夕暮れに抱擁を(上) (集英社文庫)

  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087604894

作品紹介・あらすじ

雨の荒野で出産した若い女は、西部へ向かう幌馬車隊に助けられた。女はリディアとだけ名のり、夫はいないと言う。赤ん坊が死んだ彼女は、同じ幌馬車隊の、乳児をかかえたロスの幌馬車に預けられる。彼の妻は出産後、すぐ亡くなっていた。ロスはリディアの美しさに幻惑されながらも、正体のわからない彼女に冷たい。けれど、彼にも人に言えない過去があった…。ラブ・サスペンスの女王が西部劇に挑んだ傑作。

感想・レビュー・書評

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  • リディアとロスは互いの悲惨な過去を打ち明けることなく互いに疑心暗鬼の目を向けて暮らしていたけれど、次第に魅かれ始める。そして互いの過去をすっかり話した時、つらい過去を理解しあい、許しあい、そして愛し合う。こんなに人を愛することができるものだろうかと誰もが思うほどに。官能的すぎるところが何度も出てくるので少し飛ばして読んだりもしたけれど、やはりそれだけでない作家の思いが伝わってくる。最後に探偵がロスの罪を追及しなかったところが好きだった。過去の過ちを裁き牢屋に入れて償わせることことだけがすべて正しいのではなく、現在の彼が正しい道を歩んでいるならばもうそれを壊してまで裁く必要を感じなかった。

  • Sunset embrace
    荒野で出産した若い女、リディアは帆馬車隊に助けられる。
    赤ん坊が死んだ彼女は、乳児を抱えたロスの帆馬車に預けられるが…といえ話。
    ドロドロ。読むのが辛いストーリー。

  • ヒストリカルラブストーリー

  • 雨の荒野で出産した若い女は、西部へ向かう幌馬車隊に助けられた。女はリディアとだけ名のり、夫はいないと言う。赤ん坊が死んだ彼女は、同じ幌馬車隊の、乳児をかかえたロスの幌馬車に預けられる。彼の妻は出産後、すぐ亡くなっていた。ロスはリディアの美しさに幻惑されながらも、正体のわからない彼女に冷たい。けれど、彼にも人に言えない過去があった…。

  • ヒストリカルです。
    舞台はアメリカ南部。
    義兄にレイプされ妊娠してしまったヒロイン。出産時に子供と一緒に死ねると思ったのに、自分だけ生き延びてしまいます。
    幌馬車隊で時を同じくして、女性が出産。しかし、子供を残して死んでしまいます。
    生まれた子供にお乳をあげることになったヒロインとその子供の父親。この二人のロマンスです。

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