抱擁 (集英社文庫 180-B)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 29
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087491791

感想・レビュー・書評

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  • 作者には、社会と隔絶した世界に強いこだわりがあるように感じた。
    主人公が日常から非日常にグイグイ引き込まれていく描写が鮮やかで、怪しげな雰囲気もかなり好みだった。
    ただ、蛇足もありコレ短編の方が。。と少し思ってしまう。

  • 気味悪い

  • 引きこもりの現象に対し、原始的な
    通過儀礼のイメージを重ねたことはいま見ても画期的である
    しかしこの小説自体はあまり成功しているように思えない
    なんとなれば、あらゆる舞台装置が整いすぎているのだ
    約束されたハッピーエンドにたどり着いたとして
    こういう自意識の高い人たちに、それはハッピーなことなのだろうか
    結局は新たな袋小路に落ちるだけのような気がする

  • さすが泉鏡花賞受賞作だ。顕著にロマンが感じられるものだった。洋館のおどろおどろしさ、そして青空のような××がよい。女の子の書き方が上手いと思った。だれか僕に抱擁してくださーい。

  • 泉鏡花賞受賞。 再読予定

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著者プロフィール

1929年東京生まれ。幼少期を朝鮮で過ごす。新聞記者ののち作家活動に入る。主な著書に、『抱擁』『夢を走る』『夢の島』『砂丘が動くように』『Living Zero』『台風の眼』など。2002年逝去。

「2015年 『日野啓三/開高健』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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