星に願いを、そして手を。

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著者 : 青羽悠
  • 集英社 (2017年2月24日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087710373

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星に願いを、そして手を。の感想・レビュー・書評

  • 辛口ですみません。
    退屈でした。全然読み進められなくてどうしようかと思った。
    会話文が薄ら寒い。
    私には合わなかったです。
    でも、著者16歳。まだまだこれからということで、今後に期待します。

  • 夏休みいっぱいで閉館が決まった町の科学館。
    そこにあるプラネタリウムに関わる三世代に渡る友情と宇宙への思いを、教え子世代、孫世代の両方から描く。
    教え子世代は、それぞれ社会人として暮らし始めており、高校時代の夢を追っているもの、あきらめたもの、それぞれの思いで科学館の閉館に臨む。そこに、館長の孫で現役高校生も絡み、自分達が本当にやりたいことを模索する。それは、館長たちの若き頃の姿と同じであった。

    現役高校生による小説すばる新人賞。なんだか、どこかコミック読んでいるような気になるストーリーだった。今時好まれる話なのかなあ。

  • 借りる本に悩んで、目立つよう陳列された中から選択した1冊。
    文章読んでて若いな、と思い途中で調べたら、現役高校生が書いた本という事で納得。
    序盤(成長して)から幼馴染の女の子2人とも言動が幼すぎると感じていたけれど、読み終えて全体的に人に厚みがないと感じる。
    登場人物ひとりひとりに、実在するんだと思わせる重みが欲しい。

    夢をもつのも、持ち続けるのも、叶えるのも難しいというのがテーマだが、人が軽いのでのちらもフワフワした印象を受ける。
    同年代なら心に響くかもしれない。

    すばる賞受賞作品というのも途中で知ったが、私の好きな作者も受賞している賞なので、どうしても比較してしまう…
    しかし若い才能は素晴らしいし、今後も頑張って欲しい。

  • 夢を見ることは、現実を知ることなのだろう。
    夢には希望に満ちいてるような気がしていたのに
    現実にはそうでないということを
    人はいつ知るのだろう。

    そんなことを考えた話だった。

    しかし、文章の繋がり、
    場面転換とともに変わる一人称。
    やや整理されていなくて、
    作者においていかれることが多かった。

    主要登場人物4人の今いる立場がどういうものなのか、
    というのがどうも漠然としていたのは
    作者の年齢を考えると無理もないのかもしれない。
    16歳、経験値が圧倒的にない。

    今後の作品でどんな風に変わっていくのか、
    また変わらないもの、守り続けるものは何なのか、
    楽しみです。

  • 16歳現役高校生による、小説すばる新人賞受賞作。
    館長の死をきっかけに閉館することとなった科学館。そこで再開したかつての幼なじみたち。
    みんな一緒に宇宙に憧れを抱き続けてきたはずが、ぎくしゃくしたままそれぞれの道で大人になってしまった彼らは、何かを取り戻すかのようにまた科学館に集まり、そこに残されたままの謎を解き明かそうとする。

    夢に破れた人、夢を諦めた人、夢を忘れた人、夢を迷う人、夢がみつからない人。
    ”夢”というものが持つパワーや大切さ、苦しさや輝かしさを改めて思い起こさせてくれる物語でした。
    あまり作者にはとらわれたくないのですが、やはり現役男子高校生のもつ弾けるような生命力を感じざるを得なかった。
    文章はまだまだ未熟で荒削り、小説としての完成度もそう高くは無いもしれない。
    けれど、作者が感じていること、伝えたいことが、強く強く光を放っている。
    そういう光に触れられたことが、読者としてはただ嬉しく思えました。

  • 大人になると若いころに悩んでいたいろんなことが小さく見えたりする。なんであんなことであんなに悩んでいたんだろう、と。でもその時にはその悩みが自分の全てを占めているとしか思えない。そして解決されなかった「その時」をこころのどこかにひっかけたまま誰もが大人になっている。良くも悪くも、それが大人になるということ。
    同じ時間を過ごした仲間がたとえば何かがあってバラバラになったとしても、きっかけがあればまたもとに戻る事が出来る、そんなひとつの安心をこの物語は見せてくれる。
    幼馴染がいつまでもずっと同じ関係ではいられない、という現実を私たちオトナは自分への言い訳にしていないか。青春の渦中にいる作者だからこそ描ける「今と未来」は、青春を思い出の一つとして平面に押し込んでいる私たちへの熱い挑発なのかもしれない。

  • 祐人、理奈、薫、春樹。
    科学館の館長、乃々さん。

    読み終わって表紙に戻ると、
    「あゝ、良かったな。」
    となった。

    ストーリーはちょっと無理があるかな、と思ったけれど、文章は澄んでいて淀みがない感じ。

  • わずか16歳が書いたらしい。自分よりも25年以上若い人の作であることに感動。もちろん、40代前半のオバちゃんからすれば「若いな」って部分は多々あるけれど、それはオババの戯言。作者の40代はかなり楽しみ。

