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この作品に関連する談話室の質問
みんなの感想・レビュー・書評
2011年4月7日読み始め 2011年4月8日読了。
中上健次の初期短編集。同人誌時代の作品もあり。
まだ若々しく、荒削りな魅力もあると思うけど、この時点ではまだそこまでいいとは…。
「白い朝、凍りついた世界はあの頃の幸福を知らない」
なんて引用で済むほどの小説じゃない。とんでもないパワーだ。
惹きこまれるけれど受けつけてはもらえない。
勃起だの精液だの海だペーソスだ十八歳男中上健次何それなら、音読して文句があるやつぁ去勢しろ。
まだまだ荒削りだし実験的に模索的に同人誌に寄稿していた若き日の中上健次の短篇集。
今後大きく主題化していくものの片鱗もこの頃から健在で、ディティールを美しく繊細に描こうという気概も伝わってくる。
ストーリーの素晴らしさだけが良書とよばれるものではないと改めて感じ、むしろ彼の執着を唯美的に信じきってしまう快楽を伴った作品集。
たまたま書斎、というか単に本が超詰まっている部屋というか、そこを少し片付けていたら、一群の本に出会いました。いわゆる外箱付きの本です。今ではめったにお目にかかりませんが、昔は割とあったようです。その中にこの本がありました。といって私が手にしたのは、紹介の文庫本ではなく、1979年9月に6刷目が発行された単行本です。初版が1977年10月ですから、彼の31歳の時の8冊目の著作で、短編集です。30年前... 続きを読む »
四人の男女の出会いから別れまでを描く。
1946年8月2日和歌山県生。新宮高校卒。「文芸首都」同人となり、小説を志す。七六年、肉親の血の問題を描いた「岬」で芥川賞受賞。他に長編「枯木灘」「千年の愉楽」「奇蹟」「軽蔑」等々。92年八8月、死去。
5/6 どろどろした重いタールの雨がふりつづける朝,僕と<俺>はふたたび黙りこんだまま,傘もささずに,歌もうたいもしないで,歩きはじめている.






