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この作品からのみんなの引用
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「二匹のヤマアラシがお互いの体温で寒さを防ごうと近づくと相手のトゲで刺されて痛い。あわてて離れるとまた寒くなる。再び身体をふれ合うとトゲが刺さる。くっついたり離れたりをくり返して、とうとう寒くもなく痛みもない適正な距離を探しあてた」というショーペンハウエルの寓話からきたものだ。つまり「つかず・離れず」の親子が適度の距離をおいてつき合っているさまがそこにあらわれている。
― 263ページ -
母親は母乳をのませたりするから子どもとの間にスキンシップがある。父親にはそれがない。しかしフロムのいうように「子どもにとって母親は家庭を意味し、父親は子どもに世界への道を示す人なのだ」という役割もある。
― 268ページ -
子どもにもある程度のストレス、欲求不満を味わわさせなければいけない。心身の限界まで挑戦したいのが生物としての人間の本能だ。マラソンでもぶっ倒れるまで走るのは辛いが、後には快感に転じる。山登りでもしかりだ。険しい尾根を体力の続く限り縦走しているときはもう二度と山登りはしたくないと思うが、家に帰りつくとすぐ次の山登りぼ計画を始めるのが山男というものだ。
― 268ページ
みんなの感想・レビュー・書評
親子の話というよりも友情物語に近いかな。
自分も息子とこんな親子関係になりたいなと思う。
また椎名さんの文章の書き方がすごい好み。
中須賀さんのお勧めで買った、初めての椎名誠さん。語り口調がよくて、椎名さん本人と話してるみたいに読めた。他も読んでみたい。
犬のガクが鯉のスイコミを飲んで助かったのは『体力』と『運』ってきいて、うちの小鳥もマメに外に出してる。徐々に飛距離が伸びるのがおもろい。
続・ほのぼのとした男の友情の小説。父と息子の関係は、こんな友情のような一面があったほうがいいな、と思う。
岳がどんどん大人になってゆく。おとうはそんな男の子とどう接したらよいのかを考えあぐねるうちに岳は中学生になってしまう。
岳は自分の世界を作りたいともがき、親は楽しい相棒としての子どもを求めているのかな。
子どもから言わせれば、自分の世界を作ることは親を裏切っていることな気がしてすごくつらいものだったけれどなあ。
思春期の岳はとても無口になりそう。自分のことを言葉にするのを嫌っているようにすら感じる。なんだか読んでいると切ない気持ちになる。おとうにも、岳にも。
ちっこかった岳くんが大きくなり、
色々難しくなってきたりもするけど
椎名親子はやっぱりいい親子だなぁと、
やはり心温まる素敵な物語りです。
椎名さんはいい。単純で分かりやすくて、信念というと大袈裟だけど、大切にしたいもの、というものを本当に大切にしてる。
この本は、小学生の息子が成長していく様子を、椎名さんがやさしく見守り、つづったもの。たいした事件のない平凡な物語だけど、読んだ人をあたたかい気持ちにしてくれる素敵な本。
友人のすすめにて。
アウトドアのすきな友人らしいチョイス。
平易な文章なのに、妙にこころに沁みてくる部分もあって、素朴なあたたかさを感じる文章。
山登り、魚釣り、男の子の趣味が満載なので、かねてより男の子に憧れているわたしとしてはますます「男の子になりたーい!!」熱をかきたてられてしまうのであった。
・8/? 読了.殆ど釣りの話しに終始している.今頃どのような少年になってるのだろう.それよりもこんなに世界のいろんなところへ冒険に行く人生を送るって言うのは、大変だろうけど面白そうだ.
タイトルどおり岳物語の続きです。
なかなか面白かったです。
説明すると父と子の成長物語・・・まんまだなw
親離れと子離れ。
どちらも お互いに揺れてる様子や
そんなこと関係なくも お互い自由な部分。
椎名節がいいです。
前作の父子関係がとても好きで続編を読みました。そうしたら岳君が大人になっていてびっくりしました。当然それはいつかくることですが、実際に読むと切ないです。
息子に「面白いから、おかあさんも読んでみたら」と薦められ
本屋さん何件も探したのに・・・(息子のは点字本なので)
間違えて・・・続を・・・買ってしまった・・・
しかし、
10歳頃から12歳(中学入学式)までの話で
自我の芽生えというのところです
思春期のおもしろい話ばかりで、わたし的には正解でした。
「ああ別にどうということはないよ。もうあいつは自分の生活のペースをもっているから、めしだけくわせておけばあとはお互いに勝手なことをしてる・・・」
親が何しなくったって 大人になっていくんだな・・・
私 息子をかまいすぎている気がします (反省)
そういう 椎名さんも岳くんをかまいたくってしょうがないんだけどね。
岳物語の続編。
前作では小学生の低学年だったが、高学年になっていた。
岳少年のような子供になって欲しい。
長男が生まれる前から、自分が理想とする息子像だ。
そして今息子は小学1年。
学校の宿題、友達との遊ぶ時間、帰宅時間、就寝時間など
妻も自分も細かいことを注意している。
椎名誠のように、余裕を持たなくては・・・
と言うことは理解しているんだが難しい。
早朝から夜まで、同じ場所に座って釣り糸をたらすこの少年の
どこに集中力がないというのか。
ごもっとも。
つまらない大人は、ほんとつまらないことばかり言う。

椎名誠のうちの息子、岳。
チチと家庭でプロレスをたしなみ、
チチの友達野田さんとも、釣りやカヌーをほどこされ
すくすく育ちました。
続、では小学校高学年になった岳。
徐々に親離れして...