  • 著者が16歳、ということを知っていて読まないと、良くも悪くも苦労する作品。

    大学出て戻ってきて1年以上たっているのになぜか昔の友人たちと会っていないとか、就職して1年しかたっていないのにえらいこと上から目線で物を言える「後輩」がいるとか、大学での研究内容はどんなもので何に悩んでいるのかについて何の説明もないとか、老人3人の葛藤について踏み込みが足りないとか、ま、いろいろとツッコミどころ満載です。

    それでも、ところどころにキラリと光る表現が散見されるので「砂金採り」みたいな楽しみはあるし、ストレートな物の言いにこっぱずかしくなっちゃうところはあるけど「ああ、若い頃ってこういう感じ」と懐かしくもなるので、その点はなかなか魅力的。

    これがもし「50代のおっさんが定年退職後に書いた」作品だったら、見向きもされなかったと思うよ?

    そういう意味で、作者の属性も含めて読まなきゃならない作品でした。
    でもそれって、本当の意味での「小説」としてはどうなの?
    「若いのにこんなのよく書けたね!」というだけの本だったら、3年後には誰も見向きもしないと思う。

    悔しかったら書き続けること。
    夢だなんだと抽象的な言葉に逃げることが許されなくなる年齢まで書き続けて、それでもその感性とキラリと光る文章センスを失わずにいられたら、最大限の賛辞を贈ります。
    勝負はこれからだ。

  • 中学からの同級生4人の8年?ぶりくらいの再会。
    淡い恋のその後、科学館、星、宇宙、関わっていた大人たちの過去もリンクし、また、未来へと繋がっていく…
    という読みやすい青春小説。
    夢は夢で終わったり、夢を実現できたり、現実はいろいろ。
    現役高校生が未来を描けるのってすごい。

  • 16歳の現役高校生が書いたというのは正直驚き!
    夢を持つ者、持たざる者、願った者、諦めた者。
    この年(?)になって思うことは、あきらめたのではなく、選択したんだということ。そしてそれは最良の選択だったと思うこと。それが今の自分につながっている。さわやかな読後感の青春小説だった。

  • 夢を追う者、夢を持たざる者、夢に破れた者、夢を諦めた者。
    すべての人に向けられたものだな、と。

    未来の可能性に押し潰されそうになるから人は選ぶ。自分では抱えきれないから、道を決めて、道を捨てる。

    道を選ぶ勇気が貰えたような気がする。

  • 読んでいて恥ずかしくなるくらい、青臭い。
    だけど、泣きました。

  • 作者は高校生だと知って予約したはずなのだが、読み終えた頃にはそれをすっかり忘れていた。
    文章がそれだけ上手かった、というよりかは、こんな内容を若い方が書いたのか、とそういった驚きだった。
    できれば、若いからこそ書ける瑞々しさを追求してほしい、と思う。
    磨けば光ると思うので、今後の作品にも期待したい。

  • 作者高校2年生なんですね。すごいなー

    思い出して描いた訳じゃないから、
    なんだか瑞々しいんですかね(*^^*)

    次回作も期待します。

  • 16歳の新星が綴った高校生の青春群像。なかなかの文章力。素晴らしい!

  • 人生を生き抜くのに勇気をもらえる言葉が散りばめられていて
    16歳の高校生に教えられる、っていうね、びっくり体験 ^^

    くすっと笑わせるセリフの応酬が楽しい!!
    あるある!こういう会話、と 思うから するするっと話が入ってきます。

    中学生の頃、宇宙を夢見ていた4人の少年少女は いつしか夢を諦めて生きていました。
    そんなある日 かつて 4人の心の拠り所であり
    思い出の場所でもある 科学館(プラネタリウム)の館長が亡くなりました。

    久しぶりに葬儀で再会した4人に ある謎が突きつけられました…

    間もなく閉館することになったプラネタリウムの資料館の資料を整理している時に
    タイトルのないミステリーファイルが出てきたのです。
    全文英語 高度な数式。それは宇宙に関するものだったのですが
    これは 亡き館長が書いたものなのか?

    そして、これは何を意味するのか?

    爽やかな青春群像に謎解きの面白さも加わって 一気読み!

