郵便配達は二度ベルを鳴らす (集英社文庫 赤 35-A)

著者 : ジェームス・ケイン 中田耕治

• 集英社

感想・レビュー・書評

[ゲストさんの感想 · 2023年9月22日]

たまたま食堂のギリシャ人の店主
に出会い根無草の男がその店に居着く。
そこには若く美しい店主の妻がいた。
男と女は互いに惹かれ合うが、
これが運命を狂わす出会いとなった。
男は流れ者と判りながら女は惹かれ
益々夫のギリシャ人に嫌悪を抱く。
二人は如何にかして、この夫を亡き者に
しようとするがI度目は失敗し
二度目は車の事故を装い遂に店主の夫は
死ぬ。
二人は裁判で無罪を勝ち取るが、男が
女の愛に気付き根無草を止める事を
決意するが、呆気なくその夢は男の起こした
自動車事故で妻とお腹の子をいちどに
失って、事故自体が女の殺人と認定され
死刑が確定する。
男はやっと安住の地を見つけた矢先
因果応報の裁きを受ける。
全てが男の行いの結果である。

[adlibさんの感想 · 2016年11月12日]

──　ケイン／中田 耕治・訳
《郵便配達は二度ベルを鳴らす 198111‥ 集英社文庫》赤 35-A
http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/408760070X

（20161112）