第三の女 (集英社文庫)

著者 : 夏樹静子

• 集英社 (1980年4月19日発売)

感想・レビュー・書評

[sweetcakeさんの感想 · 2007年6月3日]

巧妙に仕組まれた動機なき殺人事件。復讐に自らのすべてを賭けた女性の気高くも哀しい愛の心理を、ミステリアスに描いて意外な結末をよび起こす本格長編推理ロマン

[megumo20さんの感想 · 2008年8月2日]

One of my friend\'s suggested this is fun to read. I don\'t really read mystery books but this was really interesting to read. Deep in thoughts. I liked it. Actually this book was first published in 1980. In 2008, they republished as one of the best sellers in 1980\'s. I didn\'t feel the generation gap by this.
この本の中でおこる殺人事件は、見えない信頼と深い繋がりのもと成立しているとても純粋なもので、理解しうる殺人だった。

著者プロフィール

一九三八（昭和一三）年東京都生まれ。慶応大学在学中に長編『すれ違った死』が江戸川乱歩賞候補に選ばれる。七〇年『天使が消えていく』が再び同賞の候補になり、単行本化され作家デビューを果たす。七三年『蒸発』で日本推理作家協会賞、八九年に仏訳『第三の女』でフランス犯罪小説大賞、二〇〇七年日本ミステリー文学大賞を受賞。主な著書に『Ｗの悲劇』『』や「検事　霞夕子」シリーズなどがある。二〇一六年没。

「2018年 『77便に何が起きたか』 で使われていた紹介文から引用しています。」