    4人の仲間のうち 祐人と理奈の視点で語られています。

    中学の頃 宇宙を夢見た4人は 同じ高校に進んだけれど
    やがて 夢を諦めて現実に飲み込まれていった3人。

    そんな中 理奈だけが ずっと夢を追い続けて大学院にまで進んだのですが…


    「夏の大三角 カシオペア座 祐人と理奈
    星はずっと手を伸ばし続けていたからきれいだった。
    理奈は宇宙に憧れてずっと星空にあこがれて
    今はもうこの空を眺めても、もう何が輝いていたか分からなくなった。」
                                  本文より引用

    夢を諦めてしまった祐人に失望した理奈だったけれど
    がむしゃらに夢を追いかけていた理奈自身もまた
    夢を見失いかけていました。

    「あの時諦めたよね。

    図星だった。
    理奈はまっすぐ夢を見ていた、夢というのは、ふわふわした、素敵なものなんかじゃない。
    もっと熾烈で容赦のないものだと 僕は理奈を見て思った。
    大変なことばかりでそれが報われる保障なんてどこにもない。
    それでいて、いつまでもつきまとう。忘れられるのならそれはきっと夢じゃない 」
                         本文より引用

    夢、というのは 甘い響きだけれど
    それを実現するのは 甘いものじゃない。
    そうやって 夢の実現のために必死になって向き合っていても
    努力が必ず報われるとは限らない。
    「諦めなければ夢は必ず叶う」…その言葉は 
    たまたま夢が叶ったラッキーな人が言うキレイゴト。

    その言葉を聞くと 「夢が叶わなかった人は 努力不足」、と言っているようで
    少し嫌な気持ちになります。

    世の中、諦めざるを得ない状況になることのほうが多いからです。

    祐人の会社の後輩の言葉が いい♪

    「人は選ぶんです。 自分には抱えきれないから 道を決めて捨てるんです。
    いろいろな可能性に折り合いをつけて俺らは進んで行く必要があるんです。
    だから そうやって悩んで悩んでたどり着いたのが今なら 
    僕はその方を信じてみてもいいと思います。」
                       本文より引用

    そうなのよ、そうなのよ、夢を追い続けるのにも限界があるのよ。
    そして 自分ではどうしようもない状況に陥ることもある
    どこかで 折り合いをつけながら 人は生きています。

    今、これでいい、と信じるものは救われる!


    自分を肯定して生きていきませう!!



    町の人たちから愛された プラネタリウムの最後の日…

    祐人たち ごく一部の人のために プラネタリウムが上映されます。

    読後感爽やかな作品でした♪

  • 天文好きなのでタイトルに惹かれて読んでみた。学生さんかな?と思ったらまだ高校生で驚いた。達観してるなぁ。
    高校から大学に進学する時って、一番好きなものを確かめると同時に好きなものから距離を置いてしまう時期でもあるかもしれない。ただその道に進めなくても携わり続けることは可能だから諦める必要はないと思う。

  • 大人っぽい、雰囲気の話。ちょっと浅い感じはする。
    16歳が書いた、って事前に聞いていなかったら、読み方が変わっていたかもな。次作に期待!
    2017/5/22読了

  • 瑞々しいという一言だろう。

    雑味がなく澄み渡っている。

    小説に必要なフィルタリングを通してるので
    無駄なものはない。

    ただ足りないものを足して欲しかったと
    無い物ねだりで思ってしまう。

    あまりにも出て来る人全てが善人すぎて、
    相手を想いすぎて

    嫌な奴が出てきてほしいということではなく

    その世界ではそうでしょうねと。

    ただ最後の夢のくだりはキレイゴトだけではないと
    書いているので次作以降の期待です。

  • すごいよかった~~!とうとう自分と同学年自分より年下が出てきたか…自分の才能のなさが悲しいけど嬉しい(^^)
    すごいピュアピュアしててでも面白くて今後も読みたい~!

  • 中学三年生の夏休み。
    宿題が終わっていない祐人は、幼馴染の薫、理奈、春樹とともに、町の科学館のプラネタリウムに併設された図書室で、毎年恒例の勉強会をおこなっていた。
    そんな彼らを館長はにこやかに迎え入れ、星の話、宇宙の話を楽しそうに語ってくれた。
    小学校からずっと一緒の彼らを繋いでいたのは、宇宙への強い好奇心だった。
    宇宙の話をするときはいつでも夢にあふれ、四人でいれば最強だと信じて疑わなかった。時が経ち、大人になるまでは――。
    祐人は昔思い描いていた夢を諦め、東京の大学を卒業後、故郷に帰り、公務員となった。
    そんな祐人を許せない理奈は、夢にしがみつくように大学院に進み、迷いながらも宇宙の研究を続けている。
    薫は科学館に勤め、春樹は実家の電気店を継いだ。
    それぞれ別の道を歩いていた彼らが、館長の死をきっかけに再び集まることになる――。
    (アマゾンより引用)

    主要キャラの中では直哉くんが一番好きだなぁ。
    終わり方もう少し、それぞれの想いがどうなったのかはっきりしてくれたら嬉しかった。
    でも、結構面白かった。

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星に願いを、そして手を。の作品紹介

中学生の頃、四人の親友を繋げていたのは「宇宙」への果て無き好奇心だった。一度は離れ離れになった彼らは大人になり、大切な人の死をきっかけに再会するが──。16歳の著者が描く、青春群像劇。

星に願いを、そして手を。のKindle版

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