カスに向かって撃て! (集英社文庫 イ 4-1)

  • 集英社
3.61
  • (13)
  • (17)
  • (20)
  • (3)
  • (3)
本棚登録 : 151
感想 : 17
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087605495

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ジャネット・イヴァノビッチ「カスに向かって撃て!」

    これ、第9作まで扶桑社文庫から出てて、
    そこから続編が出ない~、と思っていたら、
    集英社文庫から出ていたのですね。

    無鉄砲なバウンティ・ハンター(銃を持つのも怖い)ステアfニー・プラム、
    彼女のバージンを奪った、かつてのプレイボーイ(イケメン!)、
    今は正義の警察官、ジョー・モレリ、
    謎多き有能バウンティー・ハンター(セクシー!)レンジャー。

    その他にも、個性的なキャラクターたち。

    そしてなんといっても、プラムを巡る魅力的な男たちの関係!

    主軸となってるギャングたちとの抗争ももちろん面白いのだけど、
    それ以上に、ステファニー、モレリ、レンジャー・・・
    三人のあやうい関係にもドキドキです。

    本作ではステファニーがギャングの殺人リストに入れられるという、
    かつてないほど大きな災難が振りかかって、
    彼女の身を案じたモレリもレンジャーも、
    彼女を家の中に閉じ込めようとします。

    ・・・私なら、
    守ってもらえるのなら、
    守ってもらうよ。

    でも、「ただ男たちに守られて家の中でじっとしてられない!」
    それがステファニー。

    そしてそんなステファニーを助けるのは・・・
    意外なラスト!
    もう、ひっちゃかめっちゃか!

    大好きです。
    とても楽しい一冊でした。


    実は集英社から続刊が出ていることに気がついたのが
    つい先日なので、未読があと3冊くらいかな、あります。
    それを読めるのが楽しみ~~~~。

  • しばらくぶりにやっと出た第10巻。表紙は変わったけれど翻訳者が変わってなくて本当に良かった。
    ステファニー達の魅力的な会話は細見さんの翻訳技によるものだと思うから。
    しかし、表紙は新しい方が人気みたいだけれど、自分的には前のイラストの方が少々ダサくても灘本唯人画伯の絵が個性的で良かったんだけどな…

  • シリーズ10作目
    ルーラのおかげ?でギャング団から狙われるハメになったステファニー。
    家に閉じ込めておきたがるモレリに反発する気持ちと、誰も巻き込みたくない思いから、レンジャーの隠れ家にコッソリ忍びこむ。
    ブ、ブルガリのシャワージェルほしい。。。

    ギャング団が殺し屋まで雇った噂が広まっても、今まで通りに暮らしているステファニーにヒヤヒヤ。鈍感~!と思うけど、実際そういうものなのかも。
    相変わらず、ステファニーの実家はゴタゴタが続いていて、ヴァレリーにはいらいらさせられちゃう。
    でも、この話がシリーズの中で一番好きかも。ステファニーの意地っぱりぶりが好き。
    サリーが出てきて、ん、まああ!と思ったのに、前回ほどの迫力がなくてがっかり。おちびさんたちのために一生懸命なとこは好きだけど。
    ラストのヒーロー達を差し置いての活躍もよかったわ~。
    なんだ、やっぱりサリー良かったんだ。笑。
    「くもったりめえよ!」
    一番好きなシーンはウォードの誘拐。せっかく計画通りにいったのに、計画外なのが誰も彼を殴れないっていうのがイイねー!
    こういうとこがこのシリーズの好きなとこ。

    「彼はあたしのハムスター、レックスにやさしい。あたしに朝食をつくってもらうことを期待したりしない。こちらがぞっとしない程度にこぎれいにしている。そしてトイレのふたを閉めることをちゃんと憶えている。。。たいていの場合は。これ以上男に何を望めと言うのだ?」

  • シリーズ第10弾、集英社になってからの第1弾。

  • ギャング団に狙われたバウンティ・ハンターのステファニーは、彼女を家から出すまいとする恋人のモレリの元を飛びだして、不在中の同業者レンジャーの家に住み着くのだが…。
    このシリーズ、一作目のあと続きが手に入らず、途中を飛ばしていきなり十作めにあたる本作を読みました。大概の変化はするりと飲み込んだけれど、レンジャーが人間関係の中で、わりと重要な位置を占めるようになっていたのが、「へえ〜」という感じ。
    お約束通り、ステファニーは悪い方にばかり突進して、究極に危ない状況に追い詰められていくのだけど、脇キャラが皆、濃くてマイペースで、ちょっとお下品なギャグも連発されるものだから、主人公の身を案じるよりも、破天荒な話そのものに振り回されるのであった。
    あと、作中大量消費されるドーナツが、えらく美味しそうでした。わたしもストレスにさらされると、食に逃げるほう。気持ちはよく分かった。

  • 待ちに待ったー。
    待った甲斐があったー。

    細身遥子節は健在。

    それにしても、とうとう……な展開にやきもきしてしまう!

  • 装丁がいけてなさ過ぎる・・・と思ったら、出版社が変わってイメージ一新。
    帯に安藤優子の文字が。そうか、、こんなん読むんだ。。
    妙な親近感。

  • 私の大好きなシリーズ第10巻。これまでは扶桑社ミステリーだったが、この巻から集英社文庫に変わった。絶対に期待を裏切ることのないシリーズ。今回も抱腹絶倒、猪突猛進、五里霧中、支離滅裂、悪戦苦闘、七転八倒、色即是空、危機一髪、他力本願、暴飲暴食、相思相愛、呵々大笑といった内容。
    相変わらずステファニーは可愛いカップケーキちゃんです。モレリもレンジャーもステファニーに首っ丈。しかし同時にとんでもない爆弾娘でもあります。ステファニーに関わった人間はとんでもない災厄に巻き込まれます。

  • おもしろかった!
    超クセのあるキャラばっかりで、
    自分の欲に忠実に生きてるところが最高。
    実は10作目らしい。1から読まなきゃ。
    メイザおばあちゃんがめっちゃ好きになります★

  • 2008年2月発行。2004年の作品でシリーズ10作目。
    表紙の感じが変わったと思ったら、今度から集英社文庫になったんですね。

    いつものメンバーが再会。
    ミステリとしては大がかりではなく、別な場所での事件でもないけれど、地元のギャング団との危険な遭遇、命を狙われます。
    危険を冒さないように閉じこめたがるモレリとは大げんかに。

    あっという間に車が大破、レンジャーに借りた車で走るうちに、レンジャーの住まいの一つに隠れ住むことに。
    ストレスでドーナツを食べ過ぎ、ダイエットする羽目になるステファニー。
    ルーラとコニーと事件を解決しようとしますが…

    姉ヴァレリーの結婚騒動がかなり大きな比重、ブライダルシャワーに出るために命がけ。
    なかなか楽しい出来でした。

全17件中 1 - 10件を表示

ジャネット・イヴァノヴィッチの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
村上 春樹
米澤 穂信
宮部みゆき
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×