良いおっぱい 悪いおっぱい (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087498318

感想・レビュー・書評

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  • 33805

  • 育児書というよりも、肩の力を抜くために読む本という印象。
    母になる人を脅す本はあるけれど、肩の力を抜いていいという本は少ないと思う。だだ甘やかして褒め称える本でもないのがいい。
    私が男だからなのもあるのかもしれないけど、好感八割嫌悪二割ぐらいの方がいいのかしら。

  • 当時 育児で 悩んでたとき この本に出会い 肩の力が抜けて ゆったりと育児が出来るようになったことを 思い出しました。 子より 親が大事  目から ウロコでした。

  • 結婚前に読んで、「がさつ、ぐうたら、ずぼら」というキーワードにしびれました。

  •  詩人伊藤比呂美が、第1子を出産した時のエッセイ。最近何かで、その長女が大学へ行くのでどうのって話しを読んだたので、そっかこの子がもうこんなになったのかと感慨深い。昔、知り合いに無理矢理押し付けられて読んだけど、実際自分がなって読むとそりゃもう新鮮。
     で、彼女の悪阻も「一日中むかつく、歯磨きの時気分悪い」なので、やっと「同じ」って人を見つけて安心する。ふ、あれだけ人と同じっていうのが嫌だったくせに、こーなるとこれか(自爆)
     ともあれ、いい加減っぽいけど、非常に勉強していていい本だと思った。

  • 学生時代に読んだ本を引っ張り出して、12年ぶりくらいに読んだ。卒論のテーマが「妊娠・出産・育児」だったので、当時の助教授の先生に、「妊娠のこととかを知るにはおもしろいし、いいよ」薦められて読んだ。今回は、すべての体験者として読んだ。わかったうえで読むほうが数倍おもしろい。でも、最初の妊娠中に読んでもよかったなあとちょっと後悔。

  • 妊娠する前にぜひ読んでおきたかった

  • 2006.06.15読了

  • 妊娠本の中で一番古い本かも。
    妊娠中の体の変化を赤裸々に書いた絵と、「良いお母さん」でなくてもいいという主張は当時とても新鮮だったのでは?と思う。(今は割と当たり前になっちゃったけど)女が堂々と太っていいのは妊娠中だけ!という言葉も素晴らしい。(でも、今は太ると先生から怒られるけど)

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著者プロフィール

伊藤比呂美
1955年、東京都生まれ。詩人。78年に現代詩手帖賞を受賞してデビュー。80年代の女性詩人ブームをリードし、『良いおっぱい 悪いおっぱい』にはじまる一連のシリーズで「育児エッセイ」という分野を開拓。「女の生」に寄り添い、独自の文学に昇華する創作姿勢が共感を呼び、人生相談の回答者としても長年の支持を得る。米国・カリフォルニアと熊本を往復しながら活動を続け、介護や老い、死を見つめた『とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起』(萩原朔太郎賞、紫式部文学賞受賞)『犬心』『閉経記』『父の生きる』、お経の現代語訳に取り組んだ『読み解き「般若心経」』『たどたどしく声に出して読む歎異抄』を刊行。2018年より熊本に拠点を移す。その他の著書に『切腹考』『たそがれてゆく子さん』『道行きや』などがある。

「2022年 『伊藤ふきげん製作所』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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