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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
期待はずれだった。
昔読んだ『冷静と情熱の間』もなかなか入り込めなかったし、辻仁成は私には合わないのかな(..)
ミュージシャンから作家に転向して、すばる文学賞をとっちゃったデビュー作です。
こないだ読んだ『サヨナライツカ』とは似ても似つかない(*_*)作品でした...
家庭は荒んで、学校ではイジメられる孤独な中学生には、自分にしか見えないヒカルという、いわゆるもう一人の自分がいます。
寂しさと、よくある思春期の「苛立ち」の中で、情緒不安定になり、殻に閉じ籠って、あれこれ悩み苦しむ訳ですが、
ん~… 果てしなく暗いです...
寂しさのあまりに、伝言ダイヤルで話し相手を見つけて、孤独を癒した挙げ句の先の展開が一番面白かったですが、
村上春樹的に散りばめられた情景描写と、村山龍的な痛々しさが混ざりこんで、路線的には好きですし、後半のスピード感もスリリングで面白かったです。
ん~~、でも被害妄想的な暗さが痛いんです...
第13回すばる文学賞。
自分の居場所を見出だせず孤独な少年の、心の荒廃、自立、成長を描く。
青春モノとしての設定はベタであるが、描写や展開が良く楽しめた。
すがすがしい話ではないため好き嫌いは分かれそう。
孤独の殻にこもった中学生の成長のおはなし。
主人公の心理描写が人の不幸を常に願ってるかんじで悲しい。
でも、すさんだ思春期も成長の糧のはず。
良い大人になってほしいなあと思いながら読んでました。
友人から「ガンダム00のアレルヤみたいな話!」と言われ貸してもらいました。確かに。
別に好きじゃないけど嫌いじゃない、そんな一冊かな。すいません。
転校を繰り返し家庭にも安らぎを得られず、本心をブラックホールに押し込めてギリギリの状態で生きている透。 いつ張り裂けてもおかしくないだろう彼の心を保っているのは、「ヒカル」の存在である。唯一「ヒカル」だけが彼をこの世界に止める理由だった。自らの願望や現実逃避への羨望のみが彼の友と成り得た。 1990年に発表された本書。当時としてはかなりセンセーショナルな内容と言えるだろう。 イジメ問題、家庭の... 続きを読む »
辻さんの小説を読んだのは、なにも「Zoo」がリバイバルしているからではなく、
江國さんを勧めてくれた人が、江國さんと競作していると教えてくれたので、
ソレなならいっぺん読んで見るかと読んだのでした。
勧めてくれた人のいうには、「辻さんは痛々しい感じがする」とおっしゃってましたが
そのとおりだとおもう。
人は誰でも、ハンプティダンプティよろしく、塀の上を歩いており、
それがいつ転げ落ちるか、落ちたとしてもいい側、悪い側どちらに落ちるかで
大きく人生をかえることになるんだが、江國さんも辻さんも落ちてはいるが、
江國さんはこっちがわ、辻さんはあっちがわにおっこっちゃたんかなって気がした。
もちろん、こっちがわがいいか、あっちかわがいいかは人によるし、
塀の上をそのままがいちばんいいのだろう。
高校生のときはなんとなく共感もできたような気もするけど・・・・
今読み返したいとは思わないかな。
辻仁成の処女作。
小説家のほか、Film DirectorとRock vocalistという顔を持つとのこと。残念ながらそちらの方は知らない。平成8年に「海峡の光」で芥川賞受賞。他の作品も読んでみよう。
人格統合のような話で締めくくられるが、精神医学的な分析は必要ないようだ。
幻想でつくりあげたヒカルの存在や、自殺者をヒーローと呼んだり、陳腐になりそうな材料だけど、妙にくだけた、ふまじめな(雨雲を生理綿と呼んだり)感じがよかった。憂鬱を軽やかに表現するのって、独特だしすごいなー。
ヒカルの存在が面白い。
主人公の影のようで本心を表すものだったんじゃないかと思う。
子どもから大人になる過程の描写が好き。
子どもならではの妄想が途中からリアルになるところが好き。
・6/2 かおりんと一緒に読む約束をした.週末に本屋で見つけられたかなぁ.でももう既に3分の1読んでしまった.結構荒廃している物語かもしれないな.明るい気分になりたがってたけど、これじゃあ沈んだ気分になってしまわないかい?
・6/4 なんだかあっという間に読み終えてしまいそう.1ページの文字が少なすぎるんだよね.多分これが彼の原点の小説なんだろう.節々に今迄読んだ物語のキーとなるものが見えているからね.
・6/5 読み終わって、ちょっと寂しい気分になった.自殺の話しは時期が時期だけにちょっとドキッとした.切ないなぁ.かおりんは読み終えたかなぁ.
思春期の頃読んで非常に腹立った記憶があったので、思春期過ぎてもう一度読み直そうと思って再読……しかけたのですが、やはり無理でした。合う合わないがパッキリ分かれそうな作品。ストーリーやテーマ云々以前に、描写がどうもねちねちと執拗でくどい。わたしにはそう感じました。
他の人のレビューを読むと、
後味が悪いとか、報われないという意見もあるようだが、
私はそのようには思わなかった。
父親の転勤のせいで、転校を繰り返し
学校になじめず、いじめられる透。
転校を繰り返すうちに自分の殻にこもるようになり
ヒカルというもう一人の自分を作り出して
他人に自分の心を見せなくなった透が
自分の殻を破って成長していく姿を描いたもの。
透が自分の殻を破る様子は
腹の底から湧き出す何か、力みたいなものが爆発するような感じで
勢いと恐怖、時には暴力といったものがあり
透と同世代の男の子達には、共感できる部分もあるのではないかと思う。
ただ、私は女なので
男の子だったら、あんな感じなのかなあ
と思って読んだ部分も多い。
でも最後には、透の成長した様子が描かれていて良かったと思う。
今読むと少し題材が古くさく感じるかもしれない。
けれど面白いものの本質は変わらない。
薄いし、とりあえず読むことを勧める。
読み終われば思わずこれがデビュー作?と聞き返したくなるだろう。

冷静と情熱の間





