続 岳物語 (集英社文庫)

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  • 集英社
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感想 : 72
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087495072

感想・レビュー・書評

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  • その続編。その後が書かれています。息子に自分の好きなことを教えるっていいね。

  • こんな親子もやっぱりええなぁって思う。

  • 学生時代に読んだ本で、こういう父子関係っていいなと思いました。

  • 岳物語のような一家になりそうな我が家です。

  • 「続」ということで、更に成長したシイナ父子のバトル。

  • 岳物語の続編。小学校高学年になり自立の季節を迎えている。なんと逞しく育っていることか。親子だけど男同士の友情物語のようでもあり。親次第で子どもにこんなにいろんな経験させてあげられる。子を信じて手を放す勇気。親以外の信頼できる大人がどれだけいるかってのもとても大事だなと思う。友達のような先輩たちが。逞しく育て子どもたち。

  • こうしてみると、岳は羨ましい環境で育ってるよな。野田氏の解説も良かった。しかし漁師でもなく格闘家でもなく、写真家とはねw

  • のどかで淡々と書かれた椎名誠さん作の小説。

  • 「椎名誠」の私小説『続・岳物語』を読みました。

    『岳物語』に続き「椎名誠」作品です。

    -----story-------------
    「シーナ家」の長男「岳」少年。
    オトコの自立の季節を迎えている。
    父子の濃密でやさしい時代は終わろうとしていた。
    ある日、エキサイティングなプロレスごっこで、ついに「岳」は父の体を持ち上げたのだ。
    ローバイしつつも、息子の成長にひとりうなずく「シーナおとう」。
    カゲキな親子に新しく始まった、キビシクも温かい男の友情物語。
    -----------------------

    「シーナ家」の長男「岳」少年の成長を描いた第二弾… 小学校高学年から中学校入学までの成長が、以下の11篇のエピソードで描かれています。

     ■あかるい春です
     ■少年の五月
     ■盗聴作戦
     ■ガク物語
     ■ヨコチンの謎
     ■チャンピオン・ベルト
     ■冬の椿
     ■オバケ波
     ■骨と節分
     ■闇の匂い
     ■出発
     ■あとがき
     ■解説 野田知佑


    『岳物語』を読んで、「シーナさん」と「岳」少年の距離感がイイよなぁ… と感じたのですが、、、

    「岳」少年の成長とともに、その距離感が急激に変わってきましたね。


    カヌーや釣りの腕前では親の抜く実力を発揮するところは『岳物語』でも予感されましたが、、、

    運動会を見学に行ったことを非難されたり、ホンキの父子プロレスで持ち上げられたり、「野田知佑」の住む亀山湖畔キャンプには付いてくるなと言われたり… と、一気に大人びた感じです。


    小学校高学年から中学校にかけて成長著しい息子と、その父親… 適度な距離感を保つのは難しいかもしれませんね。


    『冬の椿』に描かれていたエピソードは、どこかで読んだ記憶があるんですよねねぇ… 別なエッセイ読んだのかな。

  • 今日偶然野崎知佑さんが亡くなったというニュースをネットで見た。ちょうどこの本を読んでいたので不思議な感覚だった。岳がその後どうなったのかについて興味を持って少し調べてみた。岳は自分のことを小説にした父親に長く怒っていたそうだ。何をやっても椎名誠の息子であることが知られていてしばらくアメリカで暮らしたのだという。続編では岳の成長とともに次第に父から離れていく様子が書かれていて,親ならば必ず味わう寂しさであると私も知っている。ただ岳が父から離れたのはそれまで愛情深く育てられてきたという証だと思う。私は子供たちに勉強するように仕向けてしまったが,この本を読むとこんなのびのびとした、自由な育て方も素敵だなと思った。

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著者プロフィール

1944年生まれ。作家。1988年「犬の系譜」で吉川英治文学新人賞、1990年「アド・バード」で日本SF大賞を受賞。著書に「ごんごんと風にころがる雲をみた。」「新宿遊牧民」「屋上の黄色いテント」「わしらは怪しい雑魚釣り隊」シリーズ、「そらをみてますないてます」「国境越え」など多数。また写真集に「ONCE UPON A TIME」、映画監督作品に「白い馬」などがある。

「2012年 『水の上で火が踊る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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