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この作品に関連する談話室の質問
みんなの感想・レビュー・書評
『灰色のコカコーラ』が収録されている。
本作や『18歳、海へ』『十九歳の地図』は当時も今も好きだけれど、それ以上に、新宮や熊野を舞台とした小説を早く読みたかった。
2002年6月6日読了
初期作品集。猛毒を孕んだ文体は健在。読み終わりくらくらする。まるで「灰色のコカコーラ」の主人公のようにドローランでイカれた脳味噌をぶら下げて、何処へ行こうかと思う。
まぎれもなく青春小説。
重力の都のような濃厚な大人の性愛もすばらしかったけれど
こういうエネルギッシュで危険な未成年を描いてもすばらしい。
中上健次は外れがない。
中上健次の初期の作品集。
15年ぶりぐらいで読み返してみる。
ここに収録されている短編の主人公は、いずれも現状に閉塞感を持っていて「世の中みんなクソだ」と思っている若者。
主人公がクスリで酩酊したり、JAZZを聞いてるときに浮かんでくる故郷の情景は、早くも「枯木灘」に繋がる、あの、匂い、熱までもが伝わってきそうで、むせ返るような描写で表現されている。
しっかし、学生時代に読んだ時より、今のほうが共感できるのはなんでやろ。
当時は余りにも世間や自己に対して無頓着やったんやろう。
今さら、俺の周りはFuckin'だぜぃ、ってな年でもないんだが。。
無軌道な青春、倦怠と過剰。
毒を孕んだエネルギッシュな文学。
睡眠薬を常用するフーテン予備校生の姿を描く「灰色のコカコーラ」はひじょうに詩的。
中上の初期小説については、鳩どもの家所収の「日本語について」をよく覚えている。この小説は初期中上の作品のなかでもうまく書かれているのではないか。ちょうど同時期にケルアック路上を読んでいて、主人公が黒人、ジャズに興奮するところなんか、共振するところがあるかな。中上のほうが冷静なところがあるが。

短編集
やはり『灰とコカコーラ』は秀逸。
マイルスデイビスや友人の為に睡眠薬を大量に摂取する主人公の絶望。
この短編がある限り、中上健次は永遠に死なない。
中上を思うと、胸が苦しくなる。
こ...





