夕暮れに抱擁を(下) (集英社文庫)

  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087604900

感想・レビュー・書評

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  • 西部開拓時代。雨の荒野で子どもを死産した後行き倒れていたリディアはテキサスへと向かう幌馬車隊の少年たちに発見され救助される。ほどなく幌馬車隊の一員の女性が子どもを出産後に亡くなり、残された赤子にリディアがお乳をあげることになるが、妻を失ったばかりの夫ロスは身元不明のリディアを蔑み反発する。

    義兄にレイプされ妊娠、母が亡くなりようやく逃げ出したヒロインを追い詰める義兄。
    行くあてもなく死にたがっていたヒロインがたまたま出会った幌馬車隊の一家に救われる。
    ヒーローは自分の出自も過去もヒロインを蔑めるような立場でもないのにはなから彼女を「売春婦」扱いして罵倒するし癇癪持ちなのでロマンス的にはあまり楽しくはなかった。
    この男によく惚れたなヒロイン。
    時代だから仕方ないけど旅の途中で亡くなった人はその土地に埋葬してそれっきり(なかなか再びその地を訪れることもない)になりそうなのって悲しい。

    Sunset Embrace 1985

  • サンドラブラウンの小説は、現代物のほうが好みかな…
    面白いけど、100万部も売れたって本当ですかね。
    私でない私とかに比べると、物足りない。
    逆にロマンス部分が多すぎて、ハーレクインからだせばよかったんじゃ?ってな感じ。

  • Sunset embrace
    形式上の結婚生活をスタートさせた二人。
    お互いを理解し出すも、帆馬車隊に殺人事件が起きたり、死んだはずの義兄が現れ脅迫し出したり、ロスの過去の犯罪を追う探偵と義父が迫ってきて…
    波瀾万丈の展開。

  • 上下巻。なかなかに濃い内容で、過去に暗い経歴を持つ主人公二人の結びつきがいい。

  • 西部へ急ぐ幌馬車隊に、人々を震撼させる殺人事件が起きた。リディアを救ってくれた兄弟のひとりが森で殺されたのだ。それは、形式上とはいえ、結婚生活をスタートさせたロスとリディアに、暗い影を投げかける前兆だった。二人がようやくお互いを理解しだしたとき、突然、死んだはずの義兄が現れ、彼女を脅迫する。そして、ロスにも過去の犯罪を追う探偵と義理の父が迫ってきた…。

  • この二人なにやら訳ありのようで...
    それぞれ人に追われているようです。
    ヒロインが倒れているところを最初に発見した、ボーボがとても素敵です。
    この作品には続きがあって(といっても20年後の話だそうですが)、彼がヒーローなんだそうです。

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