そういう生き物

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著者 : 春見朔子
  • 集英社 (2017年2月3日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087710540

そういう生き物の感想・レビュー・書評

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  • 表紙からして好み。静かにしているとカタツムリが食べ物をかむ音がするのを、実際に聞いたことがあるけどそんな感じの作品。一部が尖がっているけどそれが若さというもの。透明感があって均一な文章が好きかも…と思った。まゆ子と千景の間に央佑くんがワンクッション入って、最初は冷え切っている部屋を想像したけど、央佑くんが登場することによってふわっと陽が差し込んできたように感じた。

    その央佑くんもクラスメイトがいるから…と隠れているので、彼なりに色々あるのだろう。大騒ぎする同級生たちよりも央佑くんが大人に見えた。

    『名前も呼べない』でもそうだったけど、隠されていることがあったので、そこが明らかになってからは読みやすい。前半部は冷え冷えしているので読むのがつらかった。もう一回読んでみよう。『星の子』『影裏』…に続いて、読んですぐに読み返す作品に当たっていて、なんだか楽しい現象だなぁ…とそう感じる。若い作家さん達が頼もしく思える今日この頃です。

  • 「人間は、社会的な生き物」
    愛とか恋とか結婚だとか、全ては社会の中で営まれている。

    読みやすい文章とストーリーであっという間に読了。
    ただ、内容すべてを読み砕くに何度か読みたい。

    登場する人たちはみんな静かで、生きずらさを抱えながら、でも諦めながらやり過ごしているかんじ。

    テーマも展開もとても好き。

  • 2017.07.02読了図書館
    どうなるのかな、あの2人。
    幸せになって欲しい。

  • 昔に読んだ河内実加さんの漫画を思い出した。
    著者もきっと好きに違いない!
    とてもよかった。次の作品も読みたい。

  • おねえと女性の不思議な同棲

  • ジェンダーもの。

  • 読み終わってから、タイトルが秀逸だと思った。あと、カタツムリが意味することも。
    正直、展開は読めた部分もあったけれども、文体がさらっと読みやすく、形式も一人称の2パート、というのが良かった。次回作も読みたい。

  • 千尋とまゆ子は高校の同級生。
    偶然再会し、同居を始めるのだが、この2人の関係がどうも謎。女同士のねちねちではなく、さばさばというか、いったいどういう過去があったのか。

    おうすけ君が連れてきた2匹のカタツムリ。
    カタツムリにオスとメスはいないのだそう。
    でも、繁殖するという不思議な生き物。

    オスとメスがいない、これがキーワード。

    読み進めていくうちに、まゆ子は広川という苗字で、見た目は女性、でも性別は男性だということが分かる。

    そういう生き物。
    男性とか女性とかで区切るのではなく、その人として見ている千尋。
    淡々としてるんだけど、そこが逆にいい。

  • 【図書館本】
    二人の視点で交互に描かれている構成が初めはややこしかったけど、読み進めていくうちに一本の線がスッと交わり何とも言えない感情。
    心は繋がっているのに行動に表せないから中々厄介。

  • タイトルが良いと思いました。内容にぴったり。

    二人の視点で一人称で書かれていますが、個性の違いと一人称の使い方で読みにくさは感じません。

    淡々とした感じの文章で読みやすかったし、読んでる途中でちょっとづつ発見や笑顔があっておもしろかったです。

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そういう生き物の作品紹介

薬剤師の千景とスナック勤めのまゆ子。10年ぶりに再会した二人は、思いがけず一緒に暮らし始める。高校の同級生である二人が心に秘めた過去とは? 愛と性、心と体のままならなさを印象的に描く傑作。

そういう生き物のKindle版

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