古典の森へ―田辺聖子の誘う (集英社文庫)

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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087497847

感想・レビュー・書評

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  • タイトルだけ知っているもの、
    中身もなんとなく知っているもの、
    そんな古典の作品を
    楽しく、ウキウキと紹介される
    田辺聖子さんの知識、表現力たるや!!!

    それぞれの作品の魅力もたっぷりと、
    ここ! このポイントをお見逃しなく!
    な点もしっかり紹介されていて、
    古典の愉しさというものに開眼させられる。

    手元に置いておいて、何度も読みたい
    大切な指南書に出会えた。

  • 古典の入門書。
    田辺さんは、凄い!
    一度原文で(確か)読んだモノも、読んだことがないモノも読みたくなる!!

  • 歴史エッセイ。大阪弁のおしゃべりで、フェミニズムの欠片もない軽薄さだけど、実際の古典への洞察はさすがに鋭い。

  • 13/02/13 古典の紹介本は楽しい。

  • 最初に読んだのは高校生の頃。
    古典というジャンルを教科書の中から身近なものへと置き換えてくれた運命的な本。

  • 巻末の《解説》は、氷室冴子さん。 

    〜目次〜
     古典の森は花ざかり
     『古事記』とわたし
     女ごころのかぐや姫
     『堤中納言物語』の姫君
     『伊勢物語』の男のやさしさ
     〈女なればこそ〉の『枕草子』
     「つれづれ」の世界を味わう
     『蜻蛉日記』に見る男女の波長
     和泉式部の恋華やかに
     うたごころ旅ごころ
     歴史の人が生き生き動く『大鏡』
     『平家物語』の人模様
     日本のシンデレラ落窪の姫
     五人女の恋姿
     源氏の君は理想の男

  •  またまた聖さんのお蔭で和泉式部のファンになってしまった。お聖さんの解釈の「とても女性らしい」式部像が好き。

  • 古典の面白さが伝わってくる1冊。

  • 題名に惹かれて。
    買って正解。
    在原業平の頁が好き。
    古典を読んでみたくなる素敵な本。

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著者プロフィール

1928年3月27日生まれ、大阪府大阪市出身。樟蔭女子専門学校(現・大阪樟蔭女子大)卒業。1957年、雑誌の懸賞に佳作入選した『花狩』で、デビュー。64年『感傷旅行』で「芥川賞」を受賞。以後、『花衣ぬぐやまつわる……わが愛の杉田久女』『ひねくれ一茶』『道頓堀の雨に別れて以来なり 川柳作家・岸本水府とその時代』『新源氏物語』等が受賞作となる。95年「紫綬褒章」、2000年「文化功労者」、08年「文化勲章」を受章する。19年、総胆管結石による胆管炎のため死去。91歳没。

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