| ブログで紹介する» |
|
Check |
|
|
この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
20年近くたっても変わらない鮮度、繊細な感性。さすがです。ただ、弱っているときに読むと、やられます。
こんな感受性を持ち合わせていたら、さぞ世界は美しかろう、と思う。色のつけ方を教えてくれる、そんな本。
記憶の「小函」──野中柊さんの言葉を借りるならば──のふたが、気がついたらたくさん開いていました。
小函から、いろいろな色の記憶があふれて、あめ玉みたいに、きらきらしていました。
江國香織さんのエッセイには、
日常生活でふいにやってくる感情が、さらりと、しっかりと、記されています。それがとても心地良い。まるで、音楽のようです。
とくに、「スイカシェイクとひろみちゃん」の空気が好きでした。
江國香織は小説よりエッセイが好き。自分では意識してなかったり忘れていた感じや気持ちをを、ああたしかにそうだったと思い出させてくれる気がする。あふれる夏、イスラムの青、夏の緑、旅先の朝、文字だけであんなにはっきり想像できるなんて!
再読。
曇りの日のしゃぼん玉は光りをきれいに映してすてき。
階段や空港の孤独感、秋の紅茶のおいしくなる瞬間・・・。
江國作品の根底にある「心地よさ」が詰まった一冊。
よしもとばなな作品と同じく、影響を受けすぎていて自分の思い出との境界がわからなくなってきているほど。
いつも読んでるのと雰囲気がなんか違っていると感じた。
田舎の子である私は、「ふんふん、そうそう」とはならないことばかり。
だけど、江國香織のことがもっとすきになった。
前よりちょっとだけ、彼女の内側に入れてもらえた感じで、今までより近くに感じる。
江國香織という人のものの感じ方がとてもすきだし、それを表現する術のある、この人を羨ましく思う。
江國香織さんのエッセイはほんとうに品がよく美しくはかない。素晴らしいと思う。
タイトルセンスに脱帽。
生活感っていうものをまったく感じさせない夢みたいなくらし。
江國さんは幸福に暮らしているんだろうな、と想像してしまう。
こんなひとになりたい***
再読率の高い私がなぜだか購入以来の再読。ほっといたくせに江國さんのエッセイのなかで一番好きかもと思いました。
……30歳記念のエッセイ集???
なんだと?私もこの間30歳になったことろです。だからしっくりきたのでしょうか。
30代になる時の不思議な気持ち。このエッセイにはそういう雰囲気も漂っています。
29歳さん、読んでみてください。
「安っぽい色の飴が好きだ。」 という一文から始まる 江國香織の初エッセイ。 フォトブックを開くような 視覚に訴える文章がきれい。 作者の感性がすみずみにまで行きわたる やさしい美しい文章。 身近な飴の話から始まり パレルモのアイスクリーム チェニジアの砂漠の動物園と 海外を巡り 風の色に寄せて 幼いころの自分へと回帰していく。 一つひとつのエッセイに満ちる美意識が好き... 続きを読む »
江國さんの好きなものや思うところが詰まっていて、
いろんな著作にはやっぱり作家の趣向が反映されているんだなと感じる。
素顔が垣間見れるようで楽しい。
何度目かの再読。
ああ、そうそう、そうだった・・・と思うことが、手にとるように言語化されていく心地よさ。
江國さんの文章、そのふんわりした世界に漂っていられる心地よさ。
高校生の頃によく読んでいた江國香織。この本もその頃に読もうとしたんだけれど小説だと受け入れられるこのお洒落な雰囲気がエッセーだと受け入れられずすぐに投げ出し。しかし、久しぶりの江國香織は新鮮で面白かったです。カフェに行くのにカフェだったら絵國でしょう、とチョイスしたのですが本当にカフェにぴったり。間違っても朝の通勤ラッシュ、商談への移動中などには向かないかと。
1/4
17
小説では釣り師になる江國だが、詩人の面だけが抽出されている。
それにしても身辺雑事をよく観察していること、中勘助を思わせるものがある。
書評とか。
エッセイ。
数年前はおもしろくない気がして、ちゃんと読んでなかった。
勿論おもしろかった。
果歩と静枝は高校までずっと同じ女子校だった。ふと気づくといつも一緒だった。お互いを知りすぎてもいた。30歳目前のいまでも、二人の友情に変わりはない。傷が癒えない果歩の失恋に静枝は心を痛め、静枝の不倫に果歩はどこか釈然としない。まるで自分のことのように。果歩を無邪気に慕う中野くんも輪に加わり、二人の関係にも緩やかな変化が兆しはじめる…。心洗われる長編小説。
江國さんのエッセイ、読んでなかった最後の1冊がこれでした。
もー、ほんと、やっぱりすごく好き、この人の文章。
冬の日の情景が、まさに私の感じるものそのもので、ぎゅっと胸をつかまれたみたい。
江國香織はじめての、そして"30歳記念"のエッセイ集。
江國香織の中では少し異質な気もした。
でもやっぱり江國ワールド。
心に残ったのは「泣いた赤おに」
せつない、というのは、かなしい、とは全然ちがう感情だ。
もっとわりきれない、納得できない感情である。
もっと苦痛にみちた、もっと耐えられない、もっと心をねじ切られそうな。
著者、初のエッセイ。
30歳になる直前の文章。
著者自身でこのエッセイについて、こう説明している。
「「書く」というよりも、たとえば「少しずつ冷凍する」
という方がしっくりする作業でした」
(あとがき より)
本当に良質の素材をしゅぱっと冷凍したかのような、
クールで潔い視点で切り取られた、ささやかな風景達。
「言葉の持つ力を信じている」
(P.113より)
という著者の、言葉の奏でが美しく楽しい。
好きでした。
江國さん30歳になる少し前のエッセイ集。
連載まとめの初エッセイ集だそうで。
少しなんだろう僕の考える江國さんより文章が爛漫としていた。
けれど、それに慣れるのもすぐ。
季節や日常のものものをいかに愛しているのか、そんな気持ちよさの詰まった一冊。






