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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
先生は、Kに恋をあきらめさせるために
Kの痛いところをつく言葉を言ったり、
奥さんに先に結婚を申し込んでしまったり、
いろいろ姑息なことをしたけど、
Kが死んでしまうと、
自分がしたことをとても後悔した。
だけど、Kの遺書に自分の非が書かれていないか
心配したりと、自分かわいさはぬぐえない。
人間とはそういうものなのか。やはり。
よく分からない人なのに、先生という人物が想像できないわけじゃなくてむしろすっと想像できる。「人間の罪に苛まれている姿」っていうのが見事に観察されて描かれてるなあと思う。まだ下の途中までしか読んでない。ここからが大事。
先生以上に私という人物が興味深かった。
厭世人間へと朽ちた先生が唯一全ての独白を許したのが私であった。
私のいったい何が先生をそうさせたのか、今の自分では理解するに至らなかったので、これから2周目。
人間の悲しい性。
自分の内面に深く潜り込む辛さと愛しさを感じる一冊。
さすが夏目漱石です。
青空文庫で読んだ。買ってない。
で、40を前にして初めてこの本を読んだ。
この本は本来、成長してくるどの年齢の時に読んで、何を考えて、どうすべきであったのか、と考えた。
で、今読んだ自分にどう活かすべきか。
自分としてはメインの先生と主人公の関係より、
両親と主人公の章が印象に残った。
相手の立場を考慮することや、真実をつきつめることが本当に幸せなのかと考えさせられた。
その人なりの理由があって、その人なりの考えや[こころ]になることをわかっててもなかなか想像するのは難しい。
相手の立場を想像することが大切ってことはわかる。
でもそれ以上に自分は自分の背景や考え、こころの物差しでしか話せないことを忘れてはだめだ。
万人にあたるセオリーを自分が持ってると思うな。
作品としては読みにくく、楽しいなと思えるような作品ではないかな。
現代文の課題図書。夏目漱石晩年の「後期三部作」の最後の作品。近代のエゴイズムを痛烈に批判する作品(らしいがいまいちピンとこない)。日本近代文学の名作で、先生と「私」の話、先生とKの話からなる。大正浪漫と退廃的な雰囲気がたまらん。
学生時代に触れましたが、ものすごく文が読みづらい印象で苦労した覚えがある。現在は☆ひとつだけど、気が向いたら読み直したい本ではある。
何度か読んでいるけれど、今回は無性に先生にイライラしました。
解説(菊田均)を読んでふむふむと自分をなだめていたら、
鑑賞(吉永みち子)が結構、私の思いと似ていてうれしくなりました。
詳細を忘れた頃にまた読みたいです。
ひさしぶりに読んだ。
この本を読むと高校時代の現国の授業を思い出す。とても心に響いたことを思い出す。とても濃い時間だった。
今も変わらず、わたしにとって特別な本。
久しぶりに「もう一度読みたい」と思える小説にであった。
文を書くのは苦手なため早めに切り上げたいと思うが、
読んで損はしないだろう。
私の好きな明治時代である。
青空文庫で読んだ。
女、親、明治の精神、天皇崩御、乃木希典殉死。
純白は、感ずるものがあった。
「恋か友情か」
先生の過去がメイン。
じゃあその前の話いらなくね?
いやいやこれが後で効いてくるんだぜ。
天皇万歳。
それこそ10年以上前に読んだものを再読。
懐かしい、というより、細かいところをかなり忘れていたので割と新鮮な気持ちで読んだ。
Kに関して、先生に関して、昔はいまいちその理由がわからなくて、今回はわかるかなあと思っていたけれど、やっぱりただ謎は深まるばかり。
何というか、憶測はいくらでもできるけれど、「これだ」と思えるものがなかった。
「私」はこの後どうなったんだろうなあ。
そして、今回は「奥さん」がとても印象的だった。
「妻が己れの過去に対してもつ記憶を、なるべく純白に保存しておいてやりたいのが私の唯一の希望なのですから、私が死んだ後でも、妻が生きている以上は、あなた限りに打ち明けられた私の秘密として、すべてを腹の中にしまっておいて下さい。」
先生の遺書のまま、その後の「私」や奥さんの話が描かれないまま終わってしまうのがとても印象的。
あぁこれを書き終えて、自殺してしまったんだなぁと思うと、その時の先生の「こころ」はどんなものだったのだろう。
結果的に予感通り、Kと同じ最期の迎え方だが、最後まで暗い予感を抱えていたのだろうか。奥さんへの愛情に多少救われながら死んだのだろうか。それももしかするとKと一致するところになるのだろうか。
初読:11.08.29.了
青空文庫版。
夏目漱石の代表作として名高いのにそういえば一度も読んだことないなぁ、と思って。
一回読んだ印象を述べると、Kと先生の関係よりも、手紙からは先生の、妻に対するひしひしとした愛情の方が印象強く残った。
上、中では妻に対し「愛してはいるけどさほど関心がない」ように思われたが、下を最後まで読んで決してそんな事はなかったと震えた。
(妻の心に)一点の汚れも残して逝きたくはない。と切々と訴えた先生の意思からは、妻の事を思いやった、彼女を愛した男の目一杯の愛情を感じた。
もう少し時間を置いてから、次はKと先生の関係を考えつつ読んでみたい。
奥が深くとても難しいです。言葉も昔ならではな感じです。しかし、人間ならではの悩みを抱えた人たちの心情を表わす作品として凄いと感じています。
こころの意味を自分なりの解釈で咀嚼して涙が出る。静かに感じ取って誰とも議論をする余地は私の心には無く、色んなことを感じた。というより、先ずは余韻の中で一人自分で思考をめぐらせたい。
日本人らしい心の動き。
嫉妬と孤独。このふたつの呪縛から逃れられなかった。日本人だからなのか、この時代だったからなのか。






