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- Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087488906
作品紹介・あらすじ
京都祇園の置屋、藤乃家の「仕込みさん」時子は、西陣の貧しい機織りの家に生まれ家計を助けるため奉公にでていた。女将の里江をはじめ、照蝶・君龍・染丸の三人のお姐さんの身の回りの世話、礼儀作法の修得、芸事のお稽古にと朝早くから一日中キビキビと健気に働いている。そんな時子もついに舞妓となる時がきた。「おもちゃ」という名で。華麗な花街に咲いた一人の少女の旅立ち。巨匠・新藤兼人が書き下ろす映画「おもちゃ」の原作。
感想・レビュー・書評
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この界隈の話が好き、というのもあるけど新藤監督の筆致は瑞々しく、下品にならない程度に奔放で面白かった。祇園の表も裏も見ながら、けして巻き込まれない時子の硬い美しさが映えた。
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「おもちゃ」
京都を舞台に、時子が一本立ちするまでを描く。
芝居の脚本みたいな書き方と解説が嬉しい。
簡潔な文章でありながら、映像として浮かび上がるような生々しさである。
(人生いろいろ 男女いろいろ)
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