、そこに登場する人物と動物たちとの姿がまるでそのまま浮かび上がってくるかのような、透明感のある文章で読みやすかった。
ハッピーエンドかと思いきゃまさかのラストに、胸の奥が痛くなった。
飛鳥や一馬の仕事に対する想いの熱さに、自分の身近にいる人の存在を重ね合わせて見る思いがした。
アフリカ行った気分になれるくらい描写が巧かった。
でも話の内容としてはちょっとテンション下がる感じ笑
こういう悲恋嫌いなの…!
舞台となるアフリカの風景が見えてくるようで心地よかった。アフリカ行きたいわーって思った・・・けれど、お話に関しては正直微妙。この作家さんが書いた他の小説の方が面白かったなと思う。ラストのあたり、ここで泣いて!ってことだろうか。
主人公飛鳥は、天使の卵やおいしいコーヒーシリーズのヒロインのようにおっとりした雰囲気ではなく、まだあまり村山さんの作品を読んでいなかった私にはちょっと新鮮でした。
そして、天使の卵もそうでしたが、胸が引き裂かれたような結末で、しばらく引きずりました。
言葉の持つ無限大さに感動。
読むだけでアフリカの壮大な自然が目の前に広がるような錯覚。
地平線の彼方をぞうやキリンがゆったりと歩いてる。
行ってないのに行ったような気にさせてくれるのがすごい。
小説自体は、ラストがせつなすぎ。
ただ一度の過ちが全てを変えてしまった。
あぁ・・・・・・・ (涙)
染織をしている飛鳥と、アフリカの動物たちのいのちを撮るカメラマン一馬。一目会ったときから強烈に惹かれ合う2人。一馬が他の女性(祥子)を妊娠させてしまうが、飛鳥といることを選ぶ。しかし、産まれてきた子がハンディキャップをもった子だったため、一馬は飛鳥のもとを去る。
★佐々木さんオススメの本で読みやすかった。
★一馬はただの野生児。魅力ある人のように見えるけど、だらしない。飛鳥への強い気持ちも、祥子へのことを知ると浅いように思えてくる。改めて避妊は大切だと思った。
★将来は私もミントを栽培して、おもてなしをしようと思った。
とても切ない物語です。
切ないですが、「こんな出会いも、実際あるのではないだろうか」と思わせてくれる本です。
恋愛小説としてもすばらしいですが、私は染色とアフリカにも魅せられました。
この本を読んでアフリカに行ってみたいと思いましたし、草木の香りも想像しました。
染色にも興味を持ち、今度ぜひ、身近な草木でやってみようと思っています。
今にもふわりと、何かが香ってきそうな物語です。
何度読んでも風景の色のきめ細かい描写にぐいぐい引き込まれる。村山さんの色の表し方は、ほんとうに素晴らしいです。

最後に自分が幸せだと思えたのは飛鳥と祥子、どちらだろう。
ふとそんなことを思いました。祥子は一馬の子(かもしれない子)を産むことで一馬を手に入れることができたけれど、一馬の飛鳥に対するほどの深...





