眠りなき夜 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 187
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087490961

感想・レビュー・書評

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  • 単行本は1982年発行、なんと40年前の作品。
    おそらく、1985年からの数年間に夢中になって北方謙三作品を読み漁っていました。
    最高です!

  • 第一回日本冒険小説協会大賞受賞作。調べてたらヒットしたので、中古盆屋へ行った時に探してみて見かけたので買ってみた。昔ラグビーやってた弁護士という橋下市長みたいな人物が主人公。とはいえ20年以上前の作品なので橋下さんがモデルというわけではない。負けん気の強さから身体に物を言わせる感じ。格闘技をやってないので無骨な攻撃。印象的な人物が多い。ここに出てくる刑事を作品にしたもの(「檻」)があってそれが二回の大賞のようだ。ジャンルとしてはハードボイルドなので好きな感じの登場人物が多数登場する。まぁ面白かったかな。という感じ。記念すべき第一回の受賞作だからか亡くなった会長内藤陳さんの解説が嬉しい一冊。

  • 弁護士・谷道雄シリーズの第1弾。
    谷と共同で法律事務所を営む、戸部が失踪した。その後、彼と関わりがあり、事務所を訪ねてきた女が殺される。同僚の無実を信じ、谷は動き出す。ほどなく戸部の惨殺体が発見され、谷が指名手配される。

    北方作品の特徴は、登場人物が魅力的であること。主人公はもちろん、脇役たちが活き活きしている。
    『やられたまま引きさがる男だとは、誰にも思われたかない』という台詞に、男という生き物の本質や矜持を感じた。

    過去の栄光やつまらない意地を糧に奮闘する谷の姿に、昭和生まれの私の中にある男を刺激されました。

  • 解説で大絶賛だけど、ま、確かに。こんなにうまくいく訳な~い!とか思いつつ引き込まれて読んだもん。それに、利害とか立場を超えた信頼関係っての?なんかいいよね。作者近影もイケてますw

  • 谷道雄 1/2

  • @yonda4
    久しぶりにハードボイルド小説を読んだ。

    台詞回しが独特で、
    「こんなしゃべり方をする人がいるのだろうか?」
    と思ってしまうけど、ハードボイルドなんてそんなもんだぜ。

    ときどき読むと、酔うな。ハードボイルド。

  • 当方のコンディションがよろしくないのか、北方さんの初期作品としては面白くなかった。評判が高かったので、少々拍子抜け。途中から話がややこしすぎ、現代のミステリー物のようなストーリーに。主人公が弁護士なので、理屈が多かったのか?『逃れの街』のようなほとばしるものを感じない。

  • ハードボイルドーーーーーー

  • 久々に骨のあるハードボイルド。

  • 必読書。

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著者プロフィール

北方謙三

一九四七年、佐賀県唐津市に生まれる。七三年、中央大学法学部を卒業。八一年、ハードボイルド小説『弔鐘はるかなり』で注目を集め、八三年『眠りなき夜』で吉川英治文学新人賞、八五年『渇きの街』で日本推理作家協会賞を受賞。八九年『武王の門』で歴史小説にも進出、九一年に『破軍の星』で柴田錬三郎賞、二〇〇四年に『楊家将』で吉川英治文学賞など数々の受賞を誇る。一三年に紫綬褒章受章、一六年に「大水滸伝」シリーズ(全五十一巻)で菊池寛賞を受賞した。二〇年、旭日小綬章受章。『悪党の裔』『道誉なり』『絶海にあらず』『魂の沃野』など著書多数。

「2022年 『楠木正成(下) 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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